湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

<検索用>エリア毎温泉・銭湯・SPA早見表<2020/2/25追加修正>

2020年02月25日 | 東京温泉
改良湯(渋谷)白湯銭湯 <人工>炭酸泉、軟水
人工温泉に炭酸泉・シルク湯含まず、露天等不定期あり、注記漏れ可能性あり、独自判断あり
ざっくりエリア白湯のみ黒湯温泉無色温泉塩化物泉運び湯人工温泉露天風呂
南青山清水湯 <人工>高濃度炭酸泉、シルク湯(フレーバー)青山    

鶴の湯(浅草) <人工>ミネラル泉、ラドン泉浅草     ○風通し
38.THE SPA西新井 ナトリウム-塩化物強塩泉※★足立区西新井     
3.桜館 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉 追記あり ○池上線     季節・週限定
6.久が原益の湯(COCOFUROますの湯) メタケイ酸、重炭酸ソーダ ◎池上線      
8.戸越銀座温泉 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉池上線     ○風通し・檜(軟水)
9.稲荷湯 重炭酸ソーダ、メタケイ酸池上線      
10.調布弁天湯 メタケイ酸池上線      
12.久が原湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉池上線     ○壺状
15.八幡湯 (ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉?)池上線      
20.富士見湯 <人工>北投石池上線      
新生湯 半露天風呂、洞窟風呂、炭酸岩塩泉池上線     ○風通し
中延記念湯 露天風呂池上線・大井町線     
41.さやの湯処 含ヨウ素・ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性中性)うぐいす色※★板橋     
スパディオ 含ヨウ素・ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性弱アルカリ性)琥珀色※★板橋     
高井戸天然温泉美しの湯 含よう素-ナトリウム塩化物強塩温泉(高張性・弱アルカリ性弱温泉)※★井の頭線    
34.鴎外温泉 重炭酸ソーダ、メタケイ酸★上野      
42.六龍鉱泉 ナトリウム-炭酸水素塩泉上野      
寿湯 露天風呂、薬湯上野     
日の出湯 一部露天風呂、檜風呂上野     ○風通し
こもれびの泉萩の湯 <人工>光マイクロバブル湯、炭酸泉鶯谷    
○ ○一部無天井
32.東京健康ランドまねきの湯 メタケイ酸★江戸川区船堀     
乙女湯 重炭酸ソーダ、メタケイ酸江戸川区船堀     ○風通し
あけぼの湯 メタケイ酸江戸川区船堀     
鶴の湯 メタケイ酸(淡褐色)江戸川区船堀     
5.おふろの王様大井町店 <人工>炭酸、重曹★大井町    ○重曹○ビル屋上型
松の湯 メタケイ酸大井町線      
西品川温泉宮城湯 メタケイ酸(微褐色)大井町線     ○目隠しに窓あり
中延温泉松の湯 メタケイ酸大井町線     ○屋根あり
ピース湯 <人工>軟水大井町線   
 ○風通し
八幡浴場(大岡山) 軟水、薬湯大井町線   
 
太平館 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉◆大倉山      
しのぶ湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉◆大倉山     ○無天井
17.SPA大手町 ナトリウム-塩化物強塩温泉※★大手町      
44.平和島温泉 含ヨウ素・ナトリウム-塩化物強塩温泉※★ 大森     
なごみの湯 <運び湯:三ツ沢>アルカリ性単純泉★荻窪      
梅の湯 <人工>人工高濃度水素泉尾久    
○ ○一部無天井
大江戸温泉物語 ナトリウムー塩化物強塩温泉※★お台場   

 
25.そしがや温泉21 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉小田急線      
33.THE SPA成城 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉★ ○小田急線     
湯パークレビラント 露天風呂小田急線     ○屋根あり
RAKU SPA神田 <人工>炭酸塩泉 <企画湯(運び湯:道後温泉)>(重曹泉※この時だけ)御茶ノ水      
2.鷹番の湯 メタケイ酸 ◎学芸大学     ○壺状
千代の湯学芸大学 
   
第三玉乃湯 <人工>炭酸泉 露天風呂神楽坂 
   ○壺状
1.蒲田温泉 ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉 人工ラジウム泉蒲田   
○ガリウム石 
7.はすぬま温泉 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉蒲田      
11.女塚温泉改正湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉蒲田      
SPA&ホテル和(駅前) ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉★蒲田     ○風通し
16.照の湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉蒲田     ○風通し
19.ヌーランドさがみ湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉蒲田     ○屋根あり
31.ゆ~シティー蒲田 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉蒲田     ○風通し
27.幸の湯 カリウム、カルシウム、マグネシウム-塩化物冷鉱泉※蒲田以東     ○風通し
新呑川湯(京急蒲田)白湯銭湯 <人工>炭酸泉、シルク湯、ラドン湯蒲田以東
   ○風通し
28.第一相模湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉蒲田以東      
天神湯(京急蒲田) <人工>ブラックシリカ泉 露天風呂蒲田以東
   ○石
○二種(交替)
隆の湯(蒲田以東)<人工>草津の湯、備長炭風呂蒲田以東
   ○草津湯の華

