横に並んで一緒にバー・レッスンをしながらリナの動きに目配り気配りは欠かさない。
2番ポジシオンのグラン・プリエに続くドゥミ・ポワント。
「うん、しっかり床に吸い付くように立ってるね」
バットマン・クロシュ。
はじめは12 デガージェ・ドゥヴァン→34 1番ポジシオン→56 デガージェ・デリエール→78 1番ポジシオン→で8回。
続いて1 デガージェ・ドゥヴァン→2 1番ポジシオン→3 デガージェ・デリエール→4 1番ポジシオン→5 デガージェ・ドゥヴァン→6 1番ポジシオン→7 デガージェ・デリエール→8 1番ポジシオン→で16回。
そして1 デガージェ・ドゥヴァン→2 デガージェ・デリエール→3 デガージェ・ドゥヴァン→4デガージェ・デリエール→ 5 デガージェ・ドゥヴァン→6 デガージェ・デリエール→7 デガージェ・ドゥヴァン→8 デガージェ・デリエール→で32回。
次第にテンポを速くしていく練習。
はじめの4分の4拍子と次の4分の2拍子のところは平気な顔して脚を動かしていたリナが、最後の8分の8のところで
「…っったぁ…っ、……っそっ……」
うん、まだスピードというよりも軸側のコントロールがちょっと弱いんだね。
じゃ、左側の練習ね。
同じように4分の4、4分の2、8分の8と音楽に合わせて練習。
「…あぁ~、上手く脚を動かせているときは、軸脚の内腿がツラい…」
「はぁい、大正解 動作脚の動きにつられて軸がふられないようにしっかり引き上げてるから内腿が辛くなるの。それが正しいコントロールだよ。軸がしっかりしてふられなくなると動作脚が解放されるから、もっと楽にスムーズに動かせるようになるからね」
「うん」
身体で覚えていく、ってこういうことだねぇ。理屈は後。
そうやって覚えたものは意識して考えなくても忘れることはない。
さて、ストレッチは…?
「のっける方、持つ方…」
「ん~、久しぶりに持つ方…」
音楽スタート
グラン・プリエをしてカンブレ・アン・ナヴァンをして、ドゥミ・プリエ→アティチュード・ドゥヴァン→カカトを持って脚を上げ…
「…あぁったぁ…っ、のっける方にしとけばよかったぁ…っ…ったぁ…っ」
およ、久しぶりに騒ぎ始めたじゃない…
「はい、ア・ラ・スゴンドにドゥミ・ロン・ドゥ……、フレックス……、バーの方にカンブレ……」
チラリと振り返った彼女、
「……ってぇ…っ…」
次、お膝を持ってデリエールに…。
「…ぅぁあ~…、…っ…っ…」
はい、最後はスプリッツ
「お、キレイに付いたんじゃない…」
「…ぃや…、もぅいい…」
とそそくさと立ち上がってしまったね。
師匠がカンブレやストレッチをしているところを弟子が上から眺めているという面白い構図なんじゃない
それでも左側はちゃんとカンブレまで続けたからね、良しとしましょう。
先週の陸上記録会のための特訓で脚の筋肉のバランスがちょっと変わっちゃってるんだよね。
また丁寧にストレッチをしていけばキレイにもとにもどるからね、大丈夫だよ。
センター・レッスンの最後。回転技の連続。
アンボワテ→アンボワテ→ピケ・アン・ドゥダーン→ピケ・アン・ドゥダーンの繰り返し
と見本を見せる。
注意点はねぇ、2つ目のアンボワテが終わったらルティレの脚を5番ポジシオンに下すんじゃなくてア・ラ・スゴンドにフラッペすること。それがピケ・アン・ドゥダーンのプレパラシオンになるからね。
さぁ、やってみよう
右側は割合無難に出来るようになったけど、左側がちょいと苦戦したね。
「…ぁあ゛あ゛~、なんで前側の脚があがるんだぁ…」
落ち着いて、落ち着いて。ピケ・アン・ドゥダーンでルティレにした脚を後ろに下したら
改めて“後ろ”の脚から
「…ぁあ゛あ゛~、なんでだぁぁ…」
ピケ・アン・ドゥダーンの最後だけは脚に任せちゃダメだよ。そこでしっかり脚に指示しないと…。
「……、あ…わかった…コレかぁ…」
うん、良く出来ました
