人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

アメリカの真のリスク・・・「RIOT」

2020-06-01 10:48:00 | 時事/金融危機
  

■ オバマの為に不満を飲み込んだアフリカ系アメリカ人たち ■

ミネアポリスでの警官による黒人殺害を切っ掛けに、全米30都市で暴動が発生しています。

私は常々、アメリカの最大のリスクは「RIOT」(暴動)だと書いて来ました。

リーマンショックの後にオバマ大統領が誕生したのには意味が有ります。それは「黒人暴動を防ぐ」事。(妄想)

リーマンショック時の政権はブッシュJr.でしたが、黒人達は彼を好きでは無かった。そんな折、リーマンショックで経済は悪化して失業率もウナギ登りでしたから、黒人達の不満は高まります。暴動も何回も起きていますが、それでも大規模化しなかったのは「黒人大統領への期待」。黒人達は、大統領の為に不満を飲み込んだ。


■ 明らかの火に油を注いでいるトランプ ■

今回の景観による黒人殺害は明らかに警官に責任が有る。彼は即罷免され、第三級殺人罪で訴追されます。

無抵抗の容疑者を後ろ手に縛り、頸部を膝で圧迫して「苦しいから緩めてくれ、息が出来ない」と訴える容疑者の首に延々と体重を乗せ続けるショキングな映像はネットやTVで瞬く間に全米や世界に拡散します。

以前から警官による黒人殺害は度々起きているアメリカですが、銃を取り出す様な不振な挙動から警官が発砲するケースも多い。しかし、今回は明らかに、容疑者は無力化されており、警官は「過剰」な行為を行っています。この行為は黒人のみならず、白人からも批判が多い。

コロナによってストレスが高まっていた所に、「黒人虐殺」の映像ですから、アフリカ系アメリカ人達の怒りは頂点に達します。ミネアポリスばかりでは無く、ロサンゼルスのダウンタウンやビバリーヒルズでも放火や強奪が発生し、夜間の外出禁止令が出ています。


これに対してトランプは「州軍は良くやっていいる」「連邦軍の派遣も辞さない」とツイッターで火に油を注いでいます。一見、リーダーとして相応しく無い言動ですが、彼のこの発言を喜ぶ連中がアメリカには沢山居ます。特に、南部の貧乏な白人などは「ヤツラの脳味噌をブチマケテやれ!!ヒャッハーーー!!」って感じで盛り上がっている事でしょう。

■ 今回の暴動は直ぐに収束するが、アメリカには絶えず暴動のリスクに晒されている ■

今回の暴動はやがて収束するでしょう。しかし、コロナ後の世界で「リーマン超級」の経済危機が発生したら、アメリカの社会の不安定さは増します。

今回は暴徒達は銃で警官や州警察に発砲する様な事態には至っていませんが、警官隊や州軍が黒人を殺害したら、報復としてビルの上から発砲する輩も現れるかも知れません。そして、それは黒人とは限らない。州軍の銃撃で倒れる黒人達を見たい白人の仕業かも知れないし、あるいはオズワルド宜しく「暴動と内乱を求めた誰か」の仕業かも知れません。

アメリカのアキレス腱とも言える「人種問題」ですが、アメリカのダウンタウンを歩いた事のある人には、ピンと張りつめた緊張感の中で暮らしている彼らの「恐怖」が理解できるはずです。「黒人が襲って来たらどうしよう・・・」これは多くのアメリカの白人が共通に抱える「恐怖」なのです。

リーマンショックやコロナショックで、アメリカで売り上げを伸ばすのは「縦断」と「スパムハム」。スパムハムは肉食の彼らの保存食。いざとなったら地下室に籠って銃で徹底的に応戦して家族を守る。これが銃社会のアメリカでは普通の考え方なのです。


それが分かっているが故に、暴徒達も決して銃を発砲する事はありません。これこそが、アメリカの「最後の一線」なのです。

人気上昇中の小池都知事にお願いしたい・・・それは・・・コスプレ

2020-06-01 01:46:00 | 時事/金融危機
 

■ 「小池百合子さん、カッコイイわ!」 ■

コロナショックで一番得をしたのは誰か?東京都知事の小池百合子氏でしょう。

ロックダウンなど一切必要の無かった日本で、さらに感染ピークを過ぎているにも関わらず、オリンピックが延期されると決まるや否や「コロナ恐怖」を煽り始め、政府に不必要な緊急事態宣言を出させました。

