ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

タウン誌

2009年12月14日 | Weblog


地区の大掃除に駆り出され、寒い中で窓拭きや
ら、障子張りやら、その後忘年会ですっかりお
疲れだ。飲み放題と言っても、そんなに量飲め
ない身からすると、さっさと終わった方があり
がたい。食べ物も、数より質にしてほしいのだ
が、この手のものではそれも不可能。一番良い
のは忘年会そのものをやらないことだ。

で、そんな忘年会で、退職した人間がひとりい
て、初めてその人の興味の対象を知った。夢と
しては、地域のタウン誌のようなものを作り文
化的なものを発信して、少しでも地域を活性化
させたいというものであった。そんなことに関
心があることは知らなかったので、早速いろい
ろ細かいことを聞いた、というよりこちらが話
したというのが事実だ。かつて、地元のタウン
誌(今は消滅)に関わってた身としては(4ペー
ジほど担当していた)、いろいろ具体的な話を
出来るのだ。経営的にはどうなのかとか、タウ
ン誌が行き詰る原因になることは何かとか、如
何に維持するのが大変であるかということを話
した。しかし、それは普通の雑誌として存続さ
せる時の話で、そういう形以外でやるのは非常
に意味のあることである、とけしかけるのは忘
れなかった。何故かというと、家族には猛反対
されているということだったから。

別の形というのは、自分の作りたいものを、制
約無しに(スポンサー絡みのない)できるもの
を目指す。当然印刷会社に発注するなどという
のは無理だ。基本的には、全て自分でやり、経
費のかからない方法でしかも、体裁の整った形に
する(写真も多くイラストも入れ)。如何にも
の手作りは、はっきり言って学校新聞のような
もので、今ひとつ垢抜けないので、その点は割
り付け方とかそれなりに工夫してとか、いろい
ろ具体的なものになってきたが、まだ本人がや
るとは言っていない。しかし、協力する人間は
いるから(私ともう一人絵の得意な人間がいる)
今がそういうチャンスかもしれないし、知的刺
激のためにも必要だし、何より文化の活性化の
ためにもと、今一度焚き付けた。果たして今後
の展開はどうなるだろう。
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とんこつラーメン

2009年12月12日 | 食べ物


昨日、ちょっと遅い時間にとんこつラーメン
などというものを食べたら、夜胃が苦しくなっ
てよく寝られなかった。そのおかげで、深夜の
クラブワールドカップ「浦項対マゼンベ」の試
合を見てしまった。それにしてもあのとんこつ
ラーメンは。

ラーメン自体食べるのは年に数回で、とんこつ
ラーメンに関しては、何年に一回という頻度だ。
前回は、地元のチェーン店で、よくこんなもの
が食べられるというのが感想だった。要するに
あの特有の臭いは決して良い臭いの部類ではな
いと思ってるのだ。しかし、食べられないわけ
でもない。で、今回は、博多に本店がある全国
チェーンの「一○堂」という店だ。一応とんこ
つブームの火付け役的店だろう。何故、大して
好きでもないとんこつラーメンの店に行こうか
と思ったかというと、あの人気店の味ってどう
いうものだろう、という興味が湧いてしまった
からだ。ちょっとした出来心のようなものだっ
た。遅い時間だから並ぶこともないだろうしと
(ラーメン屋に並ぶことは絶対しない)。

店に着いたのは9時近くだったが、それでも店
内は7分入り。未だに繁盛している。年齢層は
9割が20代(多分)。とんこつラーメン屋の
標準的な光景だろう。ラーメンと(三種類の中
の一つ)一口餃子を頼む。そのラーメンは、臭
いに関しては当然特有のとんこつの臭いはする。
しかし、地元のチェーン店ほどひどいものでは
ない。ゼラチン質が溶け込んだスープは、口の
周りがべたべたする。ストレートの乾麺のゆで
たらないような特有の麺。こくのあるスープと
絡むと得も言われぬ美味さを醸し出す、なんて
ことは勿論なくて、何で皆こんなものが好きな
のだろうと不思議に思いながら食べ終わる。替
え玉をしても良いくらいの腹具合だったが、結
果的には正解だった(食べたい味ではなかった
のが一番の理由だが)。その後、あれほど苦し
くなるとは。

これは、「一○堂」のラーメンが問題ではなく、
とんこつラーメンそのものが問題だったのだろ
う。考えられるのは、体が受け付けなくなって
いるということだ。まあしかし、元々好きでも
ないものだから、一生食べられなくなっても何
の問題もない。むしろ、食べないきっかけが出
来て良いくらいなものだ。それにしても苦しい
夜だった。
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イングロリアス.バスターズ

