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本当に怖いのは輸入ワクチン

2009-11-12 10:13:00 | 危険なワクチン


■ 木村盛世氏の厚生労働省批判 ■

木村盛世さんという厚生省の女性技官が最近TVに良く出演されえているようです。
私はTVをあまり見ないので、実際に見た事はありませんが、
歯に絹着せぬ物言いで、舌鋒鋭く厚生官僚の怠慢と保身を非難されているようです。

ご本人のサイトが面白いのでURLを貼り付けさせて頂きます。
http://www.kimuramoriyo.com/25-swine_influenza/


木村氏の厚生労働省批判は以下の点に要約出来ます。

● 潜伏期間のあるウィルスを水際で食い止める事は不可能で、
  厚生労働省の初期の水際作戦は全く無意味である。
● ワクチンは感染拡大防止に有効な手段である。
● 厚生労働省の上層部は、国内のワクチンメーカー4社の利権を守る為に
  輸入ワクチンに消極的であった。

一方、木村氏はこのようにも書かれています。

● ワクチンで効果が確認出来たのは天然痘ワクチンだけである
● 結核ワクチンであるBCGも、効果の持続性(10年)や発癌性の問題から
  世界の主流はBCG中止の方向であり、早期発見と適切な治療が効果的。
● インフルエンザワクチンも効果は完全なものでは無い。

それなのに、木村氏はこの様に主張しています。

● 国民の安心感を得る為に、政府は国民全員が2回接収できるワクチンを確保すべき。

詳しくは木村氏のサイトをお読みいただくとして、何だか変ではないでしょうか?
ワクチンは効かないけれど、ワクチンは全国民に必要だ・・・。

木村氏は日本のワクチン行政の遅れも憂いていて、国産ワクチンメーカー保護により、
日本はバイオテロなどのに脆弱な国家になってしまったと強調しています。

■ 小泉純一郎と同じ論法 ■

この論法は小泉純一郎がかつて構造改革で使用したものと同じ論法です。

● 日本の制度は世界の非常識
● 国内企業と政治家と官僚が癒着して利権を守っている。
● 現状の制度は日本人に不利益をもたらす。
● 海外の技術と資本の導入で、世界と同レベルにする必要がある。

さて、ワクチンを海外から調達するメリットとデメリットを考えてみましょう。

メリットは

● 大量のワクチンが必要になった時、調達が容易

デメリットは

● 国内メーカーが無くなれば、海外からの調達が不可能な時にワクチンが手に入らない。
● 海外ワクチンに有害なウィルスや薬物が混入される恐れがある。
● ワクチンという国家の安全保障を海外に委ねる事になる。
● 輸入ワクチンの安全性が完全では無い。

さて、メリットとデメリット、どちらが大きいでしょうか。
私にはデメリットしか見えて来ません。

■ 輸入ワクチンは怖い ■

新型インフルエンザのワクチンが輸入されますが、その安全性は未知数です。

1) 組織培養法の発がん性

  日本では有精卵からワクチンが作られますが、輸入インフルエンザワクチンは
  組織培養されたイヌの細胞から作られます。
  組織培養された細胞は、発がん性を持つケースがあり、ワクチン中に
  発癌性の細胞が混入した場合、癌を発症する恐れが指摘されている。

2) 免疫増強剤の副作用

  海外ワクチンでは「アジュバント」と呼ばれる免疫増強剤を使用するケースがあり
  「アジュバント」の副作用が指摘されている。

  アメリカでは湾岸戦争に従軍した兵士が炭疽菌ワクチンを接種しましたが、
  アジュバントの影響と思われる精神疾患が発生し「湾岸戦争症候群」と呼ばれています。
  今回アメリカで使用される新型インフルエンザワクチンはアジュバント不使用です。

  今回日本に輸入されるノバルティス社のワクチンはアジュバントが添加されています。


■ 輸入ワクチンで不妊症に? ■

 今回、アジュバントとして使用される物質は、MF-59という物質です。
 MF-59はスクワレンをいう物質から作られるようですが、
 スクワレンには、先の炭疽菌ワクチンのみならず副作用の噂が絶えません。

