ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

日本はすごい?

2017年05月14日 | Weblog


最近よく目にする「日本はすごい」「世界が注目」などのカンムリの付いたテレビ番組、日本政府の息がかかってるのか、と勘繰りたくなるくらい多い。実際は、すごいところもあるがダメなところもあるなのに、まるで全てがすごいと錯覚させるような内容、まともな人が見ればちょっと恥ずかしいくらいだ。これは、陶酔して気持ちよくなって現実を見るな、ということなのだろうか。

世界が注目というのも、そもそも世界ってなんだという話だし、多くはネットの視聴回数がその根拠となっているようだ。例えば世界で活躍しているスポーツ選手はなどと聞くと、未だに「イチロー」と答えるような人間が多い、アメリカ限定なのに。より世界的というなら圧倒的に錦織圭だろう。これは、野球が世界的にはマイナースポーツであるという基本的な事実が分かってないからだが、より客観的に判断するなら、こういう現実を知ることから始めないと、それこそ始まらない。
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在庫整理

2017年05月13日 | Weblog


最近コーヒーの豆はもっぱら「カルディ」で、基本的に深煎りを買うのだが、ここのところある期間内に違う豆を四種類買うとお得になるというカードがあるのでその都度深煎り系の違う豆を買っている。その手のカードはめったに持つことはないのだが、行くたびに新しいカードをくれようとするので今回はきっちり使うことにした。そうなると捌けの悪い豆に当たる確率も高くなる。この前買ったエスプレッソ用の豆は鮮度が悪く香りがよくなかった。ということはこのカードは、まんべんなく豆が捌けるように意図したカードで、体の良い在庫整理ということだったのだ。

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堤清二展

2017年05月12日 | 芸術


松本市美術館でやってる「堤清二展」に行ってきた。軽井沢のセゾン美術館にあるアバカノビッチの兵馬俑のような雰囲気の部屋はそっくり移動されていたのだが、名前を確認するため今ネットで調べたら、彼女は(ずっと男かと思っていた)今年の4月、つまりほんの数週間前に死去したばかりだった。こういうのをタイムリーと言っていいものだろうか。
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夜の撮影

2017年05月11日 | photo


夜に自宅庭で撮ったトリバガの一種。当然フラッシュを焚いて撮るわけだが、左手には懐中電灯も持ってるので必然的に片手撮りとなる。しかもマクロ。昼間両手撮りしてもぶれる腕だから片手撮りなど至難の業。この写真も後でピントをシャープにしている。夜は被写体が動かないのが唯一の救い。
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キングコング

2017年05月09日 | 映画


「キングコング 髑髏島の巨神」、如何にも子供だまし的な映画に思えるがこれが結構面白い。ハングル字幕の原語版で見たが、細部の内容が分からなくても十分楽しめた。小気味よく人を踏み潰すキングコングは大魔神に見えたし、過度にヒューマニズムを強調することなく恋愛描写もさらっと流しテンポよく進むし、島の神としてのキングコングに自然と感情移入できるようになっているしで、子供だまし的「スターウォーズ」「ハリーポッター」は見るに堪えないがこれは最後まで楽しく見られる。「シンゴジラ」よりも数倍面白い。

最初の島に向かうヘリコプターの場面は殆ど「地獄の黙示録」だし、できればドアーズの「ジエンド」を流してもらいたかった。映画の時代設定がベトナム戦争終結直後というのもあり、「地獄の黙示録」を思わせる場面はいくつかある。それとこの島に墜落して生き延びてたパイロットが、同じく墜落した零戦のパイロットの形見である日本刀を大事にしていたり(島では相棒となっていたがすでに死去)、その零戦の部品で脱出用のボートを作ったりと日本人がちょっと反応するような場面も用意されている。28年ぶりにラジオで聞く音楽がデヴィッド・ボウイの「ジギー.スターダスト」というのもグッとくる。そう考えると、この映画は40以上のおじさんが楽しめる映画なのかもしれない。ということでR40に指定。

後、コングと戦う不気味な骸骨トカゲが出てくるのだが、あの鳴き声はハイエナが基になってるのではないかとNHK「プラネットアース」のブチハイエナを見て思った。
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スーパーあずさは気持ち悪い?

