ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

イナダ

2007年12月30日 | 生き物 自然


カフェのT君が忘年会をやろうということで、急遽、
松本の定番「クリヨー.ド.ヴァン」に行くことにす
る。
わざわざ、松本くんだりまでと思うかもしれないが、
お気に入りのところというのが、他に無いのだ。
電車で30分ほどだが、都会の30分と違い、田舎
の電車30分は、その距離にして倍くらい違うかも
しれない。
運行速度が違うし、駅と駅の間隔が違うので。
だから、それなりに遠出という感覚はある。

店に着いたのが夜の8:00頃。
私的なものなので予約などしていない。
もし一杯だったら、最近出来たスペインタパスの店
にでも行けばよいか、と一応対応策は練っておいた。
幸い、席は空いていたので、問題なく入店。
ところが、団体の予約客がいて、その対応で他の客
までは手がまわらない状態だったので、暫しの待ち
を余儀なくされた。
時間的には、8:30くらいか、最初の固形物を口
にしたのは。
ただのオリーヴと、ツナのブランダード。
お腹が空きすぎの状態で、飲み物のシードルとビール
を飲んでいたので、ここでお腹が中途半端に膨らんだ
状態になる。
だから、その後のチキンとか食べる段になったら、妙
に苦しくなってすんなり胃に収まらなくなってしまっ
た。
時間はすでに9:00過ぎ。
間がありすぎということだろう。

T君も同じようなことを言いつつメインの「イナダの
ポワレ」を食べている。
そこで、もう一人合流。
魚料理は、どうも田舎では危険なのであまり頼まない
が、そのイナダはどうかと聞くと、「美味しいですよ」
と言う。
それより、その大きさが、いかにもビストロっぽく大
きく良いのだが、調理もただ焼いて、トマトソースが
かかって、付けあわせがグラタンドーフィノアという、
これまたビストロ定番のジャガイモのグラタンで、見
た目も良い。
問題は、イナダの鮮度だ。

ここでは、過去鯖を何回か食べ、他の魚を数回食べて
いる。
正直なところ、鯖以外はちょっと打率が悪い。
鯖に関しては、7割というところだ。
でも、今回の「イナダ」はT君を信じればストライク
であったようだ。
めでたしめでたしである。
本当は、「ムール貝」が食べたかったのであるが、す
でに売り切れで(団体客に回ってしまった)仕方無し
の選択だったのだが、けっかオーライであろう。
同じ魚系であるが、ここのムール貝は、産地直送でぷっ
くらしていて中々美味いのだ(T君はまだ食べたこと
がない)。

帰りの最終の時間を確認して、食後のコーヒーなどを
飲んで、合流した人間を含め話し込んでいたら、はっ
と気が付いた時には、すでに時間ぎりぎりとなってい
た。
残ったコーヒーを一気に流し込み、ややあわて気味に
店を後にしたのだが、例の団体客はまだ居座っていた。
11:00近くだったので、4時間はいるのではない
か。
「長いね」などと話しながら電車に乗ると、最終電車
ということもあり、結構混んでいた。
こういうところは、都会と同じだ。
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