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奈良にある秋篠寺の伎芸天は生前の父親の一押しで、一度は見たいと思っていた。しかしぱっと行くにはちょっと遠い。以前は車で東京往復など何の苦もなかったが、今は高速に乗ること自体滅多にない。それが奈良となると。
そんなところに奈良行きの計画が持ち上がった。内容は、秋篠寺とその隣の奈良競輪、そして浄瑠璃寺というちょっと異色のコース。そもそも何故奈良競輪か。それは個人的に以前から興味があり、聖の伎芸天と俗の競輪、その両局が背中合わせで存在している世界に惹かれたからだ。俗でも最低の方の競輪。ジャンの音が聞こえる秋篠寺、鐘がなるなり秋篠寺の世界、一度体験したいと思っていたのだ。
世の中には物好きがいる、そんな世界に興味を示す人間が現れたのだ。まずギャンブルの中でも底辺の競輪を一度体験したいと思ってたらしく(いかがわしい世界を覗いてみたい)、芸術方面にも興味がありそれなら伎芸天もということになったのだが、果たしてこの計画実現するだろうか。
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