大谷田温泉明神の湯 ナトリウム-塩化物強塩泉(高張性・弱アルカリ性温泉)※★亀有     
24.東京天然温泉古代の湯 含ヨウ素-ナトリウム-塩化物強塩温泉★亀戸     
29.大黒湯 メタケイ酸亀戸     ○壺状
楽天地スパ ナトリウム塩化物冷鉱泉※★亀戸     
御谷湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉(メタケイ酸により温泉認定)亀戸      
政の湯 塩化物・ナトリウム-炭酸水素塩泉◆川崎      
桐の湯 ナトリウム-炭酸水素塩泉◆川崎      
14.千年温泉 暖和低張鉱泉のアルカリ性重曹泉(炭酸水素ナトリウム)◆川崎周縁エリア     ○屋根あり
35.宮前平源泉湯けむりの庄 ナトリウム-炭酸水素塩化物冷鉱泉※◆★川崎周縁エリア     
36.冨士の湯 塩化物・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉◆川崎周縁エリア
     
矢向湯 塩化物・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉◆川崎周縁エリア
      
志楽の湯 ナトリウム-塩化物温泉※★◆川崎周縁エリア
     
平安湯 塩化物・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉◆川崎周縁エリア
      
37.たちばな温泉たちばな湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉◆川崎周縁エリア
      
溝口温泉喜楽里 塩化物・ナトリウム-炭酸水素塩温泉◆★川崎周縁エリア
     
39.日の出おふろセンター 食塩泉◆川崎周縁エリア
     ○屋根あり
かまぶろ湯 ナトリウム-塩化物泉※◆川崎周縁エリア
      
中島湯 ナトリウム-塩化物泉◆川崎周縁エリア
     ○人工北投石
第一天狗湯 塩化物・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉◆川崎周縁エリア
      
13.北品川温泉天神湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉京急線     ○風通し・黒湯
鷲の湯 ナトリウム-炭酸水素塩泉◆京急線     
朝日湯 ナトリウム-炭酸水素塩泉◆京急線      
スパ・ラクーア 含ヨウ素・ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性弱アルカリ性)琥珀色※★ ○後楽園     ○屋根あり
改良湯 <人工>炭酸泉、軟水渋谷  
  
みどり湯(緑が丘)白湯銭湯自由が丘  
  
45.テルマー湯 <運び湯:中伊豆>ナトリウム・カルシウム・硫酸塩温泉(低張性・アルカリ性温泉)塩味なし★新宿     
Sakura 含ヨウ素・ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性弱アルカリ性)琥珀色※★巣鴨     
ふくの湯 <人工>ラドン泉千駄木    
○  
30.新田浴場 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉 ○多摩川線      
40.草津湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉(含メタケイ酸)多摩川線     ○屋根あり
22.富士乃湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉◆綱島      
43.綱島温泉湯けむりの庄 ナトリウム-炭酸水素塩泉◆★綱島     
丸子温泉 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉(弱アルカリ性)◆東横線      
白山湯 東京最初炭酸泉豊洲      
中野寿湯温泉(中野) メタケイ酸泉中野   


なみのゆ(高円寺) 白湯銭湯(メタケイ酸少量)温水プール中野 
 
 
光明泉 <人工>ラドン泉、炭酸泉中目黒    
○ ○壺状
文化浴泉(中目黒・池尻大橋) シルク湯中目黒   


バーデと天然温泉 豊島園庭の湯 含ヨウ素・ナトリウムー塩化物強塩温泉、炭酸泉★練馬   
 
アジュール竹芝天空の湯 スパ<人工>光明石温泉※浜松町 
   ○石 
18.日吉湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉 ◆○日吉     ○交替
旭湯(日吉)白湯銭湯 露天風呂、薬湯二種類◆日吉
    
23.麻布黒美水温泉竹の湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉広尾      
湯どんぶり栄湯 メタケイ酸三ノ輪     ○屋根あり
今井湯 炭酸泉、シルク湯◆武蔵小杉      
4.武蔵小山温泉清水湯 (黒湯)重炭酸ソーダ(黄金の湯)ナトリウム塩化物強塩温泉(ヨード。療養泉認定)※ 2湯あり ◎武蔵小山    ○温泉・無天井
橘湯 ナトリウム-炭酸水素塩泉◆元住吉      
藤の湯 檜風呂用賀      
21.中島館 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉◆横浜     ○風通し
横浜天然温泉くさつ ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉◆横浜      
永楽湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉◆横浜      
26.万葉の湯横浜 <運び湯:湯河原>ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 足湯(熱海、カルシウム・ナトリウム-塩化物泉※)と2湯あり◆★横浜     ○屋根あり
横浜温泉黄金湯(和田町):メタケイ酸(重炭酸ソーダ)◆横浜  


