定点観察池とそこに至る林道には、ナツアカネ、マユタテアカネ、コノシメトンボと三種の赤トンボがいた。しかし、圧倒的に多いはずのアキアカネと池周辺にいるはずのヒメアカネは見られなかった。こんなことは今までなかった。
そして帰り道、林道ではあまり見かけないイトトンボがふわりと止まった。この環境だとオツネントンボやホソミオツネントンボはよくいるがそれでないことは見た瞬間分かった。セスジイトトンボやアジアイトトンボが風で飛ばされてきたかとあまり注目はしてなかったが、取り敢えず確認のために写真を撮った(次の写真)。そして後で確認すると、全く見覚えのないイトトンボだった。勘で浮かんだ名前がホソミイトトンボ。で検索してみると正にホソミイトトンボであった。長年観察してるとこの辺の勘が養われる、ようだ。しかしそれにしても、ホソミイトトンボは本来南方性でこの辺りにはいないはずのトンボ。これも温暖化の影響なのかもしれない。