アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

回転する美女…♪

2015-03-23 09:56:28 | Weblog
センター・レッスン。
はい、先週練習したシャッセをどうぞ
左方向を4回やったら右方向を4回で戻ってきてね。

おぉぉ、いいじゃないのぉ
一つ一つの移動距離も大きいし、足元も5番にキレイにまとまっているし、体重を感じさせない軽やかなシャセだわ
先週やったばかりなのに、すごぉい
こぉれは、シャセ・アン・トゥールナンの練習をする日も遠くはないはね
となると、その前に練習しておかなければならないのは…
まず見ててね。
1番ドゥミ・ポワント、アームスはア・ラ・スゴンド→左手をアン・ナヴァンに送るように右に半回転、アームスはアン・ナヴァン→右手をア・ラ・スゴンドに開きながら右に半回転→左手をアン・ナヴァンに送るように右に半回転、アームスはアン・ナヴァン→右手をア・ラ・スゴンドに開きながら右に半回転→…………
まずはア・テールのまま、アームスの動きと回転の方向をゆっくり練習。
つぎは首をのこしてスポットをつけながらの練習。
そして1番ポジシオン・ルルヴェで練習。
足の間隔が広くなると回転に大きな力が必要になるから大変です。足の間隔は狭く。
回転というよりも、裏→表→裏→表→……という動きの繰り返し、と考えるといいわね。
はい、じゃ音楽に合わせてどうぞ

あぁらまぁ…、こぉりゃまた…
はじめて練習するのに、随分スムーズな…
「これは片脚ずつで回転するってことでいいんですか?」
そう、右→左→右→左→……って交互に。
「……ってことは……腰で回転するってことでいいんですか?」
そうです、そうです、その通りです
はじめてなのに、よくそれが分かったな、すごぉい
この回転技はトゥール・シェネといいます。
チェーン(=鎖)のように連続する回転、という意味。
んでね、ちょっと理屈っぽく動きを分解するとさ、
アン・ドゥダーンで半回転→アン・ドゥオールで半回転→……の繰り返し。
はじめてでソコまで出来るんなら、もうちょっとだけテンポを速くしてごらん。

「あれぇ…?斜めに進むぅ……
それはね、はじめの半回転ではちゃんと正面の鏡を見てスポットをつけているけど、次の半回転では側面の鏡を見てしまって正面にスポットをつけられてないから、よ。
ちょいともいちどやってごらん。

「あ゛~分かったぁ、ほんとだぁ…
それにしても、全然膝が曲がらないしルルヴェも高いままで崩れないな、キレイよぉ
「ん~、胸から反らないようにとか後に落ちないようにとか気を付けなきゃいけないのに、トルソーが真っ直ぐになってないような…
何度もいうけど、はじめてでソコまで意識できるなんて大したものなのよぉ。
で、一応ね、理屈で説明するとさ
アン・ドゥダーンの半回転のときは身体の正面から回転していくからトルソーに余計な力は働かない。でもアン・ドゥオールの半回転では背面からの回転だから後に引っ張る力が働いて反りやすい。だからアン・ドゥオールの半回転のときには、大げさにいえば少し前に“覆いかぶさる”イメージでコントロールする
ということよ。
「あぁ、そうかぁ、身体の正面に意識をもっていって……、ちょっともう一度やってみていいですか?」
もちろんです、どうぞ

おぉぉ、スムーズだねぇ、キレイだねぇ
こぉれは、シャセ・アン・トゥールナンの練習をする日はマジ近いかもぉ。
うぅわぁぁ、楽しみぃぃぃ
コメント
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