第一陣は三月の中頃来たようで、その日以来階段に糞が落とされている。去年は、三回巣づくりして一羽も巣立たず糞だけ落とされたという最悪の年だった。そんなこともあり今年は空き巣を一つだけ残し他四個は壊した。主に落下で死ぬので、ここは適さないと判断してもう作らないようにしたのだ。
そして今年。去年孵ったツバメはいないのでもう来ないと思ったらまた来たのだった。ツバメ同士でどうやってここの情報を伝えるのだろうか。糞だけ落とされるのでもういいと思ってたのに。しかも、残された空き巣を修復して使おうというところまで来ている。その巣というのが手で届くくらいの高さにあるやつ(階段を上り切ったところの低い位置に)。以前作ったは良いが全く使ってなかった巣だ。言わば新古物件。ツバメとの距離は顔から50センチほどだ。こんな至近距離で本当に巣作りするのかどうか。正直ちょっと懐疑的だ。本心は、落下死したツバメと糞を片付けるのは嫌なのでここでは巣づくりしてほしくないのだ。