外輪さんがまたまた大胆な企画を打ち出してくれた。今回は名村造船所の跡地、ドラフティングルームを使い、夕暮れから日没の時間、自然光を取り込んで、見せる(でも当日は天気が悪くて、最初から暗かった!)2時間越えの大作だが、こんなにも、動きが激しく、感情が前面に出るにもかかわらず、とても静か。
このだだっ広い空間を縦横に生かしきった。こんな広い舞台空間を持つ芝居はなかなかあるまい。贅沢だ。しかし、セリフ . . . 本文を読む
この夏、新劇場版が公開されて、その前にこの4部作をちゃんと見ておこうと思いながらも、なんとなく、先送りにしていた。夏の新作は面白かったけど、なんだか物足りなかった気もする。お話の情報量が少ない。だから、少し間延びした。1時間で終わるこのシリーズのほうが、完成度が高いと思った。
でも、今回見残していたこの第4作をようやく見て、問題は上映時間ではなく、1本1本の精度の問題かな、と当たり前のことを思 . . . 本文を読む
2002年の作品だ。月舟町3部作の第1作。正直言うと、これはそれほど、面白くはない。これから読み始めていたらなら、こんなにもハマらなかったかもしれない。だから、順番はよかったかも。最初は小川洋子との共作で彼のことを知った。クラフト・エヴィング商會、として。そのあと、『ソラシド』を読んで、ハマった。好きだな、と思った。こういうこだわり。どうでもいいことなのだけど。
『それからはスープのことばか . . . 本文を読む