ジョエル・シュマッカー監督の作品をリメイクした。油の乗り切った頃の彼の作品群は毎回とても刺激的で次は何をして(しでかして)くれるのかと、楽しみだったし、もちろんどの作品も見ていて楽しかった。あれから何年過ぎたのだろうか。(調べたら30年ほどだった。なんとオリジナルは1990年作品。もうそんなにも歳月は経っていたのか!)久しく彼の名前を聞くことはない。僕も忘れていたくらいだ。でも、この映画のリメイク . . . 本文を読む
よくある英語版リメイク。フランス映画『エール!』が元ネタ。聾唖者の家族の世話をするけなげな女の子のお話。オリジナル版は以前見ている。結構好きな映画だったけど、それほど印象には残っていない。だから、今回のアメリカ映画(カナダとの合作)としてのリメイクに期待はしてなかったし、見に行く気もなかったのだが、信頼できる友人から勧められて、それではまぁ、見ましょうか、という気になった。見てよかった。
こんな . . . 本文を読む
20年の歳月をかけて到達した新境地、らしい。『デッドエンドの恋人』が第1期の到達点で、これが30年目の第2期のスタートだと後書きに書かれてあったが、そんな大袈裟なことなのか、と少し驚く。膨大な量の小説を量産している彼女の30年の作家人生を振り返ると、彼女はいつも同じ小説しか書かなかったな、という感想が浮かんでくる。僕はきっとほぼすべての作品を読んできてるはずだ。でも初めて『キッチン』が一番だ。あの . . . 本文を読む