生パスタの美味しさの秘密はさらに気泡にもある。
粉と水を練って圧力をかけながら平たく伸ばし、また畳んでは平たく伸ばし、めんのコシを作っていきパスタの形にしていく。
そして生地の中に気泡が残る。
その気泡がソースの旨みを吸い込む。
また、表面にはひだが残りソースが絡みやすくなる。
必然、生めんにはクリームソースのようなゆるいとろみのあるソースがよく合う。
乾めんは、乾燥することであの独特の強いコシが生まれ、めんの表面はひだが少なくツルッとしている。
そのためオリーブオイル系のソースが絡みやすい。
それぞれのパスタに向いたソースで味わえば、それぞれにしかない美味しさをいただける。
よく、生めんと乾めんを比較して評価することがあるが、クアトロの父ははまったく違う食材だと思っている。
美味しい生パスタ、クアトロの父は今年もがんばります。
※写真=四種チーズのタリアテッレ