 
利世館(黄金町):塩化物・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉◆横浜 
  
 
いなり湯(山手):ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉◆横浜 
  
 
親松の湯(白楽) <人工>薬湯・ラジウム泉(ガリウム石)◆横浜
  
○ガリウム石 
徳の湯(東白楽) <人工>バイオセラミック軟水(化学配合) 露天風呂◆横浜
  
○人工
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東京温泉ウォーキング!(リンク集)追記★東京の温泉成分&個人的おすすめ+露天・白湯銭湯も★ 2020/2/25時点

2020年02月25日 | 東京温泉
<記事No.順の成分一覧>(複数回入浴○、多数回◎)無印:東京、◆:神奈川
(追加)

(参考:温泉以外銭湯※人工炭酸泉、軟水、薬湯のみの場合は、著名もしくは極端な効果のない場合はこちらに分類。ラドン液・特殊な石など成分的な付加価値系は人工温泉扱い。白湯露天風呂のみの場合もこちら)

黒湯は「単純泉」です。(※は塩化物泉(味で判断します))
一部入浴施設に成分表示のないものは黒湯で無味ならナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉としました。
黒湯に人工泉を併設している場合省略します(複雑になるので)。
番外編の箱根は含めていません。(基本的に東京黒湯を併設しないとこは後回し)
はスパやホテルなど、銭湯ではありません(1000円前後以上、お札が必要)。銭湯は現在大人470円一律。サウナ有無などで加算あり。

<黒湯参考情報>
Wikipedia
久松温泉は休止中。

成分の濃さでは、改正湯が腐植質256mgでトップクラス、源泉かけ流しともあるけれど、今でもそうなのだろうか??確かに排水口に流れていたがそう明記されてたかなあ。川崎市の千年温泉は311mgとある。はすぬま温泉が「薄い緑茶色」というのも「緑?」と思った(往々にしてタイルの色)。逆に桜館は濃さはどうなんだろう。雰囲気のせいもあるだろうが感触だんとつだった。かけ流しではなかろうが、溜まっている感じ。一番風呂に近かったからかな。スパは置いておきます。

<ベスト湯(2020年2月時点)>
依然印象に強い黒湯温泉(銭湯)は併せて”綱島温泉”。詳細は2019年版へ。都内は「武蔵小山温泉清水湯」がいつも混んでるけど泉質の違う二湯もあるのと、昼からやっているのがやっぱりでかい。ここに限らず最近はコスパ高い特徴的な銭湯はどこも混むので、時間帯や曜日、たとえば週半ばの開店後1時間以上たった昼、といったところを狙うのがいい(銭湯によってはわざわざ書いてくれている)。「COCOFUROますの湯」と「桜館」という設備的に対極の銭湯が泉質と昼から開店という二点で追随する。おおがかりなのは後者ですが、最新のデザイナーズ銭湯(広い炭酸泉あり)は前者。客筋も前者のほうが若く良く感じる。いずれ今に残る黒湯となると蒲田含め大田区に偏ってしまいますね。

黒湯ネタが尽きてきたので今は人工温泉に話を拡げていますが、この部分は生煮えなのでいろいろおすすめは書けません。軟水・炭酸泉・ラジウム泉が三大人工温泉としてあげられ、軟水化はとことんやるなら実はすごくお金がかかること、炭酸泉は初期型と最新型で濃度も異なり効果も異なり、黒湯や薬湯と絡めることもあること、ラジウム泉はいろんな呼び方がありますがこれも作り方が千差万別で、北投石・人工北投石・ガリウム石といった鉱石をそのまま湯に漬けたり壁に埋め込んだり上からお湯をかけて落としたりというタイプが古典的なもので(「鷲の湯」など)、公的機関のお墨付きでエキスを入れるスタイルが最近のもの(「光明泉」など)で、それ以外にも大掛かりな機械でどうにかして作るものもあり(「鶴の湯」)、東京はラジウム天然泉といっても現在実態は黒湯なので、作り方はこの三つだけになります。炭酸泉はもろ設備の問題で、効果が単純(濃淡と浸かり方だけで温まり方に差が出る)なので当初人工温泉とすらしてませんでした。これは差が出ない。強いて言えば新しい設備で炭酸濃度を明示しているほうがいいと思う。軟水も設備の新旧で差が出るようです。成分から硬水のミネラル分を除いているのですが、phまで気にしたうえで選ぶといいです。びっくりしたのは西大井「ピース湯」と学芸大学「千代の湯」でした。ものすごいヌルヌルになりました。ただこれもそのときの私の肌の状態によると思います。

