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映画・演劇のレビュー

『ハンガーゲーム FINAL レボリューション』

2015-11-21 20:08:12 | 映画
とうとう『ハンガーゲーム』が完結した。もともとこの映画を見る気はなかったのだが、1作目はたまたま時間が合うから見た。(芝居を見るまでのつなぎとして、その日うまく嵌ったのだ)もちろん、深作欣二監督の『バトルロワイヤル』のパクリのようなお話には少し興味はあった。アメリカ映画はここまで露骨に同じような話で映画を作るって何なんだ? という興味だけど。 ただ、見終えたときには、もういいわ、と思ったのも事 . . . 本文を読む
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内村薫風『MとΣ』

2015-11-21 19:59:08 | その他
3つの短編からなる。独立したお話だが、連作のようにも見える。すごい新人が出てきたものだ、と感心する。大胆なタッチに圧倒される。最初の『2とZ』の主人公がどんどん変わっていくそのスピード感に圧倒された。並行して描かれるいくつものエピソードが集約され決着がつく。 だが、次に彼のデビュー作『パレード』を読むと、こっちのほうが大胆で、先の作品は2番煎じだったことに気付く。いきなりの戦争。有無を言わさず . . . 本文を読む
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『シネマの天使』

2015-11-21 19:55:46 | 映画
地方の映画館が閉館する。歴史ある建物が消えていく。映画の思い出は映画館の思い出でもある。今までも幾度となくこういう映画は作られてきた。(谷口正晃の『シグナル 月曜日のユカ』は佐々部清『カーテンコール』とか)今回は広島の福山市にあった大黒座という映画館が舞台だ。ここ出身の監督である時川英之が映画化した。彼がどんな監督なのかは知らない。今まで自主映画を作ってきた人なのだろうか。彼が作った劇場用映画を . . . 本文を読む
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保坂和志『遠い感触』

2015-11-21 19:53:51 | その他
またまたこういう私小説のようなタッチで、思索的で、なんだか日記論文でも読んでいるようで、難しいからまるで頭に入らないし、でも、読んでいることは楽しい。なかなか読めないし、読んだ鼻から忘れていくから、何を読んでるのでしょうか、という感じなのだが、小難しい雑談を繰り出すようで、なるほど、と感心しながら、こんなもの読んでなんになる、とも、思う。だいたい、デビット・リンチの『インサイド・エンパイア』(と . . . 本文を読む
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