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「更科」の主人よりイノシシの肉を貰う。
真空パックになっていて、どこ産かと思ったら、韓国
物であった。
以前、主人が入手した肉屋では(今回その肉屋から貰っ
たということらしい)、地元産のイノシシを買ったこ
とがあったから、またそういうものかと思ったのだが、
違っていた(わざわざ韓国から輸入しなくても、と思
うが)。
見た感じでは、ロース辺りだ。
さて、どうやって調理しようか。
普通だと、単純に焼きだろう。
或いは、ありがちな味噌仕立ての鍋。
しかし、どっちも好きではない。
赤ワイン煮か何かか、と考えてたところ、ふと思い出し
た。
「リエット」だ。
「イノシシのリエット」というのは聞いた事がある。
しかも美味しいらしい。
ということで、「イノシシのリエット」に決定。
以前一度、「鴨のリエット」は作ったことがある。
しかし、残念ながらそれは不味かった。
だからというわけではないが(実際はそうだが)、他
人に分けてしまった(彼らは普通に美味いと言って食
べていた)。
理由としては、合鴨を使ったのだが、その合鴨が、値
段でタイ産を選んでそれが値段相応に美味くなかった
というのと(特に脂部分が)、人参を入れたらその人
参の甘味がどうにも合わなかったというものだった。
そんなことで、それ以来リエットは作ってなかったの
だが、今回はリベンジ的意味合いもある。
ネットでレシピを確認して、袋を開ける。
ここで問題発生。
てっきりロースだと思っていたその肉は、殆どが脂身
だったのだ。
95パーセント脂身。
一体、この肉というか脂身は、どういう人がどういう
目的で買うのだろうか。
不思議である。
脂身好きはいるから、そういう人が買うのだろうか。
ここ最近の脂身の復権は(甘いと言って)目覚ましい
ものがある。
しかし、個人的には、一番嫌いな部分である。
これでは、ラードは取れてもリエットは出来ない。
他の材料は用意しているし、ここで止めるのも。
それに、やる気モードにもなっているし。
と、ここで急遽変更。
「豚とイノシシのリエット」にすることにした。
赤身は豚、脂はイノシシということである。
あわてて「豚肉の腿」を買いに行く。
そして、それらの肉を香味野菜とワインでマリネーす
る。
一晩置いた材料は、全て一緒に煮込む。
柔らかくなったら、すり潰し完成というのがシナリオ
である。
フランス料理屋では珍しくなくなったが、結構美味い
のと美味くないのとある。
変に臭みが強いのと、舌触りが悪いのが美味くないと
思うリエットだが、今回のリエットはどうなるだろう。
完成は、もう暫く待たないといけない。
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