2009年12月11日 | 映画


「イングロリアス.バスターズ」は、ナチ支
配下のフランスで、ナチを殺すために組まれ
たチームの活躍ぶりを描いた物語だ。そこに、
ナチに家族を殺されたユダヤ系の少女の復讐
も絡んでくる。名誉なき(inglorious)と言
われるくらい、その殺し方は残虐で容赦がな
い。そこが、むしろ爽快とさえ言える、が、
それ故ついてこられない人が相当数いるのも
容易に想像がつく。ここが、この映画が面白
いと思えるかの分かれ目だ。R15の理由もそう
いうことだろう。正義を言うわけでもなく、戦
争に対して悩むのでもない。普通の戦争映画
を見る感覚ではなく、マカロニウエスタンで
も見るような感覚が必要だ。

全体では、「キルビル」のような冗長さはな
く、「大脱走」を思わせるサスペンスもあり、
ジュリー.ドレフュス(フランス語会話の)
やマイク.マイヤーズ(オースティンパワー
ズの)が出てきたり、いきなりデビッド.ボ
ウイが効果的にかかってきたり(汚れた血の
レッツダンスに匹敵)とかなり楽しめる。「パ
ルプフィクション」くらいに面白いと思った。
ただ、期待する展開は、ちょくちょく裏切ら
れる。兎に角、人が死ぬ映画である。

あの老夫婦、大丈夫だったかなあ。
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イングロリアスバスターズを見に行くまで

2009年12月10日 | Weblog


先週見逃した「イングロリアスバスターズ」
を見に、再びメンズデーのシネコンに出かけ
る。その前に、ちょっと用事があり松本に寄
る。そして開始時間にはまだあるので、久し
ぶりに「クリヨー ド ヴァン」で何か食べ
て行こうと思った。ランチ時間前なので店も
静かだろうし、初めての店内に入る。サンド
イッチでも頼もうと思ったのだが、サンドイッ
チもランチ時間の11時半と言う。サンドイッ
チなんてオールタイムだろう、と思ったが、
仕方ないのでパテサンドを頼もうと思ったの
で単品のパテを頼むことにした。それにはバ
ゲットが付いてくる。それにしても、同じこ
とだと思うのに、しかも単品の方が割高にな
るっていうのに、ったく。

映画開始は12:20分。平日昼間なので当然の
こと観客は極僅か。その中に、70近いような
夫婦が一組いた。タランティーノの映画なん
か見ちゃって大丈夫か、やや心配になる。パ
テだけだと今ひとつ物足りないので、ここで
ポップコーンなどを購入。映画館にポップコー
ン、黄金の組み合わせだ(やるのは初めてだ
が)。ところがそのポップコーン、塩味ぐら
い付いているのかと思ったら全く味付けして
なく、各自小さな袋入りの好みの調味料をか
ける方式だという。今はこれがスタンダード
か。それでバター味を選ぶ。他は何かという
と、バーベキュー味とかそういう如何にもス
ナック菓子にありそうなものだった。ちょっ
と厭な予感がしたが、それは的中。カップに、
それを降りかけて攪拌して食べるわけだが、
これが見事にスナック系。旨味調味料たっぷ
りの今風の味だった。何でこういう味にする
かなあ、と映画を見る前にプチ不満がいくつ
かであった。
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cafe メイキング4

2009年12月08日 | Weblog


今朝は何だか一段と寒いと思ったら、マイナ
ス三度であった。間違いなくこれから寒くな
るのだが、それにつれて気持ちの方も寒くな
る。

T君のcafeは、この前は、カウンターを取り付
けたらしい。カウンターと言っても椅子は置か
ない立ち飲みスタイルらしいが。カウンターに
常連がどっしりと構えの図式は、個人的には好
きではないので良いのだが、兎角常連というの
はむしろそういうのを好むので、店にとって果
たしてそれが良いのかどうかは何とも言えない。
カウンター周辺が、人の家のお茶の間状態にな
るのは、よく見かける光景である。

そして今度は、床を張る作業にとりかかると言っ
ていた。いよいよ寒くなってきて益々大変そう
だ。オープンの目処はついたのだろうか。あま
りに寒くなるとやる気も凍るので、集中して今
の内にやった方が良い、と他人事なので気軽に
言える。また様子を見に行ってこなくてはいけ
ない。看板は早々に完成したので、何か他のも
のを作る余裕もあるので、それも考えよう。
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M氏と牡蠣

2009年12月07日 | 食べ物


スノッブなM氏が、牡蠣の話をしてきた。何
やら三重県の白石湖産のものが美味いという
内容であったが、そこで盛んに「きっすい湖」
でどうのこうのと言った。すかさずそれを言
うなら「汽水湖」と突っ込みを入れた。喫水
と汽水を混同しているのは分かったのでそう
言ったのだが、本人は「汽水湖」をきっすい
こと読むものだと思っているという屈折した
間違いだったので、なかなか直ぐには分かっ
てもらえなかった。困ったものである。

で、汽水域の牡蠣が美味いというのは、割り
に知られた話で、その理由というのが、汽水
域という環境に育つプランクトン食べるから
というものである。実際そうなのかというの
は知らないが、そういうことになっているの
だ。確か、厚岸もそうの筈。フランスでも、
フィーヌ ド クレールというのがおいしい
と言われている。あれはプランクトンのせい
で緑色だ。と、如何にも食べたことがあるよ
うに言っているが、全てはたんなる知識。実
は牡蠣はあまり好きではないのだ。

記憶にあるのは、牡蠣フライを食べた時、も
わっと香りが立ちこめ思わずうっとなったこ
とだ。以来牡蠣というのを美味しいと思った
ことはない。今でも牡蠣フライは駄目で、生
は食べられるが、やはり美味しいとはならな
い。冬の風物詩でもある牡蠣を食べられない
のは、何だか損をした気分だがこればっかり
は仕方ない。牡蠣情報を持っていても、せい
ぜいM氏に突っ込みを入れられるだけのもの
である。
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Yとピザ

2009年12月06日 | 食べ物


「ヴァンフォーレ甲府」も結局駄目だった。
ゲロゲロ少年Yに途中経過を報告した時点では、
甲府がベルマーレを上回っていて、本人も興奮
してたが、結局ベルマーレが一部昇格を自力で
決めてしまった。Yの落胆振りが目に浮かぶ。
残念でした。

そのYは、「フォルマッジョ」にピザを食べに
行って来た。今年のテーマはピザだと言った割
には、殆ど食べてもいず、久しぶりのピザだっ
たはずだ。この前は「マルデナポリ」に行った
のだが、一時間待ちだとか言われ諦めたばかり
だったのだ。持ち帰りにすれば良いんだよ、と
言ったが、本人はそのことに気付かなかったら
しい。それより「マルデナポリ」の建物が、セ
リエAの「ナポリ」のチームカラーと同じだと喜
んでいた。あのカラーはそういうことらしい。

で、今回「フォルマッジョ」では、ショートパ
スタのなんたらかんたらと(本人が覚えてない)
マルゲリータを食べたそうだ。唯、車だったの
でワインを飲めなかったのがどうにも残念であっ
たということだ。マルゲリータの水牛のモッツァ
レラの味はどうだったと聞くと、本人はあの
白いのがそうですか、と、どうも水牛のパワー
を感知してなかったようで、これまた残念な結
果でした。
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ワールドカップ.看板

2009年12月05日 | Weblog


ワールドカップの組み合わせが決まったが、デ
ンマーク、カメルーン、オランダと、はっきり
言って勝てそうな相手がいない。フィジカルで
負けて三敗というのが、現時点での順当な予想
ではないだろうか。ジーコの時と同じで、守り
が破綻しそうな気がする。後は、奇跡頼みだ。
それにしても、抽選会、何をアカデミー賞のよ
うなことをやってるのか。最初見てみようかと
思ったが、あまりに冗長なので直ぐに諦めた。
それより、本当に開催できるのか、そっちの心
配は今でも持っている。

カフェの看板は、一応完成した。当初店の名前
だけを彫ろうと思っていたのだが、その下に入
るLe cafe denude(eの上には点が入る)とい
う文字を筆で描いてみると、下地の色がコーティ
ングとなっていてこすると簡単に落ちてしまう
ことが判明。そこで仕方ないので、その文字も
今度は浅く彫ることとなった。切れ味の悪い彫
刻刀は新しいのを買ったので良いかと思ったら、
それは一日たったらもう切れ味が悪くなり、前
のとさして変わらない状態となってしまったの
で、作業がなかなか思う通りにいかないという
のはあったがなんとかそれも終了。遠めには、
それなりになったものとは思う。しかし、よく
見ると、四つあるeの形が微妙に違うことが分
かる。点の形も違うぞとなるが、まあそれは許
容範囲だ。それより一番悩ませたのは、看板の
木の大きさと字とのバランスだった。パソコン
上では良かったはずが、いざやってみるとどこ
かが違うのだ。どうやら下の字の位置に問題が
あるようだ。そこで、最終的にはその字の後に
点点を打つことでその問題は解消した(と思う)。
これでなんとかバランスは良くなった、筈だ。
完成したものは、店に取り付けたときに公開。
コメント