銭湯の印象はロケーション(地域における希少性)が強く影響すると前も書きました。土地柄や客筋も反映される。根本的にだめなとこはだめですが。中央から外れた地域密着店舗となると地元高齢者、ただ設備よくコスパよく交通が便利なら子連れから学生若者が大きくシェアを伸ばす、そのへんの感じを好きか嫌いかでも変わる。その手の若者にはタトゥー入の層も含まれます(見た目では実際はわからない)。良い高齢者悪い高齢者、うるさい若者しずかな若者いますからね、コミュニティがどうなっているかの問題(高齢者もそれぞれなので運ですが、若者は学校がそばにあると集団でタチが悪くなる、いずれ時間帯の問題です)。

基本的に銭湯好きなエリアは時間で極端に混むけどタチは悪くなく(浅草、三ノ輪とか船堀とか)、さまざまな人が来る繁華街銭湯・有名銭湯(上野・鶯谷とか尾久とか)やスパは一期一会の客が多めなで互いの距離感があるのでさほど気にならない。銭湯「しかない」エリアが要注意。「入らせてもらう」という下からの意識で行かないと不快になるかもしれない。また、大田区や川崎の銭湯はそもそも実用の銭湯が多いですが、そういうとこは常連ご近所だけではなく業務の流れで来る人も多い(労働の町やビジネスの町はその日働きに来てる人が入る)。有名銭湯にもデザイナーズ銭湯にも常連は必ずつくし、話好きの人もいて仲良くもなれるので、一概に肩身が狭いとも言えません。というか常連のいない銭湯は続かない。余所者は常連は尊重しませう。とっぴな理不尽もあるので、そういうときはさっさと出る。あと銭湯マニアは物珍しく見まわし常連に迷惑かけたり写真とったりこういうふうに書いたりするのが嫌がられることもあるので注意(逆もあり)。

ロケーションとともに漠然とした相性も大きいです。汚くてもいい、と思うレトロなところから、ほんの隅っこに汚れがたまってることが非常に気になってしまうところもある(世間は清潔志向が強まっているので共に消えゆくのでしょう)。湯が良く広さもあるところでも、常連とともに店舗自体が閉鎖的な感が強いところ、あるいは雰囲気がなんとなく居づらさを感じるところは良く書いてはいても二度と行かない可能性が高い。当初意識してませんでしたが最近は店の方の応対を気にする人の気持ちもわかるようになりました(微妙な閉鎖性がわかるのです)。

マナーの問題もよしあしで、そこまでマナーは要るか?という神経質なことを「言われる」と萎えますし(短時間の入浴なのに椅子と桶はいちいち戻してまた持ってきてを繰り返せ、とスキスキの浴室で常連に言われたところがありました)、わきまえていればいい部分をわざわざ「書いている(印刷ではない)」のは私はあまり好きではないです。マナーはいいけど背中に絵が描いてある、って人は互いに不干渉でいれば全く問題ないのに排除され、常連については違反も看過する(たとえば飲み物持ち込み、まあNGにするところは多いですが、体調を考えると滞在時間が延びるというだけの理由なら私はそもそも反対)ってのもなんかね。確かに集団だと考えものですが後者も集団だ。

休憩所(共用部)は最近はあまり気にしないです。広くても狭くてもおおかたの時間帯、活用されていないところが多いからです。リニューアル銭湯(デザイナーズ銭湯)は飲み物サービスやマンガなど充実するのでさすがに混む傾向はある。でもどっちかというとほっといてくれるスペースのある、鄙びた銭湯の共用部が好きですね、これも相性ですし、長居しないからあんま気にしません。これはこんなものだろうと思う。最近では南青山清水湯のオフィスビルのような共用部はちょっとした時間なら案外落ち着きました。

・・・また追記します。(2020/2)

<ベスト湯(2019年時点)>
こんな沢山入ってると忘れてるが、印象に強い黒湯温泉(銭湯)はやっぱり併せて綱島温泉。温泉ランドにはなるが「綱島温泉湯けむりの庄」は別格。湯の濃さ、広さ、値段と図抜けているがロケーションだけが問題(湯けむりの庄はチェーンで他にも訪れたが泉質は異なる)。元温泉郷だけあって、湯の濃いレトロ「太平館」と露天が広く湯治場みたいな「しのぶ湯」(露天は週替りなど男女入れ替え制)が印象的でした。都内は「武蔵小山温泉清水湯」はいつも混んでるけど泉質の違う二湯あるのはでかい。「照の湯」は黒湯自体の質と手作り露天などの独創性。「北品川温泉天狗湯」は誰しもトップクラスに挙げる。泉質も含めオーソドックスな意味で文句なし(もっと充実している「ヌーランドさがみ湯」も上げるべきですがロケーションが都心部から離れるのと、雑色周辺ということで照の湯とかぶるのでここでは省略)。

