アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

大人のバレエクラス、昨日は…♪

2012-06-15 08:53:26 | Weblog
「おおぉ、好いバランスだねぇ
フミナちゃんが5番ポジシオン・シュル・レ・ポワントでキレイにピタリと停まっている。5月からレッスンを始めたばかりなんだけど、もともと良い足首をもっているからね。昨日はルティレのポゼでもバーから手を離して立っていられるようになった。
バー・レッスンの途中でパ・ドゥ・ブーレ・シュル・ル・ク・ドゥ・ピエの練習。
私のクラスではク・ドゥ・ピエではなくルティレで練習しています。
両手でバーに掴まってまずは右脚ドゥミ・プリエ&左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール、つぎは左脚でルルヴェして右脚をルティレに………と動きを分解して見本を見せながら、みんなと一緒にゆぅ~~~っくり練習します。
みんなの動きがほぼ安定してきたところで、音楽に合わせて
フミナちゃん同様5月からレッスンを始めたばかりのケイコさんにとっては初めてのパ。
でも進行方向を間違えることもなく、プリエのときには後ろの脚をク・ドゥ・ピエにすることも間違えず、なかなかいい感じ
センター・レッスンのバットマン・タンジュの終盤にバーで練習したパ・ドゥ・ブーレ・シュル・ル・ク・ドゥ・ピエを組み入れる。
おおぉ、フミナちゃん、ちゃんと出来たね、ケイコさんはちょっと惜しかった
それぞれにちょっと手直しをしたり注意をしたり、
「あ、ヨシカワさん、アームスが“マリー・アントワネット”になってるからね、よぉく伸ばして」
「あ、いやぁ~っはっはっ…
彼女のちょっとした癖で、肘が下がって手首が高くなり手先が垂れる。宮廷舞踊で男性にエスコートされるときの貴婦人の手みたいになっちゃうのよ。
「隣にフェルゼン伯爵がきちゃうからね
「けへへへへ……
つぎはパ・ドゥ・ブーレと4番ポジシオン・ドゥミ・プリエからルティレ-ルルヴェの練習。
動きを分解しながら、大事なポイント
「前側の脚とは反対側のアームスが前」
を強調しながら見本を見せる。
それからいくつかの注意点も先に伝えておく。
「フミナちゃん、“あぃ~ん”の手はダメよぉ。それから両腕の肘が曲がり過ぎると“聖徳太子”ってなっちゃうからね、アームスは長くお盆を捧げるように」
「はい
それでは、はい2組に分かれて音楽に合わせてに練習してみましょう

おっ、この動きも練習するのは初めてのケイコさんがちゃんと間違えずに出来ている。4番ドゥミ・プリエのときにちゃんと前側の脚と反対のアームスを前にしている。
このアームス、どっちが前かなかなか覚えられない人もけっこういるんだけどね。
彼女はきっと見本を見ているときに全体を捉えるのがうまいんでしょうね。だから手の動きも脚の動きも同時に覚えられるの
その後もグリッサード・ピケ・アラベスクやグリッサード・アラベスク・ソテなどの練習もして賑々しくレッスンは終了しました。
私が更衣室に引き上げたあとも、みんなは熱心におさらいをしていましたよ。
ヴェテランも新人も高校生もみんな仲が良くて素敵なクラスです
コメント
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