 スクワレンの副作用は「自己抗体を作る」可能性がある事の様です。
 要は、過剰免疫反応を誘発するのでしょう。

 ノバルティス社は1998年のペットの不妊化ワクチンの特許を取得しています。
 このペットの不妊化ワクチンの成分は豚由来の構成要素とMF-9というスクワレンです。
 豚由来の構成要素とは、豚のインフルエンザウィルスらしく、
 又、MF-59とMF-9の類似性が指摘されています。

 邪推すると、免疫増強剤入りの輸入ワクチンを接種すると、不妊症になるかも知れない。
 あくまでもウワサの域を出ませんが、
 アメリカが免疫増強剤(アジュバント)の入っていないワクチンを採用した事から、
 我々は輸入ワクチンに十分な注意を払う必要があるようです。

■ あなたはインフルエンザとワクチンのどちらが怖いですか ■

新型インフルエンザは、20才以上では感染してもあまり発症しません。
さらに、発症しても普通のインフルエンザ同等かそれ以下の症状です。
2日程高熱が出ますが、5日も休んでいれば回復します。

そして、何よりも一度感染すれば、2度と新型インフルエンザには感染しません。
(尤も、ウィルスが変異すれば別ですが、ワクチンとて変異株には無効です。)

一方、優先接種者以外が接種されるワクチンは輸入ワクチンになります。
発がん性や、免疫増強剤による副作用のリスクを伴います。
そして、ワクチンによる免疫は、数ヶ月で消失してしまい、
その後は再び、感染に怯える事になります。

はたしてあなたは、ウィルスとワクチンのどちらが怖いでしょうか?

本格的な流行期へ突入

2009-11-12 08:24:00 | 危険なワクチン



■ 高校1年の息子のクラスが学級閉鎖 ■

新型インフルエンザの本格的な流行が始まりました。
夏頃のピーク予測が、10月初旬から中旬であった事を考えると、
色々な対策が功を奏したのか、感染ピークは11月中旬以降になりそうです。

上のグラフは感染症情報センターの最新のデータです。
10月19から10月25日までの統計なので、
現在はさらなる感染拡大が予想されます。

昨日、高校1年の息子のクラスで4人の「発症者」が発生し、
今週一杯、息子のクラスは学級閉鎖となりました。

娘の中学は、2年生が学年閉鎖。
部活のメンバーの中でも、感染が拡大しています。

■ 全く無意味な学級閉鎖 ■

尤も、例年の季節性インフルエンザの蔓延期でも、
1クラス10人以上の「発症者」が発生して学級閉鎖になる事は良くありまます。
子供達にとって、新型であろうが、旧型であろうが、
初めて接するウィルスに対しては、感染・発症するリスクは同じです。

従来、10人以上が「発症」して学級閉鎖としていたものを、
3人程度の「発症」で学級閉鎖としていたのでは、
同じクラスで何回も学級閉鎖や学年閉鎖が起きてしまいます。

欧米では、学級閉鎖や学校閉鎖が感染防止に効果が無い事から、採用していません。
現に、我が家に周囲でも、学校を休んだ子供達が元気に遊び廻っています。
又、暇を持て余して、お互いの家を行き来しています。
共働きの家庭など、格好の溜まり場です。
子供達は、無意識にウィルスに接したがっているとしか思えません。

結局学校は、学校で感染して重症化する事を恐れているだけでです。
しかし、子供にとっては等しく新型のウィルスですから、
1度感染するまでは、感染リスクはいつまで経っても消えません。

■ 感染と発症は違う ■

世間ではインフルエンザが「発症」して熱が出たりする事を「感染」と捉える傾向にあります。
しかし「感染」とはウィルスに接触し、ある程度の数のウィルスが体内に侵入する事です。
「感染」後に、自己免疫が正常に働いて、白血球がウィルスを撃退すれば殆ど症状は現れません。
即ち、「感染」しても「発症」しないのです。

