ライン河を越えて試飲会に出かけるのは久しぶりである。前回はコロナ禍の前になるので2019年9月だった。三年ぶりになる。ロンドンのウェストミンスター付近でも凍えているようだが、これほど冷える九月は初めてだ。
久しぶりにヴィ―スバーデンから車を走らせると、最近は見ていなかった東側からのワイン地所も眺められて気持ち良かった。最近は行くことも無くなったのだが、それはそれで美しい場所柄である。ブラームスは1883年5月から滞在してライン交響曲の影響を受けて秋に三番を書き上げた。
行きは船賃をケチって遠回りして陸路を向かったが、やはり橋の工事だけでなくヴィ―スバーデンのアウトバーン入り口閉鎖などナヴィに把握されていなかったもので、街中も15分ほど余計に走った。船賃は一人一車5ユーロだったので、それぐらい余分に燃料を使ったかもしれない。
帰りも正刻と半を目指して船着き場を目指したが、少し遅れて30分待ちかと思ったら、数分遅れて入ってきたフェリーに乗れた。やはり、距離が短くなると酒帯運転でも大分楽になる。やはり陸路をラインを越えてマインを越えての価値はない。早くマインツの橋が直って欲しい。
危惧していたラインの水量は十分そうで、問題なくフェリーは走行していた。但し天候の為か自転車とかの行楽客は全くいなかった。これも今時としてはとても珍しい。
地元のワイン祭りが六月に開催されずに来週から六日間も開催されることを知った。幸運にもこの間に早朝出かけたり夜間外出の予定はなかった。事実上閉鎖されてしまう。新しい法律では完全交通閉鎖できるようになったようで、以前のように強行突破で自宅まで車を入れることは不可能になったようだ。要するに車両によるテロなどの防止が完全閉鎖へと繋がってしまったのだろう。
通常のお勤め人ならば早朝の通勤もあるだろうが、それが不可能になっている。つまり来年の例年通りの日程でもそれが通用する。既に計画した避難日程では土曜日にミュンヘン発になっているが、時間通りに恐らく15時にまでに帰宅できないと自宅まで車で入れないことになる。もしその解除時間が短縮されれば、週末を通して更に旅行を続けなければいけなくなる。
一体どれほどの経済効果があるのかは知らないが、朝までの飲んだくれ彷徨に一体どれほどの価値があるのか全く解せない。やってみてまた人が集まらなければまたコロナ禍以前のように縮小が続くであろう。
今回は涼しいので窓を閉め切れるのでそれなりの生活は可能となり、始終ノイズキャンセリングで暮らす必要はない。しかし六月は暑くなるので不可能なのである。世界最大のワイン祭りは今週で終わりだろうが、その客を更にということなのだろうか。確かに往時は地元で世界有数の規模で行われていたのは事実だった。今年は夜間は寒くなりそうなので、早々と店仕舞いで殺風景となって、来年は出店など縮小へと動いて欲しいと思う。権利だけは朝まで開ける契約でも客が来なければ資が取れない筈だ。
参照:
隠密のラインの旅 2019-09-22 | 試飲百景
塗り潰されていた感興 2022-08-10 | 音
久しぶりにヴィ―スバーデンから車を走らせると、最近は見ていなかった東側からのワイン地所も眺められて気持ち良かった。最近は行くことも無くなったのだが、それはそれで美しい場所柄である。ブラームスは1883年5月から滞在してライン交響曲の影響を受けて秋に三番を書き上げた。
行きは船賃をケチって遠回りして陸路を向かったが、やはり橋の工事だけでなくヴィ―スバーデンのアウトバーン入り口閉鎖などナヴィに把握されていなかったもので、街中も15分ほど余計に走った。船賃は一人一車5ユーロだったので、それぐらい余分に燃料を使ったかもしれない。
帰りも正刻と半を目指して船着き場を目指したが、少し遅れて30分待ちかと思ったら、数分遅れて入ってきたフェリーに乗れた。やはり、距離が短くなると酒帯運転でも大分楽になる。やはり陸路をラインを越えてマインを越えての価値はない。早くマインツの橋が直って欲しい。
危惧していたラインの水量は十分そうで、問題なくフェリーは走行していた。但し天候の為か自転車とかの行楽客は全くいなかった。これも今時としてはとても珍しい。
地元のワイン祭りが六月に開催されずに来週から六日間も開催されることを知った。幸運にもこの間に早朝出かけたり夜間外出の予定はなかった。事実上閉鎖されてしまう。新しい法律では完全交通閉鎖できるようになったようで、以前のように強行突破で自宅まで車を入れることは不可能になったようだ。要するに車両によるテロなどの防止が完全閉鎖へと繋がってしまったのだろう。
通常のお勤め人ならば早朝の通勤もあるだろうが、それが不可能になっている。つまり来年の例年通りの日程でもそれが通用する。既に計画した避難日程では土曜日にミュンヘン発になっているが、時間通りに恐らく15時にまでに帰宅できないと自宅まで車で入れないことになる。もしその解除時間が短縮されれば、週末を通して更に旅行を続けなければいけなくなる。
一体どれほどの経済効果があるのかは知らないが、朝までの飲んだくれ彷徨に一体どれほどの価値があるのか全く解せない。やってみてまた人が集まらなければまたコロナ禍以前のように縮小が続くであろう。
今回は涼しいので窓を閉め切れるのでそれなりの生活は可能となり、始終ノイズキャンセリングで暮らす必要はない。しかし六月は暑くなるので不可能なのである。世界最大のワイン祭りは今週で終わりだろうが、その客を更にということなのだろうか。確かに往時は地元で世界有数の規模で行われていたのは事実だった。今年は夜間は寒くなりそうなので、早々と店仕舞いで殺風景となって、来年は出店など縮小へと動いて欲しいと思う。権利だけは朝まで開ける契約でも客が来なければ資が取れない筈だ。
参照:
隠密のラインの旅 2019-09-22 | 試飲百景
塗り潰されていた感興 2022-08-10 | 音