アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

音の長さ…♪

2015-03-20 09:45:34 | Weblog
エシャッペのアンシェヌマン。
右脚前5番ドゥミ・プリエ→2番シュル・レ・ポワント→2番ドゥミ・プリエ→左脚前5番シュススー→ドゥミ・プリエ→2番シュル・レ・ポワント→2番ドゥミ・プリエ→右脚前5番シュススー→ドゥミ・プリエ→…………
シンプルなアンシェヌマンだけに、シャンジュマンがいい加減にならないように気を付けてね。
あらら、ふ~ちゃん、アームスの動線が中途半端になってるわよぉ。
2番ドゥミ・プリエと同時にアン・バ、そこからシュススーと同時にアン・オーに。
はい、脚をしっかり引き上げる準備が出来たところでまずはシャセ・ソテ

ん~、そうね、ちゃんと跳べている。
じゃ、シャセ・アン・トゥールナンの練習しましょう。

…おりょ…
ふ~ちゃん、アームスの使い方がタイミングが合ってないわよぉ。進行方向側のアームスを開くのをもうちょっと早くね。
ユキさん、あとからの脚を振り回すような動きになってるわよ、一気に5番に引きつけて。
マユミさん、回転を急いだらだめよ、ます跳ぶことが先。
ん゛~、みんな、回ろう回ろうと急いじゃうわねぇ。
きちんとシャセで跳び上がって体重を消した瞬間に回転をかけるのよ。
ホレ、こんな風に…と見本を見せる。
「あぁ…、そうかぁ…はい…
さて、もう1ステップ先に進みましょう。
シャセ・アン・トゥールナン-アラベスク・ソテ
まずは見本を見せます。
右にシャセ・アン・トゥールナン→右脚ソテの2番アラベスク→左にシャセ・アン・トゥールナン→左脚ソテの2番アラベスク→…………
どぉ?わかったかな?
「…………」
まずはゆっくりのテンポで練習してみよう
シャセ・アン・トゥールナンをきちんと見せる。
2番アラベスクの方向、エファセの方向が中途半端にならないように。
地べたスレスレってのはダメよぉ。
はじめはヨレヨレして方向が定まらなかったのが、繰り返し練習していくとカウントにも合うようになり、アラベスク・ソテも跳べるようになってきた。
はい、それでは最後にグラン・アレグロ。
右にパ・ドゥ・ブーレ→グリッサード→グラン・ジュテ・アン・ナヴァン→ステップ→右脚ピケ-アラベスク→シャセ→ジュテ・アントルラセ→左にパ・ドゥ・ブーレ→グリッサード→グラン・ジュテ・アン・ナヴァン→ステップ→左脚ピケ-アラベスク→シャセ→ジュテ・アントルラセ→右にシャセ・アン・トゥールナン→アラベスク・ソテ→左にシャセ・アン・トゥールナン→歩いて上手奥に移動→プレパラシオン→右にピケ・アン・ドゥダーン→ピケ・アン・ドゥダーン→ピケ・アン・ドゥダーン→ピケ・アン・ドゥダーン→トゥール・シェネ…………→ポゼ
じゃ、1フレーズずつ確認しながらマーキングしましょう。
シャセ・アン・トゥールナンは、対角線に対して直角に。
プレパラシオンはポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ。
最後のポゼはポワン・タンジュ・デリエール・エファセ、アームスは軸脚側がア・ラ・スゴンド、動作脚側がアン・オー。
わかった?大丈夫ですか?
「頑張りますっ」
よぉし

ん~、みんな順番を間違えてはいない…。
いま出来ることをきちんとやろうとしていることは分かる…。
でもね…。
「音楽をちゃんと聞けていないの。例えば1小節の長さってこのぐらいだなとか、1フレーズはこのくらいとか、“音の長さ”を分かっていれば慌てなくてすむし十分に動けるのよ。32小節をただただ動く、っていうんじゃなくてね…。今どのフレーズかとか残りがどの位あるかとか分かっていれば、途中でちょっと失敗しても取り戻す余裕ができるでしょ?だからその音楽を“知る”ことが大事なの」
ちょっと見本をみせようかね。

ね?
“音楽の長さ”が分かっていれば、グラン・ジャンプを跳んで慌てて降りてこなくても大丈夫でしょ
「…はい…
では、次回も同じアンシェヌマンを練習しましょうね。
修正しながらキレイに仕上げていきましょう
コメント
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