アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

バレエのレッスンをしております…♪

2010-03-07 08:45:15 | Weblog
昨日のアンサンブル・バレエ クラスには、ついにトモさんまで参加して、大人メンバー勢ぞろいのクラスになりました
グラン・プリエバットマン・タンジュと進んでいくバー・レッスン。
スロー・テンポのバットマン・タンジュはジュニアも大人も一緒に練習しましたが、アップ・テンポのバットマン・タンジュ以降はジュニアと大人では別メニュー
ジュニアとは私も一緒にレッスンしながら、
「もうちょっとトルソーの右側を引き上げて…」
「背中を引き上げる意識を忘れないように…」
「太腿のインサイドのコントロールがあまくならないように…」
と、しごく真っ当な注意をするんだけどぉ、大人がレッスンする番になると
「足首っっ、伸ばすのっ…。伸ばすの足首をっ…」
「顔が向いてるほうが“前”っ、顔が無い方が“後ろ”っ…」
と、“なんのお稽古?”って感じの注意をとばすことになる…
カウント1に動きをあわせるためには、そのの前のからの初動が肝心なんだけど、その説明をするのに
「“1時”に駅で待ち合わせしましょうね、って約束して“1時”に家を出る人はいないでしょ “1時”前に家を出るでしょ そういうことだよ
ナニが“そういうこと”なんだか、みんな分かったかなぁ…
そうやってバー・レッスンが終わり、ちょっと休憩。
次はセンター・レッスン。
バットマン・タンジュ。大人組は、正面に向かって、右脚→左脚→右脚→左脚→と交互に脚を横に伸ばしては5番ポジシオンに戻す、という、これ以上は無いゾ というくらいシンプルなコンビネーション。
ここまではまだ、なんとかなっていないわけじゃない…がっ…、次の“片脚ずつ背伸び(正式には『ルルヴェ』という)”をして前に進む動きになると…
「5番ポジシオン…!5番…!5番…5番になってないよ…5番……あのよぉ……
ミドリさんは、“なんとかしなければっ”と思うあまり自分がどんな動きをしているのか分からなくなって、私には“真似の出来ない”不思議な動きをしはじめ…
ユミさんは、動き自体は安定しているけど、“おかしなところはおかしなまま”安定している…
トモさんは、“自分の足の動きはこれでいいのかっ”と集中のあまり、いきなり下を向いて目視確認を始めてしまう…
メグちゃんは、表情を消した美し~いお顔のままで、静かに静かぁ~にパニクッている…
でもこれの繰り返しで少ぉ~しずつ“目が開いて”鏡に映った自分の姿を認識できるようになり、“耳が開いて”注意の言葉を聞けるようになり、頭と身体の回路が繋がって“身体で”順番を覚えられるようになる。
教師である私は、そういったみんなの“進化”を、たとえそれがオブラートを1枚1枚捲るほどの微かなものであっても、信じて待っていられる。
上手になれるかなれないかの境目は、レッスンする本人が“自分を信じて”待てるかどうか、なんじゃないかな…。
ミドリさん、ユミさん、トモさん、メグちゃん、この4人のために作品を作る日が来ることを楽しみに信じて、私は待っているよぉぉぉ~ん


コメント
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