Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

冬タイヤ装着への準備

2022-09-20 | 
アルプスの峠では積雪のようだ。まだ10月晴れが期待できるが、ミュンヘンなどへ向かうとどこで降られるか分からなくなる。今年は早く冬タイヤに替える事にした。既に予約を取っておいた。そのあとでミュンヘンに向かう。不安定要素を除いておきたい。

EU統一の夏時間終了になってから遅くなる傾向があった。以前は4月~10月が夏タイヤで、11月第一週のスキーシーズンに合わせていた。其れからすると早いのだが、今年は雪が降りそうなので、勘を働かして勝負である。冬タイヤ二本はまだ新しいので、残り二本さえ使えれば問題がない筈だ。燃費はあまり変わらない。そもそも遠出する回数は限られる。

それでも9月にしては寒い。布団などはまだいいのだが半袖短パンで寝るのは寒くなった。今晩から長袖長ズボンにする。朝走る時も走って温まるまでは裸では寒かった。日曜日には大きなザウマーゲンのスライスがあったのでそれを焼いた。平素は2kg以上になる胃袋詰めは中々買えず、膀胱詰めなので、やはリ胃袋の方が美味いと思った。それも真ん中あたりのスライスなので、幽門とかも遠いのかおかしな味わいもなく、コリコリと楽しめた。

通常ならば地元のリースリングを開けるのだが、ラインガウで購入したキードリッヒのオルツリースリングを開けた。試飲会で飲んだ時も以前のものと比較して悪くはないと思ったが、食事に合わせると更によかった。ヴィラージュワインなので土壌的には最大公約数的な千畳岩であり、様々な樽からのミックスとなっている。昔からのカルタヴァインの様に味の方向性を整えているというよりも、土壌感が楽しめる。但し上位のプリミエクリュなどに比較するとどうしても焦点が暈けた感じになるのだが、それを比較してみないと分からない様に醸造してあってVDPの方針であるブルゴーニュシステムの造り方がコロナ禍以前よりも研ぎ澄まされてきている。

日曜日のSWRからの復活祭「スペードの女王」の録音中継は素晴らしかった。音源は既放送済みのArteの映像と同じ筈なのだが、音質が違った。エンコーディングはAACで同じ筈でも、ヴィデオの方はやはり映像に合わせて最後に音響調整をしていると気が付いた。要するにラディオ放送の様にステレオ感や音場感よりも映像と違和感がないことの方が重要だからだ。それだけ放送は音場感が優れていて、舞台の上と奈落との鳴りの違いが余計に明白になり、その合わせ方も具にわかる。なによりも奈落でのベルリナーフォルハ―モニカーの苦心が手に取る様に分かってとても面白い。

つまり歌に楽器がどうやって合わせるかに尽きて、キリル・ペトレンコの腕の見せどころである。会場で四日左右や正面などで聴いた経験からすると、生においても若干低弦などが威圧感を以て響いたところもあるのだが、来年の復活祭の「影の無い女」では更にその辺りのバランスは微妙になってくると思う。新たに活躍するアシスタントにも期待したいところだ。その反面、ここぞという時には鳴らしてくるのがフィルハーモニカーで、それはフォンカラヤン時代の録音などでお馴染みだ。その鳴り方が当時よりもはるかにシャープにスピード感を以て響くので生においても引き締まっている。まさしく指揮者も楽団も大満足したのはそこであるという事だ。それが開幕のマーラー作第七交響曲で決まっていた。



参照:
バッテリーチェック 2020-11-11 | 暦
まるで億万長者ゲーム 2017-11-25 | 雑感
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