ブルーシャトルプロデュースヴァージョンを見たので、子供たちの活躍する初々しい芝居ではない。だが、ブルーシャトルプロデュース作品としては初めて女性キャストとの共演で、そういう意味では興味深い。
これは劇団ひまわりとブルーシャトルのコラボレーション作品で、他にもいくつものヴァージョンがある。僕が見たのはブルーシャトル版だが、日向薫が雪の女王を演じる劇団ひまわりの若い役者たちによるヴァージョンもA, . . . 本文を読む
こういう新人監督が現れるのは、わからないでもない。自主映画によくあるひとりよがりすれすれの作品なのだが、独自のスタイルを最後まで貫き、成功している。内容はないけど、スタイリッシュで、飽きない。並行して描かれる主人公3人が出会うまでのドラマが、おもしろい。そして、本題である3人の共同生活を描く部分も楽しい。こんなことって、ない。だが、もし、あったなら、いい。別に特別なことをするのではない。伊豆の廃 . . . 本文を読む
キム・ギドク作品は癖があるから好き嫌いはあるだろうが、それでも、僕はいつもその衝撃的な内容も含めて受け入れることができた。というか、とても(不快感も含め)好きだった。あの『悪い男』を見た時の腹立たしさ。あんなえげつない話なのに、感動させられたのだから、どんな話であろうとも、彼なら納得させる傑作にできるはずだ、と信じた。しかし、今回ダメだ。こればかりは納得しない。どうしてこんなものを作ったのか、ま . . . 本文を読む