黒湯温泉(東京温泉)の印象は加温加水循環消毒の方法によるブレを含め大きな違いのない成分より、案外とロケーション(地域における希少性)のほうが重要になると思う。あと相性もある。私は湯屋の面積が狭くても天井の高いところを好むようで、そこがマンション銭湯は不利なんですが、湯や設備を度外視して私見で好きとなると、さきほどの銭湯を除くと「鷹番の湯」(目黒区で駅そばで希少な温泉ランド)「新田浴場」(激戦区にある知られざる黒湯で休憩所・脱衣場が広く椅子が多い)が温泉ランド形式の少しレトロ落ち着く銭湯、「稲荷湯」(家から行きやすいのと相性)「永楽湯」(横浜の銭湯ならではの雰囲気!)をあげます。今気づきましたがどちらも漏れなく天井高いです。湯が良く広さもあるところでも、地元感が強かったり共用部(和室の場合は「鷹番の湯」のようにフロント直視はないが開けっぱなしなど気軽な開放感も必要)に座ってゆっくりできる広さがないところは「入るだけ」になってしまうので外してしまいますね。休憩所が別フロアのところは多いですが、別料金だったり魅力薄だったり時間帯のほとんどが閉まってることは多々あるので、それは考慮しません。道後温泉本館以外は殆ど使いません。

ロケーションという意味では「麻布黒美水温泉竹の湯」もそうでした。このエリアには他にもうないですから。窪地を利用した大名庭園の散在する風光明媚な明治の雰囲気をある意味つたえているものかも。単独黒湯としては「そしがや温泉21」もかな。「THE SPA成城」に関してはレベルが違うので、かえってここに入れづらい。1600メートル掘っているのであえて外しましたが、都内で泉質はナンバーワンレベルです。川崎や横浜は大田区ほど残存銭湯が多くはないものの、労働者と高齢者のための現役風呂として特筆すべきで、よそ者として上げづらいので省略。

黒湯のレビューサイトで「タオルが黒く汚れ落ちない」と悪い評価をつけているところがあった。いや見れば染まるのはわかるし何故色付きタオルを持ってこない・・・漂白剤入り洗剤でほとんどは落ちます。安いところでは100円で大小レンタルタオルや使い捨て売り切りがあるので、それらを使う意味はそういうところにもあるわけで・・・特定の黒湯の低評価とされて気の毒。

一軒名前と泉質間違えてました、修正しました。
2020年以降はアップデートしていません。(この時点での記録として残したいため)

<主成分ごとにソート>

(メタケイ酸)※井戸水使用の銭湯はメタケイ酸泉の可能性があります、都内一部銭湯は濃度確認のうえ事後認定されました(透明)また黒湯の成分が薄めのものも分析結果にメタケイ酸しか出ないものもありますが、ここでは成分表を第一に、実際の状態の確認を加味しました。

鷹番の湯 メタケイ酸(透明、以後省略)
調布弁天湯 メタケイ酸(薄褐色)
大黒湯 メタケイ酸
東京健康ランドまねきの湯 メタケイ酸
あけぼの湯 メタケイ酸
鶴の湯 メタケイ酸(淡褐色)
松の湯 メタケイ酸
西品川温泉宮城湯 メタケイ酸(微褐色)
湯どんぶり栄湯 メタケイ酸
中延温泉松の湯 メタケイ酸
横浜温泉黄金湯(和田町) メタケイ酸(重炭酸ソーダ?)(薄褐色)
中野寿湯温泉(中野) メタケイ酸

