ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

大人の時間~バザイオ

2015年01月24日 | チーズの話

クアトロの父の住む千葉県北部の県民性は、まじめで堅実なのだが、したたかさがある。
東京のベットタウンと云うこともあり、新しい情報にも敏感だ。
そんな千葉県北部人は、クアトロで堅実に魚とワインとパスタを楽しむ。
そして、食事の締めくくりには、したたかにパッシートと云う食後酒を注文する。
ところが、さらに新しい情報がある。

クアトロ新着のチーズ、シチリア産“バザイオ”。
羊乳のブルーチーズをパッシートと云う食後酒に漬け込んだチーズ。
羊乳のブルーチーズと云うのも珍しいのだが、ここで使うパッシートもシチリア沖、パンテッレリア島のもので、パッシートでは特に有名な産地。
パッシートは完熟のブトウを陰干しにしてさらに糖度を高めたものを醸造した極甘口ワイン。
この島はアフリカに近く、アフリカから吹くシロッコがこのパッシートを造る。
羊乳ならではのきめ細かい脂肪分の旨みと、青カビのピリっとした風味に、パッシートのコクのある甘みが一体となったこのチーズ。
贅沢過ぎる大人の時間のチーズです。

最新情報だったパッシートを注文しようと思うと、さらに最新情報のバザイオが登場していたクアトロ。
千葉県北部人は、クアトロに翻弄されるのだった。

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