
今年初のサナエトンボはこの「コサナエ」。しかし、いた場所がちょっと変わっていた。それは階段の踊り場。そこにひっくり返っていたのだが、何故そんな状態だったかは写真で見ると納得。左前の翅が縮んでんでいたのだ。羽化不全であるようだ。それよりもっと不思議なのはそんな状態にもかかわらず何故こんなところにいるのかということ。このトンボ、池などの止水帯で発生するトンボで、家の近くにはそれらしきところはないのである。考えられるのは同じ階段の天井で子育て真っ最中のツバメが咥えてきたということ。以前にもミヤマサナエを持ってきたことがある。しかしその場合、咥えてくるのでトンボ自体は死亡している。翅がおかしいとはいえここまで元気な状態というのは考え難い。単独で飛んできたのもこの翅を考えると。兎に角不思議としか言えないのだ。
で、室内にもってきて撮影し、試しに縮んだ翅の部分を指で挟んでアイロン効果を期待した。するとある程度縮みが改善された。これだったら飛べるかと外にもっていくと元気に飛んで行った。ちょっと不安定ではあったが何とかいけるかもしれない。ということでコサナエレスキュー完了。