アンサンブル・ド・ミューズ バレエ

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

美女はワルツ、ナイスミドルはノリノリ…♪

2013-11-04 09:00:45 | Weblog
1番ポジシオンからのバットマン・タンジュのアームスは先週までと同じにしましょう。
5番ポジシオンからのバットマン・タンジュではタンジュのパターンもアームスの動きも少し変化させる。
おっ、メグちゃんいい感じだねぇ、ちょっとエポールマンも意識出来るようになってきたみたいね。
「いやぁ、アームスの方に全部注意を向けてるから、アームスにつられて脚もア・ラ・スゴンドに出しそうになっちゃいます
うん、ほんのちょっとだけね…。
でも全体のバランスはいいわよ
ロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テールのポール・ドゥ・ブラは先週と同じ。
今週はフォンデュにもポール・ドゥ・ブラをつけてみましょう。
まずはこの順番で、と見本を見せる。大丈夫かな?
「はい、大丈夫です」
うん、ホントに憶えるのが早いよねぇ。
ところどころ頭で確認してからアームスを動かしてるな、とわかるところがあるけど、全体的にスムーズに正確に動けている
毎回思うんだけど、彼女の場合は動きが変化しているからといって見当違いの方向に腕を突き出すことがない。
いつもきちんと正確なポジシオンに腕が伸ばされていく。
アームスのポジシオンが正確だっていうのは彼女の強みだね
最後のグラン・バットマン。デリエールのポジシオンをちょっと修正しよう。
両手でバーにつかまって左脚軸で右脚ポワン・タンジュ・デリエールにしてみて。
そうしたらね、左の軸脚をもう少しターン・アウトしてごらん。
「軸脚のターン・アウトが不十分だとトルソーが動作脚側に引っ張られて開きがちになるから、バットマンする脚が軸脚側にカーブしやすくなるの…」
だから軸脚のターン・アウトをしっかり守ってトルソーが引っ張られないように気を付ければ、動作脚と背中がキチンと引っ張り合って正確なポジシオンに脚が上がるわよ。
修正後のメグちゃんのバットマン・デリエール、勢いもあってキレイです
センター・レッスンのバットマン・タンジュは先週までのアンシェヌマンとは違う順番にしてみた。
うん、いいわ。
ただ一か所だけ、ポール・ドゥ・ブラを修正しましょう。ア・ラ・スゴンドのアームスをアン・バに下げて、そこからアン・オーに引き上げる動き。
私の真後ろに立って、鏡に映るところを見て違いを確認してごらん。
メグちゃんの動きはこう。
私のポール・ドゥ・ブラはこう。
と2パターン、アームスを動かして見せる。
「あぁ、分かりました、なるほどぉ
ね、ほんのちょっとのことなんだけど、それで腕を長く見せられるか短く見せてしまうか、違ってきちゃうからね。
はい、最後に久しぶりに三拍子、パ・バランセの基本を練習しましょう。
はじめは脚のステップだけ
ノッてきたところでアームスも
「…う゛ぅ~ん……
8の字にアームスを動かすときはね、大きなスカーフをゆったりたなびかせるイメージで動かすのよ。
「…う゛ぅ~ん……
久ぁ~しぶりのパ・バランセだったけどよく憶えてたね、脚の動きのほうは概ね問題なしよ。
何年たっても3拍子の感覚が掴めないって人が多いんだけど、メグちゃんは大丈夫みたいよ
さ、続いて《アンチエイジング・レッスン》
スタンバイしながらメグちゃんのレッスンを見ていたミスターМがパ・バランセの真似を始めた。
トントコトントントコトン………
あれ、ちゃんとリズムが合ってるじゃない
腹式呼吸から始めてロール・アップの腹筋。
まずはミスターMミスターFも自力でぎゅむむむ……
はい、今週もお一人ずつサポートしますね。
それぞれ右→左→右→左と計4回。
もうお二人とも大汗をかいたり顔が真っ赤になったり、よぉく頑張りましたぁ
それではバーを使って下半身強化のエクササイズ。
ゆっくり膝の屈伸と体側のストレッチ、足首の屈伸と内腿強化のエクササイズ。
「メンズクラスはリズム感がいいでしょ 音楽にのって…
というミスターFはちょっと楽しそう
そうなの、お二人ともカウントを外さないのよね
エクササイズの最後に立位体前屈。
ゆっくり自分の脚を伝わりながら上体を倒していって、もうこれ以上下がらないというところで肩や首の力を抜く。
そうすることで自分の頭部の重量を錘の代わりにするわけ。そうすると無理のない負荷を掛けられるでしょ。
肩幅よりもちょっと広めのスタンスでなら、お二人とも指先が床に付くようになったんですよ
それにミスターFは、気になっていた膝の痛みがすっかりなくなったんですって。
ホントに良かったです。