(重炭酸ソーダ(黒湯))塩化物混合(弱)含む
蒲田温泉 ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉
桜館 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
はすぬま温泉 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉
戸越銀座温泉 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
女塚温泉改正湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
SPA&HOTEL和(駅前) ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉
久が原湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
北品川温泉天神湯 ナトリウム炭酸水素塩冷鉱泉
千年温泉 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉 有機物311mg含有
丸子温泉 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
八幡湯 明記なし(黒湯なのでナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉と思われる)
照の湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
第一相模湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
ヌーランドさがみ湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
日吉湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
太平館 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
中島館 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
横浜天然温泉くさつ ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
永楽湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
富士乃湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
しのぶ湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
麻布黒美水温泉竹の湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
そしがや温泉21 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
御谷湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉(含メタケイ酸)
新田浴場 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
ゆ~シティー蒲田 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
THE SPA成城 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉
冨士の湯 塩化物・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉(味覚的に塩分を感じないので塩化物泉としない、以下同じ)
矢向湯 塩化物・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
平安湯 塩化物・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
たちばな温泉たちばな湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
溝口温泉喜楽里 塩化物・ナトリウム-炭酸水素塩温泉(ほとんど塩味はなかった)
政の湯 塩化物・ナトリウム-炭酸水素塩泉(塩味なし)
桐の湯 ナトリウム-炭酸水素塩泉
草津湯 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉(含メタケイ酸)
第一天狗湯 塩化物・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉(塩味なし)
六龍鉱泉 ナトリウム-炭酸水素塩泉
綱島温泉湯けむりの庄 ナトリウム-炭酸水素塩泉
鷲の湯 ナトリウム-炭酸水素塩泉
朝日湯 ナトリウム-炭酸水素塩泉
橘湯 ナトリウム-炭酸水素塩泉
利世館(横浜・黄金町) 塩化物・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
いなり湯(横浜・山手) ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉

(メタケイ酸、重炭酸ソーダ(黒湯))
※メタケイ酸は黒湯成分の一つなので前の大部分は同じと思います。
稲荷湯 重炭酸ソーダ、メタケイ酸
久が原益の湯(COCOFUROますの湯) 重炭酸ソーダ、メタケイ酸
乙女湯 重炭酸ソーダ?、メタケイ酸
鴎外温泉 重炭酸ソーダ、メタケイ酸

(重炭酸ソーダ/塩化物泉の2湯)
武蔵小山温泉清水湯 (黒湯)重炭酸ソーダ(黄金の湯)ナトリウム塩化物強塩温泉(明褐色(不透明)。ヨード。療養泉認定)

(塩化物泉)
SPA大手町 ナトリウム-塩化物強塩温泉(褐色透明だが黒湯ではない)
東京天然温泉古代の湯 含ヨウ素-ナトリウム-塩化物強塩温泉(黄色透明)
幸の湯 カリウム、カルシウム、マグネシウム-塩化物冷鉱泉(僅かに褐色透明(内湯僅か濁り))単純な黒湯だと聞いていたがデータは塩化物泉、故こころなしか肌当たりが強い
楽天地スパ ナトリウム塩化物冷鉱泉(黒湯)
宮前平源泉湯けむりの庄 ナトリウム-炭酸水素塩化物冷鉱泉
THE SPA西新井 ナトリウム-塩化物強塩泉
日の出おふろセンター 食塩泉
かまぶろ湯 ナトリウム-塩化物泉
中島湯 ナトリウム-塩化物泉、<人工>北投石(人工)露天
さやの湯処 ナトリウム-塩化物強塩泉
スパディオ ナトリウム-塩化物強塩泉
Sakura ナトリウム-塩化物強塩泉
スパ・ラクーア ナトリウム-塩化物強塩泉
平和島温泉 含ヨウ素・ナトリウム-塩化物強塩温泉(かつて大森海岸だった辺りですが海水ではなく都内最深の2000メートル採掘で出た薄褐色透明塩泉)
大谷田温泉明神の湯 ナトリウム-塩化物強塩泉(高張性・弱アルカリ性温泉)
高井戸天然温泉美しの湯 含よう素-ナトリウム塩化物強塩温泉(高張性・弱アルカリ性弱温泉)
志楽の湯 ナトリウムー塩化物強塩温泉(高張性・弱アルカリ性弱温泉)
バーデと天然温泉 豊島園庭の湯 含よう素-ナトリウム塩化物強塩温泉
大江戸温泉物語 お台場 ナトリウムー塩化物強塩温泉

(その他)
おふろの王様大井町店 <人工>炭酸泉、重曹
富士見湯 <人工>北投石
鶴の湯(浅草) <人工>ミネラル泉、ラドン泉
光明泉 <人工>ラドン泉、炭酸泉
ふくの湯 <人工>ラドン泉
ピース湯<人工>軟水
万葉の湯横浜 <運び湯:湯河原>ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 足湯(熱海、カルシウム・ナトリウム-塩化物泉※)と2湯あり
テルマー湯 <運び湯:中伊豆>ナトリウム・カルシウム・硫酸塩温泉(低張性・アルカリ性温泉)
RAKU SPA神田 <人工>炭酸塩泉 <企画湯(運び湯:道後温泉)>(重曹泉※この時だけ)
こもれびの泉萩の湯 <人工>光マイクロバブル湯、炭酸泉
梅の湯 <人工>人工高濃度水素泉
今井湯 <人工>炭酸泉、シルク湯
なごみの湯 <運び湯:三ツ沢>アルカリ性単純泉
白山湯(豊洲) <人工>炭酸泉
南青山 清水湯(表参道) <人工>高濃度炭酸泉、シルク湯(フレーバー)
親松の湯(白楽) <人工>薬湯・ラジウム泉(ガリウム石)
新呑川湯(京急蒲田)白湯銭湯 <人工>炭酸泉、シルク湯、ラドン湯
隆の湯(蒲田以東)<人工>草津の湯、備長炭風呂

