週末に合わせて、水曜日に走っておいた。なによりも晴れ間があったからで、陽射しがあった。それでも気温摂氏8度ぐらいしかなく、薄く汗を搔いて逆に冷えたのかもしれない。今週は暖かったこともあり若干身体が安心したようで体温調整が上手く行かなかったかもしれない。色々と事務仕事で片付けたかったこともあったのだが、身体が重くて朝が起きれなかった。見ると冬至ということでなるほどとも思う。つまりこれから一日一日と陽が長くなる。
翌土曜日は買い物の最終日で朝早起きして市に向かった。8時25分頃が陽の出だったので、市から以前走っていた森に向かうとして、8時前に家を出た。幸い駐車スペースが開いていて、すんなりと目的の魚屋露店に向かって、魚のテリーヌとニシンの煮凝りを購入した。これだけで前菜として十分である。
そして今年初めて並びのパン売りの露店を覗くと半分切りがあったのでそれを購入、更に切ってあったフルーツパンを購入。合わせて9ユーロ超で、魚の5ユーロ超よりも高かったが、フルーツ6ユーロは仕方がない。
8時35分には走り始められたのも如何にすんなりと事が進んだかであるが、心拍数をあげないように166最高で沢沿いをゆっくりと往復した。それでも最後にダッシュをかけるとそれなりの運動になる。何よりも下半身から力を抜いて走れるので、坂の上り下りとは腸の活性化がまた違う。ただ帰宅時にはやはり心拍数が上がったので朝の運動はやはりあまり良くない。
新聞文化欄に75周年記念のRIAS室内合唱団がヘンデルを歌わないというのが目を引いた。読んでみると、予想通り旧約聖書の脱エジプト記からのオラトリオを通年ならば新年の演奏会で祝祭的に歌うのだが、その内容を精査すると「力による解放」ということで、現在のウクライナ侵攻、そしてガザやイスラエルでの市民への攻撃を鑑みると不適切だというのだ。それは一方的な力が働いているからということらしい。これは見識で、芸術とはそういう見識に根ざした本当の表現でなければいけない。
木曜日は21時からルールトリエンナーレの演奏会実況中継録音が流された。前日初日にボッフムのホールで聴いたものの二日目公演であった。まず最初の曲のソフィア・グバイドリーナの「レヴューミュージック」は貴重なもので、全曲録音としては唯一のものだろうと放送で紹介されていた。その一部はYouTubeにあって皆がそれを聴いていたのだった。
一部繰り返しになるが放送で指揮者のエンゲルが改めて話しているのは、1970年代にモスクワの新劇場の為に放送局から依頼されて結局劇場は完成しなかったようだが、当時の西側のレヴュー音楽を研究しての作品であった。その取り入れ方が見事なだけでなく、それでも最初と最後に教会の鐘やベルなどが鳴って、典型的に彼女の精神的な音楽と早い切れ替えが腕を見せていて指揮者自身にとっても大発見だったと喜んでいる。
またここでも単なる初演だけでなく、あまり顧みられなかった新しい曲の再演などでエンゲル指揮で歴史に残る演奏が繰り返されている。グバイドリーナファン必聴の演奏録音である。三回目のフランスでの演奏も録音が残されているのだが、一寸聴いた印象から初日から後やはり細部の彫塑が深くなっている印象がある。(続く)
参照:
対象への認知の距離感 2023-10-08 | 音
Play Bigの新たな指揮者像 2023-07-20 | 文化一般
翌土曜日は買い物の最終日で朝早起きして市に向かった。8時25分頃が陽の出だったので、市から以前走っていた森に向かうとして、8時前に家を出た。幸い駐車スペースが開いていて、すんなりと目的の魚屋露店に向かって、魚のテリーヌとニシンの煮凝りを購入した。これだけで前菜として十分である。
そして今年初めて並びのパン売りの露店を覗くと半分切りがあったのでそれを購入、更に切ってあったフルーツパンを購入。合わせて9ユーロ超で、魚の5ユーロ超よりも高かったが、フルーツ6ユーロは仕方がない。
8時35分には走り始められたのも如何にすんなりと事が進んだかであるが、心拍数をあげないように166最高で沢沿いをゆっくりと往復した。それでも最後にダッシュをかけるとそれなりの運動になる。何よりも下半身から力を抜いて走れるので、坂の上り下りとは腸の活性化がまた違う。ただ帰宅時にはやはり心拍数が上がったので朝の運動はやはりあまり良くない。
新聞文化欄に75周年記念のRIAS室内合唱団がヘンデルを歌わないというのが目を引いた。読んでみると、予想通り旧約聖書の脱エジプト記からのオラトリオを通年ならば新年の演奏会で祝祭的に歌うのだが、その内容を精査すると「力による解放」ということで、現在のウクライナ侵攻、そしてガザやイスラエルでの市民への攻撃を鑑みると不適切だというのだ。それは一方的な力が働いているからということらしい。これは見識で、芸術とはそういう見識に根ざした本当の表現でなければいけない。
木曜日は21時からルールトリエンナーレの演奏会実況中継録音が流された。前日初日にボッフムのホールで聴いたものの二日目公演であった。まず最初の曲のソフィア・グバイドリーナの「レヴューミュージック」は貴重なもので、全曲録音としては唯一のものだろうと放送で紹介されていた。その一部はYouTubeにあって皆がそれを聴いていたのだった。
一部繰り返しになるが放送で指揮者のエンゲルが改めて話しているのは、1970年代にモスクワの新劇場の為に放送局から依頼されて結局劇場は完成しなかったようだが、当時の西側のレヴュー音楽を研究しての作品であった。その取り入れ方が見事なだけでなく、それでも最初と最後に教会の鐘やベルなどが鳴って、典型的に彼女の精神的な音楽と早い切れ替えが腕を見せていて指揮者自身にとっても大発見だったと喜んでいる。
またここでも単なる初演だけでなく、あまり顧みられなかった新しい曲の再演などでエンゲル指揮で歴史に残る演奏が繰り返されている。グバイドリーナファン必聴の演奏録音である。三回目のフランスでの演奏も録音が残されているのだが、一寸聴いた印象から初日から後やはり細部の彫塑が深くなっている印象がある。(続く)
参照:
対象への認知の距離感 2023-10-08 | 音
Play Bigの新たな指揮者像 2023-07-20 | 文化一般