アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

成長期…♪

2012-11-25 13:00:07 | Weblog
昨日のバレエ・アンサンブル・ド・リエコの一般クラスのレッスンはホント楽しかったな♪
サエちゃんとのマン・トゥー・マンだったので、バー・レッスンは御付き合いを
ロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テールの終盤、4番グラン・プレパラシオンでカンブレ・デリエールをしてトルソーを起こし、
「はい、アティチュード・デリエール・ルルヴェ…っ」
いつもと違う、突然の指定にも慌てることなくポゼをするサエちゃん
内腿がきちんと引きあがってるな…
背中が反って重心が後ろに引かれたりしてないね…
軸脚は…よし、お膝が曲がったりしてないわね…
ってぇことは…
「左のアームスをもちょっと上に…っ」
しかし…、彼女は左のアームスを左外方向に引き上げてしまったのだ…当然、バランスは崩れる…惜しい…っ
アン・オーにしているときは、身体の中心軸の延長線上に向かって引き上げるのよ、外にもってったんじゃ傾いちゃうからね、と注意をして…左側は……。
「…うん、いいわよぉ…コントロールしながら立っていられたわね、落ちなかったわね…
バー・レッスン最後のグラン・バットマンも脚の動きが強く、そして素早くなってきた、好い感じだ。
そしてセンター・レッスンを始めるまえに、ちょっと“体幹トレーニング”しましょう。
回転や跳躍、とくに回転を伴う跳躍技で一番大切なのは身体の軸を真っ直ぐに支えること。この軸が弱かったり歪みやすかったりすると、パを行うのに必要以上の力を使ってしまったり身体に無意味な負担を掛けたりすることになりかねない。
だから体幹を強くしておかなければ、というワケで簡単な“体幹トレーニング”を。
初めてのことだからサポートについて上げる。
「…どう…どこかキツいとこ、ある…?」
「…ん~、べつに…」
そうか、よしよし。
腰が左右どちらかにズレたり、腰椎のところで下がったり、お腹が垂れたりしないように気を付けながら左右交互に練習しましょうね。
で、私も“体幹トレーニング”を…、但しかなりキツ~~いメニューで御付き合い
センター・レッスン
バットマン・タンジュをして、グラン・バットマンをして、タン・ルヴェをしてアレグロの練習。
最後にグラン・アレグロ
「あのねぇ、グラン・ジュテの前のグリッサードがね、重心の移動が遅れるから十分にバットマンする時間が取れなくて、それで高く跳べないんじゃないかな…」
助走のパの部分をちょいと一緒にやってごらん、…と…。
パ・ドゥ・ブーレ・ドゥシュ⇒グリッサード⇒
「…あ゛っ…
ね、ちょっと遅れてるのがわかるでしょ
音楽を良く聞いて、慌てないように、バットマンを強く
うん、少しずつ重心の移動とバットマンのタイミングが整ってきてる感じだね。
さ、最後はグラン・フェッテの練習をどうぞ
13回までは安定しているけど14回目からバランスが崩れたりアームスに無駄な動きが生じたりするってことは、13回目までがプリエとルルヴェを繰り返す彼女の脚力の今日の限界、ってことね
丁寧なレッスンを繰り返すことで遠からずそれは克服出来る。
毎週のレッスンの度に変化・進化を見せてくれる、そういう時期を『成長期』っていうんだろうね。
この『成長期』は肉体的・生理的成長期とは異なって何度も訪れる…個人差はあるけど…。
そういう成長期・成長点を見逃さないように、きちんとリードして上げたいといつも考えているのです
コメント
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