東京23区北方面・多摩以西はほぼ未踏です。
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<銭湯日記>アジュール竹芝天空の湯 スパ<人工>光明石温泉

2020年02月22日 | 東京温泉
竹芝桟橋そばのビルホテルの上にあります。知らなかったが今朝知ったので行ってきました。値段的にはスパ。ホテル風呂なので仕方ありませんが立ち寄り1050円はちょっと高いかな。でも、ここは湯ゾーンはほんとに広くないですが、共用部は東京湾注ぎ口、お台場レインボーブリッジを俯瞰できる素晴らしい、文字通り「天空の湯の休憩室」です(浴室からは窓の上半分にちょっと覗けるくらいで段が高いジャグジーからも見えない)。男女週替り(月曜入れ替え、ホームページ予定掲示)。15時からと始まりが銭湯時間なので、早く行ってホテル宿泊者に先に占拠されることなく入れました(窓側は3席しかない!)。睡眠禁止ですがみんな静かに寝てますね。浜松町かいわいで休める穴場だと思います。景色は素直に良い。






湯はジャグジーは白湯、驚異的な狭さの2つの冷水はともかく、大浴槽として岡山のミネラル石である(個人購入可能)光明石を籠に入れ4箇所に沈めた「光明石温泉」があり、目玉となっています。まあなんというか、湯温が高めゆえ少し刺激的なので、効いてるのか効いてないのかわかりません。浴槽は浅めでゆっくりできますが、広さ的に占拠し続けるわけにいかない感。不思議なのは数少ない洗い場でなぜか硫黄泉の匂いがしていることで、光明石についてはぐぐれば簡単に出てきますが、硫黄成分は無いので、何だろう。靴箱やロッカーは簡易なものであんまりセキュリティとかなんとかうるさくないし、狭いから展望休憩室とパウダールーム(ロッカールーム)もすぐ行き来でき、慣れると結構使いやすいですね。タオル二種無料貸し出しのほかシャンプー等完備。サウナあり。この値段なら貸し浴衣もほしいなと思うかんじですが、こんな狭いとこで着替えを繰り返すのも変か。浜松町駅からはやや歩くのが困ったものです。浜離宮やホールが至近なので何かのついでに使うといいと思います。夜景を見に来るほどではないか。準天然の意味がわからないのでここでは単に人工温泉としておきます。











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<銭湯日記>文化浴泉(中目黒・池尻大橋) 白湯銭湯 シルク湯

2020年02月21日 | 東京温泉
ロケーションが便利なのと名前が特徴的なので、デザイナーズ銭湯という点も加えて有名になったであろう銭湯です。とはいえ土地勘がないと便利かどうかはよくわからず、高級住宅街がまだ庶民的だった時代の銭湯が残り続けているとおぼしきマンション銭湯、十年前くらいに内装リニューアルしてダークな色合いのウッドを基調に絵画や調度を配し高級感を出した銭湯、ただ狭い、ということで言い尽くせてしまいます。共用部など手はこんでますが、浴室はサウナにきっちりスペースをさいていることもあり極端に狭く感じました。浴槽は狭い水風呂は別として2つ、ナノ湯(この名前は後付けのようで、ごくたまに見かけますが仕掛け的には白湯に泡をまぜたシルク湯なのでシルク湯としておきます)と白湯。やや熱く、広さはそれなりにありますし、白湯にはジェットもありますが、もともとの平面積を拡張することはできません。ナノ湯はまだ何も中にないので詰め込めば入れそうですが、水枕のある席や寝湯のある白湯は限界がある。時間をずらしても結構混んでいて、これはこのエリアの特殊性というか、夜に仕事をする若者も多いと思われ、全般に若いです。どこにもいる高齢者の風呂好きを除けば店をやってそうな50絡みの中年を上限に、学生、そもそもお国では熱い湯は皆苦手なんじゃないかという見た目の外国人もいるし、怖い人もいる。混んでるのが苦手な向きには勧められない。若い女性客も多く、銭湯マニアもいるから、まあいいんでしょうが、飲み物も高いな。うーん。加えて薬湯は特定の日しかやらないみたいなので、完全に白湯銭湯に来たような、期待と異なるかんじですぐ出てしまいました。







