比較的涼しかった先週の水曜日、鎌倉に行きました。
ガラスのアクセサリーを見たくて。
場所も、工房の名前も載せられない(作家さんの許可が下りませんでした。)のですが、お話が興味深かったので、そこは書いても良いかな?と勝手に判断。
チョーカーとピアス
じぇれまいあのモノになったからこの写真は載せても良いのよね?
アクセサリーはどれも 綺麗/可愛い/素敵 で目移りしまくりでした。
興奮気味のじぇれまいあに呆れたのでしょう、「これでも飲んで頭を冷やして」と冷たいお茶を出して下さいました。
ガラスなのに軽いのは特殊な作り方をしているからだそうです。
写真のピアスは厚みのある三角形に見えるけど、どちらかと言えば、三角錐っぽい。 中にプラチナ箔が入っています。
光を集める/反射させるカットになっているのに、どこも丸みを帯びています。
作家さんの語録をば。。。
見て美しいガラスペン、実際にインクを使って書かせてくれました。 ペン先の溝のインクがなくなるまでかなり多くの文字が書けます。
ペン先に8本の溝を均等に作るのが難しいのだそうです。
● 「このペンを使うと、書くというより刻む感じ。」「刻む」という単語にハッとしました。
● 「昔、戸籍は改ざんできないようにガラスペンで書いていた。」そうですよ。
「丸み」について
● 「日本の工芸品は丸みを帯びているものが多いんですよ。」
● 「手鏡にしても、外国のものは四角だったり楕円形ですけどね。」と丸い手鏡を見せてくれました。
(売り物ではない)アンティークの鏡台を示して
● 「この鏡台にしても、縁が角ではなく丸みを帯びているでしょ。」と。
そう言えば、母が使っていた鏡台の姿見の上部は丸みを帯びていましたっけ。
ティアドロップ形、雫💧形のペンダントやイアリング、なにか雰囲気が違うと思ったら・・・
● 💧の肩の部分(by作家さん)に丸みを持たせている(作る時にひっぱると尖ってしまい丸みは出ない)のだそうです。
なるほど。 涙形、雫形でも肩がふっくらしてるんだわ。
だから「優しい、柔らかい」という感じを受けるんですねー。
感じ取れるけど、何故なのかは言われないと分からない・・・計算されているんですね。
売り物ではない展示作品も素晴らしかったです。(写真を載せられなくて本当に残念!)
アザミ、昆虫類、ユニコーン、金魚、ヘアブラシ、等々。
(昆虫類を見たら、従兄弟を思い出しました。 お茶農家ですが趣味で、乾燥させた竹で昆虫やら作っているのです。)以前の記事→ 竹細工 とんぼ
金魚は鉢の中で浮いていました!!!
どうやって作るんですか?と質問したら「(金魚の)中を真空にしています」と。
「はぁ」とお返事したものの、じぇれまいあの頭では理解不能でした
「カワセミ」には色が付いていませんでした。
「(カワセミの色は)見る人に想像して貰いたいから」だそうです。
芸術家で哲学者だわ!と感銘を受けました。
興味深いお話を聞かせていただき(お茶までご馳走になって!)お暇しました。
友人に「30分位居ちゃったね~」と言ったら「いや!1時間は居た!」ですと。。。。
外が気持ちよかったのでとある茶屋で一休み。
鎌倉はそぞろ歩きが楽しい街ですね。
季節が良くなると人で溢れかえるところがアレですが。。。。
この日は静かでした。 ラッキー!
作家さんがブログに写真を載せる許可を下さらなかった理由は。。。
「ひとりでやってるからお客さんが増えると困るんです」
はぁぁぁぁぁぁ~?
商売っ気ないというか…でも(一時間も)お話聞いたので納得できる理由でした。
作家さんはそういうお方です。「匠」とお呼びしたい!
お客になっといて良かった!
He is a real craftsman!
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