アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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ポワント・デヴューおめでとう…♪

2017-06-19 10:54:56 | Weblog
「それじゃポワント履いてください
一緒にポワントを履きながら、メグちゃんの様子も見る。
うん、手際がいいわ。
リボンを足首に巻いて結ぶこともスムーズにキレイに出来ている。
よし
まずはドゥミ・ポワントからポワントに上がる練習。
両手バーで6番ポジシオン。
右足ドゥミ・ポワント→右足フル・ポワント→プリエ→左脚を伸ばす→右足ドゥミ・ポワント→ア・テール→左足ドゥミ・ポワント→左足フル・ポワント→ドゥミ・プリエ→右脚を伸ばす→左足ドゥミ・ポワント→ア・テール⇒…………
まずは片脚ずつ交互に。
見本を見せながら一緒に、ゆっくりと。
つぎは両足一緒にドゥミ・ポワント→フル・ポワント→ドゥミ・プリエ→膝を伸ばす→ドゥミ・ポワント→ア・テール。
一緒にやりながらメグちゃんの動きをみていると…。
おぉ、フル・ポワントでドゥミ・プリエするとき、ちゃんと足首を伸ばせているね。
初めてのときには足首が“くの字”になってお尻を後ろに突き出すようなプリエもどきをする人が多いんだけど、メグちゃんはその心配なし
さらに続けて1番ポジシオンでも同じ動きを練習。
6番ポジシオンと1番ポジシオンでそれぞれロール・アップの練習。
「あのね、本当はロール・アップの方が筋力が必要だから難しいんだけど、きちんと膝を伸ばしきって立つことを覚えてほしいから、敢えて、ロール・アップを先に練習させるようにしてるの」
つぎはね、
1番ポジシオン→ドゥミ・プリエ→フル・ポワント→ドゥミ・プリエ→フル・ポワント→…………
ジャンプ・アップの練習。
足の裏でしっかり床を押して、その反動でフル・ポワントに立ち上がる。
はい、音楽でどうぞ

おぉ、いいねぇ、上出来

               

それじゃ歩いてみよう。
バーに沿って真っ直ぐ前に1歩ずつ。
アブナイなと思ったらバーに触っていいからね。
はい、どぅぞ

うん、いいわ。
1歩1歩、きちんとトゥの上に真っ直ぐ立てているわよ
今度はね、横方向に歩いてみましょう。
左足前5番→ジャンプ・アップ→左脚1歩横に→右後5番→左脚1歩横に→右後5番→…………
はい、どうぞ

「ぬ゛ぇ…
ん?なに?どうした?
「足の間が広がった…、センセイは広がらなかったのに…
あぁ、それはねぇぇ…。
ジャンプ・アップと同時に両方の爪先を中心軸の下に引き寄せてるからよ。
メグちゃんは両足の爪先の位置が動いていないから広がるのよ。
「ぬぅぅん…
はい、どうぞ


               

うん、きちんと5番でクロスすることが出来ているからね、初めてにしてはホントに上出来よぉ
それじゃぁセンターで、バーを離れて歩いてみましょう。
まずは前に向かって真っ直ぐに。
「クラシック・チュチュのスカートが撥ね上がらないようにそっと押さえているイメージで、アームスをドゥミ・スゴンドにしてね。そうすると上体が後ろに反らないから」
はい、どうぞ

よぉし、いいわよぉぉ。
トゥの上にきちんと立っているし、重心の位置も正しい、それにお膝も曲がってない
横方向にも歩いてみよう、どうぞ

いいじゃないのぉぉ、初めてでそれだけ出来れば花丸よぉぉ
「ぬ~~ん…、後ろに引きつける方の脚が、ターン・アウトを守れない…
その自覚があるんだから、ちゃんとコントロール出来るようになるわよ
初めてのポワント・レッスンでは
トウの上に真っ直ぐ立てるか
膝をきちんと伸ばせるか
重心の位置は正しいか
それだけのことが出来るかどうか、それをやるだけで精一杯ってことだってあるのよ。
それをメグちゃんは前にも横方向にも、ブレずに真っ直ぐ歩くことができたんだから、それだけでも素晴らしいわよ
「ぬふん…、5年待った甲斐がありましたぁぁ
ほんとにそうだねぇぇ
ポワント・デヴュー、おめでとう

コメント (2)
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