ドラマの「深夜食堂」、クアトロの父のお気に入りだ。
新宿ゴールデン街の片隅の食堂で食にからめて、色々な人生のドラマが語られる。
毎回、人生の機微をしみじみと語ってくれるドラマだ。
オープニング
「一日が終わり、人々が家路へ戻る時、俺の一日が始まる」
「営業時間は、夜12時から朝7時頃まで」
「人は深夜食堂って呼んでいるよ」
「客が来るかって、それが結構来るんだよ」
クアトロでも
「一日が終わり、家路へ戻る前に、クアトロに立ちよるお客様」
「夜の営業時間は、夜6時から9時半まで」
「人は魚料理が美味しいイタリアンって呼んでいるよ」
「客が来るかって、それが結構来るんだよ」
「おまち」
「寒サワラが入荷したよ」
「魚へんに春と書く鰆・サワラだが、やっぱサワラは、脂の乗った寒サワラが旨いね」
「太平洋側のサワラは小魚を追って東北まで行き九月頃に引き返してくるんだ」
「そして寒くなって関東で上がるサワラは脂が乗って美味しいのさ」
「ただ、サワラはとてもデリケートな魚でね、鮮度の維持が難しく、関東では今までは煮物焼き物が主で、サワラの刺身はあまり馴染みがなかったんだよ」
「最近では流通も整備され、クアトロでもサワラの刺身を楽しめるって訳さ」
「肉質は均一に脂が乗り、身が柔らかい」
「サワラは身が柔らかく皮目を炙って刺身にするが、ここは料理人の腕の見せ所さ」
「それから、クアトロの父の勧めるお酒も美味しいのさ」