池袋西武デパートが消えるかもしれないというニュースを見て、学生時代一番行ったデパートなので当時のことが自然と思い起こされた。当時江古田に住んでいたので、そこにいた二年間は必ず池袋を通っていた。自ずと身近になるわけで、何を買う訳でもなくぶらぶらすることが多かった。実際何かを買うことは食料品以外なかった、と思う。何を買ったかはよく覚えている。それはバターピ-ナッツ。量り売りの豆コーナーがあり、そこで買うのだが、これが普通の袋入りと違ってめちゃくちゃ美味かったのだ。バターの香り豆の香りが良く鮮度の違いが段違いだった。バターピ-ナッツは兎に角脂が酸化しやすく直ぐに味が落ちる。しかしここで買うのは常に良い状態だった。回転も良かったのだろう。今同じコーナー出しても売れるとは思えない。最早これも、古き良き時代だったということなのだろうか。