ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

新着日本酒~廣㐂・初雪

2015年01月26日 | お酒の話

南部杜氏の故郷、岩手紫波の廣田酒造の造る活性にごり酒がクアトロに入荷。
酵母が生きているお酒だ。
名前は“廣㐂初雪”。
雪が降り込む景色のように白いお酒。
よく冷やした初雪の栓を慎重に開ける。
グラスに注ぐとシュワシュワっとはじける。
のど元にグラスを運ぶと豊かな米の香りが鼻をつく。
味わいは炭酸の酸味と米の甘みと旨味が混沌となり実に爽やかで豊潤である。
冬の寒い今頃に、熱々のおでんでも合わせたらこの上もなく幸せだろう。

岩手県の県民性は、粘り強い努力家だが、消極的で口数は少なく、やや頑固。
とっつきは悪いが付き合っていくうちに人柄がにじみ出てくるタイプが多い。
ただ不満が高じると酒の席で大暴れとか。
この初雪も、頑固に酒の旨味を閉じ込めている。
派手に宣伝はしないが、その実力は素晴らしいお酒。
飲み過ぎて、大暴れしないように気をつけよう。

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新着日本酒~久礼純米あらばしり

2015年01月25日 | お酒の話

鰹一本釣りで有名な土佐の久礼から今年も“久礼純米あらばしり生”が入荷した。
地元の“松山三井”と云う酒米を使い、四万十川上流の伏流水で醸した新酒だ。
あらばしりは、出来たばかりのお酒の一番搾り。
あらあらしさの中にフレッシュな味わいがあるお酒。
高知県の県民性は、昔から男性は「いごっそう」といわれるように、頑固で強情で、権威に屈せず、妥協しないタイプで、一本気。
この久礼純米あらばしりも、そんな高知県民のようなお酒だ。
四万十川で育ち、一本気で強情なまでのしっかりとした旨味とフレッシュ感。
今の時期だけ楽しめるこのあらばしりは、鰹やマグロのような旨みが濃厚な赤身の魚に合う。
今日のクアトロのおすすめ天然ブリにもぜひ合わせてみたい。
また、チーズとの相性も良さそうだ。
ブルーチーズやクアトロ新着のバザイオにもおすすめだ。鰹一本釣りで有名な土佐の久礼から今年も“久礼純米あらばしり生”が入荷した。
地元の“松山三井”と云う酒米を使い、四万十川上流の伏流水で醸した新酒だ。
あらばしりは、出来たばかりのお酒の一番搾り。
あらあらしさの中にフレッシュな味わいがあるお酒。
高知県の県民性は、昔から男性は「いごっそう」といわれるように、頑固で強情で、権威に屈せず、妥協しないタイプで、一本気。
この久礼純米あらばしりも、そんな高知県民のようなお酒だ。
四万十川で育ち、一本気で強情なまでのしっかりとした旨味とフレッシュ感。
今の時期だけ楽しめるこのあらばしりは、鰹やマグロのような旨みが濃厚な赤身の魚に合う。
今日のクアトロのおすすめ天然ブリにもぜひ合わせてみたい。
また、チーズとの相性も良さそうだ。
ブルーチーズやクアトロ新着のバザイオにもおすすめだ。

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大人の時間~バザイオ

2015年01月24日 | チーズの話

クアトロの父の住む千葉県北部の県民性は、まじめで堅実なのだが、したたかさがある。
東京のベットタウンと云うこともあり、新しい情報にも敏感だ。
そんな千葉県北部人は、クアトロで堅実に魚とワインとパスタを楽しむ。
そして、食事の締めくくりには、したたかにパッシートと云う食後酒を注文する。
ところが、さらに新しい情報がある。

クアトロ新着のチーズ、シチリア産“バザイオ”。
羊乳のブルーチーズをパッシートと云う食後酒に漬け込んだチーズ。
羊乳のブルーチーズと云うのも珍しいのだが、ここで使うパッシートもシチリア沖、パンテッレリア島のもので、パッシートでは特に有名な産地。
パッシートは完熟のブトウを陰干しにしてさらに糖度を高めたものを醸造した極甘口ワイン。
この島はアフリカに近く、アフリカから吹くシロッコがこのパッシートを造る。
羊乳ならではのきめ細かい脂肪分の旨みと、青カビのピリっとした風味に、パッシートのコクのある甘みが一体となったこのチーズ。
贅沢過ぎる大人の時間のチーズです。

最新情報だったパッシートを注文しようと思うと、さらに最新情報のバザイオが登場していたクアトロ。
千葉県北部人は、クアトロに翻弄されるのだった。

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大人の時間~パッシート

2015年01月23日 | 日記

クアトロの父の住む千葉県北部の県民性は、まじめで堅実なのだが、したたかさがある。
東京のベットタウンと云うこともあり、新しい情報には敏感だ。
そんな千葉県北部人は、クアトロで堅実に魚とワインとパスタを楽しむ。
そして、食事の締めくくりには、したたかにパッシートと云う食後酒を注文するべきだ。

パッシートは完熟のマスカット種のブドウを陰干しにして糖度をさらに上げたものから作るシチリア特産のデサートワイン。
シチリアのワイナリーの中でも特別に評価の高いカンティーネ・コローシのパッシート。
その味わいは、完熟のフルーツの果実味ととてもフレッシュな酸にさらりとした上品な甘み。

ディナーの締めくくりにデザートワインはとてもおしゃれな新しい情報である。

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新着日本酒~百楽門・万里

2015年01月22日 | お酒の話

昨日は、酒屋で色々な酒を味見させてもらった。
昨日のブログで紹介した山口の原田・純米吟醸は山口県の開発した酒造好適米・西都の雫のお酒であった。
山口県の県民性は「保守的で体裁を気にするのだが、目立ちたがり屋の一面もあり、政治好きで郷土愛が強い」と云われている。
たしかに、西都の雫と云う酒米からは保守的な味わいの中にも華やかさのある酒が出来る。
郷土の昔の酒造好適米・穀良都(こくりょうみやこ)を品種改良し、山口を西都として“西都の雫”と云うネーミングを付けた
政治色の感じられる酒米である。
酒屋で味見したものの中に、全体に控えめながら、コクのある酒があった。
こちらは、奈良県の酒造好適米・露葉風(つゆばかぜ)から作った百楽門・万里である。
奈良県の県民性は、のんびりしていて、保守的で進取性に乏しく、頑固で堅実である。
このお酒も奈良らしく保守的でのんびりとした味わいだが、けっしてそれが欠点でなく長所に感じられるバランスの良い味わいの酒だ。
露葉風は酒発祥の地と云われる奈良の酒造好適米だが、栽培が難しく絶滅しかけたものを昔のままに復活させたもの。
歴史を重んじる土地柄らしいものだ。
“百楽門・万里”ネーミングは保守的で進取性に乏しいが、変わらない歴史を感じる味わいが窺える酒である。

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