ビオトープの今

2009年12月04日 | 生き物 自然


ヒメダカがいなくなった「滝壺ビオトープ」、
見た目には殆ど動くものがないので変化に乏
しいが、よく見ると「ミズムシ」の数がもの
凄いことになっていた。汚い水で猛繁殖する
のは分かっていたが、我がビオトープ、単な
る水溜りのようなものだが見た目の透明度は
ばっちり、とても汚い水ではないのにも拘ら
ず、ミズムシの数は何だか増える一方だ。餌
となる落ち葉をそのままの状態にしているか
らか。何度も説明しているが、ミズムシとい
うのは、ダンゴムシの仲間の1センチほどの水
棲生物で(フナムシに近い)、割と集団で生
活しているので、そのうごめく姿は、92パー
セントの人が気色悪いと思う、ような生き物
だ。見ると3ミリほどの子供も混じってるので、
次から次と発生しているようだ。大分寒くなっ
てきてのこの繁殖力は凄い。まあしかし、ビ
オトープにとっては害があるわけでもなく、
ヤゴの餌にもなるので、むしろ良い住人であ
るとさえ言える。拠って放置。どの辺で飽和
状態になるだろうか。
コメント

遠い道のり

2009年12月03日 | Weblog


昨日、車の後部座席に蜘蛛の巣が張っている
ことが判明。そう言えば随分使ってなかった。
しかし、不思議なのは、こんなんところに巣
を張って蜘蛛は獲物を捕獲することが出来る
のかどうかということ。

メンズデーということで、映画でも見ようと
出かける。タランティーノの「イングロリア
ンバスターズ」という映画だ。初めて行くシ
ネコンで、大体の位置は予め調べておいたの
ですんなり行くと思っていた。ところが、確
かこの辺のはずと思った近辺に来ても、その
看板らしきものが見えない。一応、郊外のちょ
っと外れの大きなショッピングセンター内に
あるのだが、そのショッピングセンターの案内
がないのだ。見当をつけた周辺をうろうろす
るが見つからず、とうとう開始時間を過ぎて
しまった。匂いはすれど見つからずの状態で、
だんだん気分はどうでもよくなってきた。

しょうがない、また松本市内にでも行くかと
適当に走ってたところ、ガソリンも少なくなっ
てきたので給油ついでに聞いてみようかとい
う気になった。久しぶりに満タンにして(最
近はセルフで20Lが普通)聞くと、さっき迷っ
た辺りとさして変わらないような位置を説明
する、がこれまたそのスタンドからは分かり
にくい道で殆ど適当にそっち方面に向かう。
言われた地名の案内に従っていくと、始めに
通った道を横切りやっと本来の目的地に辿り
着くことができた。しかし、そこは始めにう
ろうろしたところの一角であった。逆の端に
位置していたので分からなかったのだ。なん
と言う徒労であろうか。それにしても案内板
が少なすぎないか。

着いたのは、12時過ぎで、次回の開始まで待
とうかと思ったが、その時間が2時半というこ
れまた随分な時間だ。しょうがないので、ショッ
ピングセンター内にあったDONQ(今でもある
んだ)でパンを買い昼飯代わりにして帰って
来た。結局、ガソリンを入れパンを買うため
の80キロのドライブとなってしまった。った
く。
コメント

12月1日

2009年12月01日 | Weblog


先日、地元の故カフカ君の仲間が来ていろん
な思い出話をした。そのJ君は歳も近く、やは
り大分悲しかったようで(本人葬式の時は仕事
で欠席)二人でまた涙ぐんでしまった。本人は
酒を飲んだ帰りで、何を言ってるのか分からな
いところも多かったが、良い追悼にはなった。
それより、飲んだくれのJ君は、自分の体に気
をつけたほうが良い気がする。

看板の色付けを始めたが、細かいところがよく
見えないし集中力が続かない。職人さんの、例
えば蒔絵師なんかこの何十倍かの細かい作業を
するというのに。今更ながら、本当に彼らの技
は尊敬に値する。まあ、プロと比較しても仕様
がない。兎に角目の前の看板を仕上げなくては。
それにしても、もう少しまともな面相筆がほし
い。しかも、気がついたら12月、ちょっと早す
ぎないか。


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