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たまにはちょっと違うところと思い、長野を散策して
きた。
「善光寺」周辺が、散策には良いコースであるのだ。
乗り降り自由なトクトク切符(2500円)を買い、鈍行
で約二時間、長野駅に到着したのが12時ちょっと前。
気分は「ちい散歩」だ。
今年は「善光寺御開帳」の年だが、それは四月五月で、
今はまだ静か。
そう言えば、前回長野に来たのは、その御開帳の年で
あった(御開帳に興味があるわけではないが)。
ということは、六年に一度というペースとなる。
同じ長野県でも長野市は、感覚的に東京よりも遠いの
だ。
駅から善光寺までは約二キロほど。
歩いていくにはちょうど良い距離である。
しかし、こちらの目的はメインストリートではなく裏
通りなので、当然のこと距離的にはもう少し長くなる。
歩いて面白いのは古い街だ。
区画整理されずに、昔の通りがそのまま残されている
ところが魅力的なのである。
その点、善光寺周辺などはねらい目。
参道は人通りがあるが、一歩はいると途端に人影が無
くなる。
それは本当に極端である。
見ようによっては、寂れたといった雰囲気だが、これ
もある種の風情である(飽くまでも、部外者の視点で
あるが)。
天気は良く寒くも無いが、どうもちょっと風邪気味で
ある。
今ひとつ歩き回る元気が出てこない。
善光寺に着いたのは12時40分ごろ。
昼飯をどこかでという時間だ。
参道沿いの如何にも観光客用の店は入る気がしない。
かと言って、直ぐにどこか候補があるわけでもなく、
暫く歩いていると、脇の殆ど人が歩いてない道沿いに、
聞き覚えのあるイタリアンが目に入った(情報誌かな
にかで見ているのだ)。
こういう場合、迷いは禁物だ。
そこに入ることにした。
それは、「ラ.トスカ」という店だ。
ランチの、パスタセットを頼む。
通りもひっそり、店もひっそりで、つい地方都市の現
状を考えてしまうようなシチュエーション。
本日のパスタは「ズッキーニとツナ」。
サラダと飲み物、それにドルチェをつけて1250円プラ
ス消費税である。
サラダは、普通のレタスに酸味が利いたドレッシング。
あまり期待も出来ないかな、とこの時点で思いパスタの
登場。
フェデリーニで量がたっぷりある。
150グラムくらいではないか。
しかし問題は味だ。
それが意外と言ったら失礼だろうが、ツナもそこらの
缶詰のようなぱさついたものではなく、適度にしっと
りしてソースと一体化して、塩味もちょうどのなかな
か美味いものだった。
この味だったら、もう少し入っても良さそうなものだ
が、ここが難しいところなのだろう(その日がたまた
まなのかもしれない)。
あとのドルチェとエスプレッソは今ひとつだったが、
もし近くにあったらちょくちょく行くだろうと思った。
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