来週はアームスの動きをしっかり練習しようね
2番ポジシオンのグラン・プリエに続くドゥミ・ポワント。
「うん、しっかり床に吸い付くように立ってるね」
バットマン・クロシュ。
はじめは12 デガージェ・ドゥヴァン→34 1番ポジシオン→56 デガージェ・デリエール→78 1番ポジシオン→で8回。
続いて1 デガージェ・ドゥヴァン→2 1番ポジシオン→3 デガージェ・デリエール→4 1番ポジシオン→5 デガージェ・ドゥヴァン→6 1番ポジシオン→7 デガージェ・デリエール→8 1番ポジシオン→で16回。
そして1 デガージェ・ドゥヴァン→2 デガージェ・デリエール→3 デガージェ・ドゥヴァン→4デガージェ・デリエール→ 5 デガージェ・ドゥヴァン→6 デガージェ・デリエール→7 デガージェ・ドゥヴァン→8 デガージェ・デリエール→で32回。
次第にテンポを速くしていく練習。
はじめの4分の4拍子と次の4分の2拍子のところは平気な顔して脚を動かしていたリナが、最後の8分の8のところで
「…っったぁ…っ、……っそっ……」
うん、まだスピードというよりも軸側のコントロールがちょっと弱いんだね。
じゃ、左側の練習ね。
同じように4分の4、4分の2、8分の8と音楽に合わせて練習。
「…あぁ~、上手く脚を動かせているときは、軸脚の内腿がツラい…」
「はぁい、大正解 動作脚の動きにつられて軸がふられないようにしっかり引き上げてるから内腿が辛くなるの。それが正しいコントロールだよ。軸がしっかりしてふられなくなると動作脚が解放されるから、もっと楽にスムーズに動かせるようになるからね」
「うん」
身体で覚えていく、ってこういうことだねぇ。理屈は後。
そうやって覚えたものは意識して考えなくても忘れることはない。
さて、ストレッチは…?
「のっける方、持つ方…」
「ん~、久しぶりに持つ方…」
音楽スタート
グラン・プリエをしてカンブレ・アン・ナヴァンをして、ドゥミ・プリエ→アティチュード・ドゥヴァン→カカトを持って脚を上げ…
「…あぁったぁ…っ、のっける方にしとけばよかったぁ…っ…ったぁ…っ」
およ、久しぶりに騒ぎ始めたじゃない…
「はい、ア・ラ・スゴンドにドゥミ・ロン・ドゥ……、フレックス……、バーの方にカンブレ……」
チラリと振り返った彼女、
「……ってぇ…っ…」
次、お膝を持ってデリエールに…。
「…ぅぁあ~…、…っ…っ…」
はい、最後はスプリッツ
「お、キレイに付いたんじゃない…」
「…ぃや…、もぅいい…」
とそそくさと立ち上がってしまったね。
師匠がカンブレやストレッチをしているところを弟子が上から眺めているという面白い構図なんじゃない
それでも左側はちゃんとカンブレまで続けたからね、良しとしましょう。
先週の陸上記録会のための特訓で脚の筋肉のバランスがちょっと変わっちゃってるんだよね。
また丁寧にストレッチをしていけばキレイにもとにもどるからね、大丈夫だよ。
センター・レッスンの最後。回転技の連続。
アンボワテ→アンボワテ→ピケ・アン・ドゥダーン→ピケ・アン・ドゥダーンの繰り返し
と見本を見せる。
注意点はねぇ、2つ目のアンボワテが終わったらルティレの脚を5番ポジシオンに下すんじゃなくてア・ラ・スゴンドにフラッペすること。それがピケ・アン・ドゥダーンのプレパラシオンになるからね。
さぁ、やってみよう
右側は割合無難に出来るようになったけど、左側がちょいと苦戦したね。
「…ぁあ゛あ゛~、なんで前側の脚があがるんだぁ…」
落ち着いて、落ち着いて。ピケ・アン・ドゥダーンでルティレにした脚を後ろに下したら
改めて“後ろ”の脚から
「…ぁあ゛あ゛~、なんでだぁぁ…」
ピケ・アン・ドゥダーンの最後だけは脚に任せちゃダメだよ。そこでしっかり脚に指示しないと…。
「……、あ…わかった…コレかぁ…」
うん、良く出来ました
来週はアームスの動きをしっかり練習しようね