「感染」して、免疫がそこそこに働けば、発熱や腹痛などの症状が現れます。
しかし、これも個人の免疫力の違いにより、「微熱」や「下痢」だけの症状の場合もあります。
しかし、しっかり「感染」はしていますから、自覚症状が無くても
学校や職場や電車の中で、しっかりウィルスを撒き散らしています。

■ 季節性で10%程度の発症率 ■

新型インフルエンザの発症率の厚生労働省の予測は20%です。
季節性インフルエンザの予測発症率である10%の2倍を想定しています。

http://www5.ocn.ne.jp/~kmatsu/seijinbyou/148infuruenzawakutinn.htm

上の記事によれば、イギリスで以前、19725年に新型のインフルエンザが発生した時の
ワクチン非接種グループの発症率は14.8%であったようです。

感染者は、抗体を獲得して翌年から感染しません。
ワクチン接種者は、一時的な抗体しか得られないので翌年は感染可能となります。

3年の経過観察で、累積発症率は40~50%だったそうです。
これはワクチンの接種の有無のよって差は生じないようです。

この事から、今回の新型インフルエンザで今年「発症」する子供は5人に一人。
3年以内に発症しうる可能性があるのは2人に一人という事になるでしょう。
ワクチン接種の有無にかかわらず、来年も再来年も新型インフルは流行し、
2人に一人が発症を経験するまでは、流行は止まらないという事になります。

さて、来年も3人程度の発症で、学級閉鎖を繰り返すのでしょうか?
実にバカげています。


■ 高校生以上はあまり発症者が見られない ■



現在、インフルエンザは5歳から14歳の若年層で感染を拡大しています。
この年代だけで発症者の過半数を占めています。
抗体を持たない事、免疫力が弱い事を考慮すれば当然の結果であると言えます。

注目すべきは15歳以上の発症者が比較的少ない事です。
年齢が上がるに従って、発症者が減少する傾向が顕著です。

これだけ感染を拡大しているのですから、ウィルスに接する機会は
子供達も、大人も感染確率に大差は無いと思われます。
10歳~14歳の人口が、20歳~29歳の人口の単純に半分だとすれば、
10歳~14歳の発症率は、20歳~29歳の発症率の14.2倍になります。
実際には子供の人口は大きく減っていますから、発症率の差は15倍以上でしょう。

■ 新型インフルエンザはAソ連型の亜種以外の何物でも無い ■

年齢による免疫力の違いがあったとしても、この差は大変大きなものと言えます。
今朝の報道で、妊婦や持病を持ったハイリスク層でも、
インフルエンザワクチンは1回接種で充分な効果があると確認された様です。

国産ワクチンは副作用を抑える為、非常に希釈されたワクチンだと言われています。
その様なワクチンでも、1回接種で免疫を獲得出来るという事は、
多くの人が、新型インフルエンザの基礎免疫を既に持っているという事に他なりません。

即ち、「新型インフルエンザ」は、20以上の方にとっては「旧型」であるという事です。
全く同じウィルスではありませんが、Aソ連型が今回の新型インフルエンザに近いと言われています。
いえ、新型インフルエンザはAソ連型(A/H1N1)型の亜種以外の何物でも無いのです。
ですから、以前にAソ連型の感染履歴がある多くの大人では
インフルエンザに感染しても、基礎免疫がある為に極めて軽症で済んでいるようです。

そう考えれば、20歳以上の方達がいたずらに恐れるようなウイルスでは無いと思います。


■ 実は旧型だった新型インフルエンザ ■

65才以上の方に殆ど新型インフルエンザの発症が見られない事は以前から報道されていまいた。
これは、以前、新型インフルに極めて近いがインフルエンザに感染した為と言われています。

いえ、今回のインフルエンザはスペイン風邪とほぼ同じ物です。
約4400のアミノ酸のうち、25個から30個程度しか変異ませせん。
スペイン風邪のウイルスがわずか0.6%程度の変異です。

スペイン風邪の流行後、ウイルスは次々に変異して行きますが、
今の65才以上の老人が感染したウィルスは、
初期のスペイン風邪の遺伝子を比較的良く保存していたのでは無いでしょうか?

結局「新型インフルエンザ」は、実は「旧型」だった訳です。