紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

写真に動感を…流し撮り

2009-05-20 09:07:21 | 写真
画像に、動きを表現する手段として、よく流し撮りが使われます。高速でサーキットを走るレーシングカーを、流し撮りで撮影した画像を見たことがあると思います。私は、レーシングカーは撮りませんが、よく人力車を、流し撮りします。

上の画像は、小樽運河沿いの臨港線を、余市方面から札幌方面へと走る人力車を流し撮りしたものです。撮影場所は、運河工芸館という、ツインドームの建物の屋上展望台(4F相当の高さ)です。人力車のスピードに合わせて、カメラを左から右に振ります。

この時大事なのはシャッタースピードです。シャッタースピード優先にして、1/60、1/45、1/30など事前に何回か試し撮りして、最適スピードを選択します。この時は、確か1/45だったと思います。平成17年6月の撮影で、当時はまだフィルムを使っておりました。

ちなみに、この画像は翌年18年の毎日写真コンテスト・ファミリーの部で優秀賞「俥屋さん走る」となりました。
さて、これから運動会のシーズンに入ります。この時季の運動会は、北海道だけかもしれませんが、子供さんの走る姿を流し撮りしてみてはどうでしょうか。

次の画像は、孫が通学している小学校の運動会で、当校名物大バトンリレーを撮ったものです。かなり遅いシャッター速度ですのでバックが大きく流れました。別の組を含め、20~30カット撮りましたが、成功したのはこの画像を含め2~3カットでした。後はブレブレでした。(キャノンEOS Kiss Digi N、F9.6 1/15 H19年学校大好きフォトコンテスト入選「大バトンリレー」)

 

最後の画像は、小樽市内の観光名所を走る、小樽ロマン号を流し撮りしたものです。この赤いロマン号は、いつも絶好の被写体になってくれます。この時ロマン号を撮影していたら、偶然反対側から、自転車に乗った観光客が通りました。カメラを振った逆方向に自転車は走ったので、自転車は大きく流れました。

 

最後に二つ画像を上げておきます。小樽はやはり人力車が似合う街です。上段は、全国でも珍しい女性の俥夫です。聞くところによると、名古屋の大学を卒業して、周囲の反対を押し切って、俥夫になったといっておりました。加奈さんといい、人気者でしたが、昨年名古屋に帰ってしまいました。

下段は、チャリンコタクシーです。通称「チャリタク」といいます。人力車ほど数は多くありませんが運河周辺を中心に数台が走っております。人力車は真冬でも、吹雪の日でも走っておりますが、流石にチャリタクは、冬季間休業です。