アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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新クラス、スタート♪

2012-10-06 10:07:18 | Weblog
昨日からカルチャー・センターで≪スロー・エクササイズ≫のクラスを新規にスタートしました
講座名は『アンチ・エイジングのために≪バー・レッスンでスロー・エクササイズ≫』です。
このブログでも度々ご紹介したロコモティヴ・シンドロームサルコペニア肥満の予防を目的にしたクラスです。
バレエをご存じない方にとっては、バレエといえば『白鳥の湖』『トゥ・シューズ』『高く脚を上げる』『身体が柔らかくないと無理』というくらいの認識で、それが固定観念になっているんじゃないかと思います。
そのバレエのバー・レッスン。
それは勿論、筋力増強・持久力&瞬発力増強のための鍛錬をして最終的には美しく立ち、高く脚を上げ、跳び、回ることの出来る身体を作って維持していくための基礎です。だから脚の指の関節にまで気を配ってレッスンします。
そのバレエの基本の“基”から、
股関節を完全にターン・アウトする
高く脚を上げても揺らがない
片脚で複数回、揺らぐことなく回転する
高い跳躍を維持する

ことが出来るようになるために不可欠な要素を取り除いていくと、人間の正しい姿勢や歩き方を維持するのに必要な筋肉の鍛錬に適合した要素が残る。
それを≪スロー・エクササイズ≫として組み立てたの。
ある程度は片脚で自分の身体を支えていられる
ある程度は脚や膝を上げられる
ある程度は足首に柔軟性がある
ある程度は腰回りに柔軟性がある
ある程度は胸部や肩に柔軟性がある

というのが、まずロコモティヴ・シンドローム予防に必要なこと。
そんな『ある程度』を目標にきちんとエクササイズを続けると次第に体幹や内腿の筋肉量が増えてきて、安定した動きが出来るようになる。そうすると必然的に代謝が促進されて肥満の予防や改善に効果が出るようになる。
というのがサルコペニア肥満の予防にも有効なこと。
科学や医学の発達によって人間は長生きするようになったけれども、その命の長さに本来は身体を支えてくれるはずの筋力がついていってない、というのが現状ですね。それがロコモティヴ・シンドロームの原因のひとつでもあるそうです。
毎日のちょっとした運動を正しく続けることで予防出来るんだからエクササイズは大切。
特に≪変形性膝関節症≫なんかになったら悲しいじゃないの。
聞くところによると、歩行するときに一歩前に踏み出した脚に瞬間的にかかる圧力は“体重のおよそ5倍”だそうです。48㎏の私の場合は240㎏の圧力が常に両脚に交互にかかっているわけよね
そりゃぁしっかりした筋肉がないと膝が壊れちゃうのは当たり前って思います。
もう一つ、膝に最も負担が掛かる動きというのは、真っ直ぐに立っている姿勢から正座をするときと正座から立ち上がるときなんですって。
私たち日本人の日常生活では正座や正座に近い姿勢で座ることが多いでしょ。本当に気を付けないとね
元気に美しく活動的でありたいとお考えの方はレッスンにいらしてみて下さいね。
コメント
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