ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

しみじみと思うトマトの効能

2010年03月16日 | 食材の話

2010 クアトロの4週年企画も半ばを迎えた。木曜からはトマトとチーズのスパゲッティのセールが始まる。そのパスタに使うトマトを今日は手配をしてきたクアトロ・シェフである。
使うトマトは“アメーラ”というトマトだ。今ではすっかり人気ブランドとなったようだ。生育を抑え普通のトマトよりも小型に作り、糖分と栄養素は濃縮させるという作り方だ。皮が厚く、この皮の部分にこそ多いリコピンが注目である。リコピンはガンの抑制力なども注目されているところだ。また花粉症にも効力があると云われている。
食べ物は決して薬ではないが、無味乾燥の薬を飲むよりも、楽しく食べて効力があれば、申し分ないものだろう。
朝起きて、高血圧の薬、痛風の薬、花粉症の薬と薬漬けのクアトロの父はしみじみと思うものだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柑橘系乳酸の父おすすめワイン

2010年03月15日 | ワインの話

Photo 目鼻立ちがはっきりとしていて、性格はあっさりとしている。そんな柑橘系男子は女の子によくもてるが、信頼感は薄い。
それに対して乳酸系男子は、柔和な顔立ちでおっとりとした性格だ。女子にはあまり注目されないが、信頼は集めやすいタイプのようだ。
白ワインにも柑橘系と乳酸系があるが、クアトロの女子には柑橘系ワインがおすすめである。
柑橘系と乳酸系が混沌とした、いわゆるはっきりしないタイプのクアトロの父がおすすめする柑橘系ワインを紹介しよう。
イタリアのサルディニア島のDOCGワイン“ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ”である。ヴェルメンティーノはブドウの名前だが、このブドウはしっかりとした酸をもち、さらに花のような香りもあり、まさに柑橘系ワインの王といった感じである。
DOCGワインとなるとイタリアを代表するトップクラスのワインということだ。
クアトロで魚料理や切り立ての生ハムに合わせて飲みたい白ワインであり、爽やかな酸味と香りが料理を大いに引き立てる。
常に、女性を引き立てて楽しい時間を演出する、これが正しい柑橘系男子である。
クアトロの父には無理だった。

※明日16日(火)と明後日17日(水)のクアトロは連休させていただきます。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野菜のスパゲッティの正しい食べ方または大きなお世話

2010年03月14日 | パスタの話

Photo クアトロ自慢の季節野菜のスパゲッティが運ばれてくる。
「まあ、お皿がしゃれてるじゃない」
たくさんの野菜がトマトソースに煮込まれたボリュームたっぷりのスパゲッティだ。見た目は地味なのでとりあえずお皿を褒めておく。
さて、10種類以上の野菜が入っているというが、嘘偽りがないかは食べ進みながら探ってみよう。全体がトマトソース色のためどの野菜から食べるかという選択は難しい。フォークにスパゲッティを巻き付け、一緒に絡んできた野菜をアトランダムに食べていく。
一口大になっている野菜が順番に掘り出されていく。大地の恵みをトマトソースの中から掘り出しているという表現が適切のように思えてくる。
「このブロッコリーは適度な堅さを保っていて美味しいわ」
「次はカブね、これも煮崩れしてなくていいわ」
ひとつとして煮崩れした野菜が無いのは素晴らしい。そして、野菜一つずつがその個性を主張しているのが食べていて解る。
このように食べ進んでいくと、野菜の名前を確認し、その数を数えることの無意味さを感じる。10種類以上の野菜が入っていたことは間違いがないようだ。
野菜一つずつの美味しさに感銘を受けながらもその野菜を含めた素材たちがひとつに調和して深みのある美味しさを作り出していることも見逃せない。控えめにソースの中に加わっているパンチェッタがそれぞれの野菜の旨味を取りまとめているのだろうか。
食べる前は、すごいボリュームと思っていたが、夢中で食べ進みあっという間にお皿はきれいになっている。
一度食べると、繰り返し食べたくなる魅力がこのスパゲッティにはあるように思える。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美味しさの秘訣

2010年03月13日 | パスタの話

2010 生産者直売所「かしわで」には、地元産のとれたての野菜が並ぶ。
柏は東京近郊ということもあり、昔から地の利を活かした野菜作りが盛んだ。その柏産の新鮮で美味しい野菜を生産者が持ち寄って販売しているのが「かしわで」である。
クアトロのママは毎朝、この野菜を仕入れに「かしわで」へ出かける。しっかりと吟味した野菜をクアトロに持ち帰り、すぐに下ごしらえにかかる。
小カブは慎重にやや堅めに茹でる。キヌサヤやエンドウマメなどの青い野菜は茹でてからすぐに水に冷やし鮮やかな色を保つ。ブロッコリー、カリフラワーはほどよい大きさにしてこれも茹ですぎないように気をつける。ブロッコリーの芯のところも新鮮なものは美味しいので茹でておく。それから、カボチャやサツマイモを茹でる。
ズッキーニやアスパラ、パプリカは炒めやすい形に切っておく。
これらの仕込みは全てクアトロ・ママの仕事だ。クアトロの父はカボチャを切るだけだ。
野菜の仕込みに追われる朝の時間。この時間にクアトロの“季節野菜のスパゲッティ”の美味しさが決まる。
15種類くらい用意された野菜たちは、それぞれが美味しく食べられるように下ごしらえされている。後はその持ち味をなくさないように調理してスパゲッティに仕上げるだけだ。
クアトロの季節野菜のスパゲッティの美味しさの秘訣は朝の仕入れと仕込みに隠されている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幸せを運ぶという白い鳩

2010年03月12日 | ワインの話

Photo 今度の日曜日はホワイトデー。
クアトロの父ともなるとホワイトデーなどは興味の対象外である。
今年のホワイトデーは日曜日ということもあり、この日にはカップルで美味しいものを食べたいという傾向があることも、クアトロの父にはあまり興味はない。
二人の会話を弾ませるワインにこだわってみたいという、カップルの心理にもとりたてて興味はない。
ワインのラベルに幸せを運ぶという白い鳩とハートがデザインされたワイン“シャトー・サント・コロンブ”というワインはホワイトデーにはうってつけなのだろうが、まったく興味の無いクアトロの父だ。
それぞれが評価の高いワインを作っている二人のオーナーが、それぞれのノウハウを持ち寄って共同で作ったのがこのワインだ。さらに醸造責任者もミッシェル・ロランというのだからすごいのだが、それがどうしたと思うクアトロの父だ。
このワインはクアトロの父の好みのメルロー主体のまろやかで奥深い味わいのものだ。2005年というビンテージも申し分ないのだが、まあだからなんなんだと思うクアトロの父だ。
クアトロでは一応、4500円で発売中だが、それがどうしたと云うのだろう。
クアトロの桜は散り始めたが、クアトロでホワイトデーを過ごすひとときは、心の中に素晴らしい思い出として散ることがないだろう。
だからどうしたというのだ・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする