
ヒメシジミ
アマゾンプライムにホドロフスキーの「エンドレスポエトリー」という作品があり、えっこんな作品いつからと思ったら、アップリンクと提携してるような表示がありそういうことかとなったわけだが、アップリンクの方はイマイチ映像の状態が良くないのでこれは有難いと見ることとなった。
映画はホドロフスキーの自伝的な要素が強く、父親との葛藤を中心に魔術的妄想的幻想的な世界が展開していく。特徴的な原色使いの色彩は南米の魔術的風土をよく表していて、その中での本人の生い立ちも自然と分かるようになっている。全体としても他の作品よりかなり分かり易いのではないだろうか。ロブ=グリエでもそうだったが、こんな作品がプライムビデオで見られることは素直に喜びたい。