コート・ドゥ・ローヌの赤ワインはとても濃厚、グラスの向こう側が見えない。
味わいもとても濃厚だ。
コート・ドゥ・ローヌとなると全てがこのように濃厚な赤ワインになる。
土壌と気候がもたらすもので、ブドウ自体が濃い味わいのものになるためだろうか。
ワインの性格というものは、結局のところブドウの性格が反映する。
ワイン造りはブドウ造りでその味わいのほとんどが決まるとも云えるだろう。
これは、料理でも同様。
料理の美味しさは素材選びで決まるのだろう。
今日、クアトロの父は石川ファームの畑を訪れた。
あいかわらず、石川さんの作る野菜にはパワーがある。
クアトロはその素材の力を活かした料理を提供しなくてはと改めて感じたクアトロの父だ。
作業小屋に一番近いところにあるハウスは一番大事な作物を作っている。
そのハウスには、南フランス原産のボンリッシュと云うトマトが植えられている。
ボンとは美味しいと云う意味で、リッシュは英語で云うところのリッチ、豊かなと云う意味だ。
コート・ドゥ・ローヌのブドウのようにとても味わいが濃厚なトマト。
トマトソースにすると、グルタミンのかたまりのような旨みを発揮する。
クアトロはサンマルツァーノにこのボンリッシュを加えてみた。
より濃厚な味わいのクアトロのトマトソースは、この畑から生まれる。