アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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金曜日のアンシャンテ ― 特別講座でマイム…♪

2024-11-17 10:45:14 | Weblog
金曜日11:00~のレギュラークラスに引き続き、11月は≪テーマを決めて特別講座≫として“ポール・ドゥ・ブラとマイム”のレッスンをしています。
バーレッスンのあとセンターでまずはバットマン・タンジュのアンシェヌマンを、そのあとポール・ドゥ・ブラの基本の≪基≫を。
まず右脚前5番クロワゼで1セットを一緒に。
基本のポール・ドゥ・ブラ4番は途中でアームスの前後を入れ替えて4番アラベスクのときのポジシオンにするのですが、慣れていないと(=きちんと身に付いていないと)トルソーがちょいと歪になってしまうことがあります…、後ろに引いた方の肩が上がるとかウエストが縮んで傾くとか…。
「だからね、トルソーの真ん中を中心軸が真っ直ぐ通ってるでしょ、その中心軸を心棒と考えて竹輪をグリっと回すようにトルソーを回すの…、竹輪の形が均等で変わらないようにトルソーの形も変わらない」
「おぉ、竹輪ですね、棒に刺さった竹輪…
左脚前5番のクロワゼで1セットやってみると…、おぉ、キレイなポジシオンですよぉ
基本のポール・ドゥ・ブラのあとそよぐようにアームスを動かす練習を。
マイムをするとき、とくに相手に対して何かを伝えようとするときの腕の動かし方には曲線的な柔らかさが必要で、肘を張ったり手首だけをぐりんぐりんと返すような動きは美しくありませんから、自然にふんわりと動かせるように練習します。
そしていよいよマイムの練習。
9月の発表会で上演した作品の一部、ふたりの貴婦人が会話するシーンをとりあげました。
踊り終わってレヴェランスをし、袖に引き上げるキッズさんたちをふたりで見送る
貴婦人AがBに向かって踊りを勧める
Bがそれを承諾する
Aは袖で控えていますと伝えて退がる
という構成です。
それぞれに応じたセリフでリードしながら貴婦人AとBを交代で演じてもらいました。
うん、Sさん、間がいいねぇ
ちゃんと相手のマイムを受け止めてから自分のマイムを始めたり移動したりが出来てる
古典バレエではマイムは重要です、そこで行われているマイムが何を表現しているのかが分かればそのシーンの理解が深まるでしょうし、観る楽しみも広がるでしょう。
機会があればマイムの練習もちょっと経験しておくといいですね

コメント
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