TVで取り上げられる機会も増え、「強いリーダーシップで東京をコロナから救った」と信じている方もとても多い。母は「小池さん、カッコいいわ。同じ女性として誇らしい」と言っていました。・・・チョロイ、チョロすぎます。

■ 豊洲市場問題を利用して知事になり、コロナを利用して再選する ■

世の中は移ろい易く、過去を振り返る人は少ない。まして高齢者は過去を忘れて今を生きています。

しかし、私は過去を忘れない。このブログの読者の方々も忘れない。だから私は、小池氏が都知事になった時の事を今でも鮮明に覚えています。(だってブログはメモ帳だから)

小池氏が都知事の座を射止めたのは、築地市場の豊洲移転に待ったを掛けたから。東京ガスの工場跡地だ豊洲市場は、土壌が汚染されている事は以前から分かっていました。都は豊洲移転に際して、豊洲の汚染の除去と、市場建屋への汚染の流入防止の対策をします。現場で汚染度を洗浄し、それでも分解出来ない物質は高温処理をしたり、市場の土地をコンクリートで覆って汚染を土中に押し込めると同時に、地下水は除染設備で処理をする徹底ぶり。

ここに待ったを掛けたのが小池氏です。彼女は「安心・安全」が保障されていないとして、自称「建築エコノミスト」の森山 高至 を担ぎ出し、「豊洲の建物では汚染は防げない」だとか「柱が曲がっていて欠陥建築だ」などと言わせ、豊洲移転反対を公約に都知事の座を射止めます。

しかし、知事になった後には結局は「安全性が確認された」として豊洲移転を遂行します。


どうやら、小池知事は柳の下にドジョウが何匹も居る事を知っている要で、コロナショックに際しては西浦北海道大学教授を利用して、コロナショックを煽り、政府が緊急事態宣言を出さざるを得ない状況を作り出しました。

一方、7月の都知事選が近づくと、緊急事態宣言の解除に向けて手の平をクルリと裏返してみませます。緊急事態宣言解除後に東京都の新規感染者数は当然の事ならが一時的に増加に転じますが、選挙を視野に入れて、自粛要請の緩和に踏み切ります。今までの東京都は一桁の新規感染者に目くじらを立てていたのですが、今回は感染者が増加しても、6月1日からはレベル2まで緩和を進めると発表しています。


■ 政治家としての判断は正しいが、社会の迷惑は顧みず ■

小池氏の政治家としのて勘は鋭い。

豊洲移転問題に際しては、都民の「不安」に付け込んで、「正義の味方」の振りをして都知事の座を手にします。その後も、抵抗するであろう都庁の主導権を得るべく、反対派を速やかのパージして独裁体制を築きます。政治家としての「有権者が今求めている事は何か」を察知する能力と、敵だらけの組織を強引に支配するケンカ強さは、政治家にとって大事な資質です。

ただ、この手法は防衛大臣の時には裏目に出ました。やはり自衛隊は筋が通っているので、都庁幹部程はチョロくはなかった。「イージス艦情報漏洩問題」で防衛省幹部のマウントを取りにいった小池氏ですが、小泉元首相は小池氏と守屋事務次官と共に退任させます。「イージス艦問題
世論を見方に着ける事は出来なかった。

「みどりの党」の時も「踏み絵」発言で一気の世間は冷めてしまいました。「都庁掌握」の時は、有権者に「都庁の幹部は悪者」というイメージを付ける事に成功しましたが、民主党の残党は有権者にとって「敵」と見なすには小物の集団だったので、むしろ小池氏の強気の態度が仇になりました。

この様な小池氏の「自ら敵を作って世論を味方に付ける」手法は小泉元首相を手本にしているのかも知れません。今回の標的は「新型コロナウイルス」そして「緊急事態宣言の実施に二の足を踏んでいた安倍政権」。

都民や国民は「小池自作自演劇場」に今回もコロリと騙されます。


■ 「マガネちゃん」と呼んであげたい ■


『Re:CREATORS』より

長々と書いて来ましたが、実はこの「ネタ」をやりたかっただけ。

小池百合子氏には、是非『Re:CREATORS』の「築城院真鍳(ちくじょういん・まがね)」のコスプレをして頂きたい。

そして「嘘の嘘。それはくるりと裏返る」と言っていただきたい。そうしたら、ファンになってしまうかも知れない・・・。



どなたか存じませんが、あまりのクォリティーに思わずネットから拝借

出来れば、この位のクォリティーでお願いします!!




あ・・・こういうのいは、いいから・・・・。

でも「リボンの騎士」は似合ってました。