2017年05月08日 | Weblog


東京に電車で行くときには、鈍行が使い勝手が良いという話をしていた時、東京出身の相手が「あずさって気持ち悪いんですよね」と言った。特にスーパーあずさのことなのだが本人はその気持ち悪くなる原因がどこにあるかは知らなかった。そこで振り子電車の揺れの特徴をはなし昔からよく言われてる話であることを説明した。最近はあまり聞かなかったがいまでもやはりそうなのかと納得した。

更にそれを証明するかのような出来事が、ちょうど話の数日前に起こった。上諏訪駅のホームで普通列車を待ってる時にスーパーあずさが到着した。乗客が下りてる時にちょっと異変を感じてそちらの方を見ると、小学校低学年の男の子がホームに降りて数歩のところでいきなりゲロゲロしたのだった。多分母親と一緒に帰省だったのだろう。母親が𠮟責してたがこればっかりはしょうがない。母親は母親で後始末に一生懸命で気の毒だった。居合わせた近くにいた別の子連れの母親がティッシュなどを貸していたが、後で考えたら駅員に言ってバケツに水でも汲んで一気に流せばよかったと思った、が、その時はそこまで頭が回らなかった。

スーパーあずさはいまでも十分気持ち悪いようだ。
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嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件(1991)

2017年05月07日 | 映画


松本で特別上映会があったのでビデオで見て以来の「嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」(1991)を見に行った。ビデオの時も結構長い印象があったが今回のデジタルリマスター版は何と四時間余り(ビデオは三時間)、耐えられるか、見る前にちょっと不安がよぎる。

映画は台湾の台北が舞台、時代は1960年頃。台湾の複雑な政治状況も影響する中でのちょっと不良の中学生が主人公。後々に大きな事件に発展するのだが、映画はそんな大きな事件を物語ることに主眼を置いていない。不良仲間の中学生のやりとりやら不良グループ同士の抗争やら、更にその上のチンピラの抗争などが同じトーンで展開する。家庭の問題も恋愛もやはり同じトーン。目の前の生起する事柄をそのまま映していく。だ登場する人間も名前と人物がなかなか一致しないし、複雑な人間関係の分かり難さも多々ある。漢字表記で愛称なのか本名なのかも区別がつかない。しかし様々な事件は目の前で生起する。

とかなり分かり難い映画でしかも4時間、一般的には典型的な退屈な映画、と言えそうだ。が、この映画は、物語ではなく事件が生起する場を常に捉えた魅力的なショットの連続だ。主人公の小四(愛称だが始めは分からなかった)に共感できなくても、1960年頃の台北で起きた事件であっても、時代場所関係なく常に瑞々しい世界を見せてくれる。しかし長いことは長い。
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松本

2017年05月06日 | Weblog


連休中の松本は、思ったほど人は多くなかった。唯、松本城の天守閣入り口は流石に混んでいた。
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行列のできる店

2017年05月05日 | 食べ物


蓼科には昔から行列のできる人気蕎麦店がある。幹線沿いなので店の前を通るのだが、今回も開店一時間前にすでに30人ほど並んでいた。開店当初(最初の二年間ほどは行列はなかった)結構行ったが、行列ができるようになってからはとんと行くことはなくなった。そば自体は美味いが並んでまでして食べたいとは思わない。同程度の店は他にあるし、あるレベルいってればそれで充分と経験上感じてるしで、そばに限らず一般的に並んでまでして食べたいものは殆どない。

が、世の中はそうでもなく、逆に並んでると並びたいという人間が多くいる。だから人が人を呼ぶ状態になるのだが、そういう人間は基本的に情報に左右されやすい人間で、何を食べるかということではなく人気店に並んで食べたという事実に満足する。考えてみればそれだけで満足できるのだからある意味幸せである。そして今日も行列は続くのである。
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蓼科の春

2017年05月04日 | Weblog


蓼科はまだ初春だった。桜の名所も平年だと散り始めている頃だがまだ蕾。今年は10日ほど遅い、感覚的には。道にはフキノトウが顔を出してるくらいだ。

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ベルギービール

2017年05月02日 | 食べ物


この前T君にベルギービールのヒューガルデンをもらって飲んだ。このビール、コリアンダー(実の方)の香りなどが付いていて、本来のビールとは違った風味でちょっと違和感がある。本来のビールの香りが好きな人にとってはちょっと色物的な感じがする。カクテル感覚で飲めばそれなりに美味しく飲める、かもしれない。
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アルプス電気のプリンター

2017年05月01日 | Weblog


今はもう販売していないアルプス電気のプリンターを使おうと思い電源を入れた。実に四年ぶりくらいの稼働だ。果たしてちゃんと動くだろうか。リボン式なので四色分装着されてるかを確認しいざ始動。派手な音を立てながらも一枚目は何とか正常にプリント。ところが二枚目は一色目のシアンをプリントしたところで異常停止。どうも二色目のリボンが上手く装填されないようなのだ。何回やってもダメでここで諦め。プリンター自体は画質もよく気に入ってるのだが、やはりある程度コンスタントに使わないとだめなのだろうか。買ってから十七八年経つし寿命と言えなくもないし、うーん残念。
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