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<銭湯日記>隆の湯(蒲田以東)※閉業<人工>草津の湯、備長炭風呂

2020年02月21日 | 東京温泉
銭湯激戦区の雑色六郷エリアでガッチリ常連のハートを掴んでいる。雑色商店街のそばなので高齢者も来やすいのだろう、早く開くとはいえ30分前にすでにいるのはちょっと他では見ない。といっても中は広いので早い時間であれば混む感じはあまりない。バタバタしてるがバタバタ音がするだけでからんも浴槽も比較的すいている。実際浴槽は広い。洗い場もそれなりに広いが天井も高くマンション銭湯とは思えない。50年近く前に先見の明でリフォームしたマンション銭湯で、今のようなせせこましい容積にはしなかったのだろう。そのてん古びた色はあるが湯は良い。まず、草津の湯である。運び湯なのか湯の華溶解なのか、入ってすらわからなかったが、薬湯という呼び名からも後者とのこと。しかし、これは「わからない」。運び湯と思って入っとけばいいのだ。硫黄臭と白い澱、細かな泡はダイレクトに体の芯まで温める。長持ちする湯とは言わないが、その場でとてもあたたまる。3,4人用浴槽で、深く、ライオンの滝口(このへんはあとのリフォームだろう)。白湯大浴槽はしっかりしたジェット湯や寝湯3基、例の丸い噴水があり、ちょっと熱めだけれど熱くはない。ここは温度設定が絶妙で、ぬるくも痛くもない。まろやかな熱といわれる備長炭を箱に入れた周辺にうつると、うーん、どうなんだろう。サウナと水風呂はほっておいてまた草津の湯に戻るのだった。草津直送の湯の花は毎日入れ直してる模様。

一番風呂で入ってけっこう時間を過ごし、出たら脱衣所に誰もいない。誰も出てない。みんな憩っている。常連同士もそんなに騒がない。じきに次の人々が入ってきたので出た。この草津の湯はほぼ草津運び湯同然なので、湯上がりの気分はよかった。

サウナもあったが閉業。
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<銭湯日記>新呑川湯(京急蒲田)白湯銭湯 <人工>炭酸泉、シルク湯、ラドン湯

2020年02月19日 | 東京温泉
北糀谷・大森南エリアはJR蒲田側の住民からすると行きにくいです。一度羽田手前まで歩いたコースを載せていますが、JR蒲田からキネマ通りを過ぎたあたりになってくると、町工場エリアで黒湯もいくつかあり活気は認めますものの、他のエリアからわざわざ来て憩う要素は少ない。新呑川湯は温泉はありませんし、名前は通っていますが最近リニューアルするまではモチベーション的にもちょっと行きづらいところでした。今回行ってみると地元感が強く、しかしそれだけじゃなくて余所行きのビジネスマンがいます。空港からここまで来ているのでしょうか、工場の関係でしょうか。客層が独特だなあと思いました。このへんは怖い人もくるけど特に干渉はない。
呑川新橋たもとにあったからの名前でしょうか。今はマンション銭湯です。玄関・共用部と脱衣所はピカピカのリニューアル銭湯でした。でも浴室はたぶん、古いものを残したリフォームですね。これは常連のついたお湯ではたまにあるというか、古いもの(タイルとか一部構造)をわざわざ残したんだと思う。といっても裏の設備も最新に入れ替えた、というわけでもなさそうです。比較的広い浴室は硝子の温室が二か所区切られています。小さいほうはラドン泉。二人ギリギリ入れるくらいの四角浴槽と段椅子。手すりを握ってビリビリ。ああ、電気風呂と兼用です。これではラドン(ラジウムが安定したやつ)の効果もわからない。さほど強くないしパルスのように強弱つけられていて、手を入れなければ身体だけだと平気でした。浴槽内に丸い排水口のような穴があり、この中に鉱物があるのか、エキス式なのかはわかりません。とにかく電気はわからない。高濃度炭酸泉は1000ppm以上というから最新式かと思いましたが、浴槽の床に埋め込み式のメタルなやつでした。古風ですが今でも売ってるのだろう。くたびれた設備のように炭酸の大泡が漏れてしまうことはなく水流が噴出しています。でも肌にすぐ泡がつくような感じはありません。湯温が高いのがその理由の一つかもしれない。また、リニューアル時にシルク湯とバブル白湯とこの炭酸泉を仕切らなかったようで、横に逃げて行ってしまってる可能性もあるのかもしれないです。でも長く入ってれば泡は着くかもだし、そもそも泡がつかないとこもあってこのへんはよくわかりませんが、ちょっと熱いなとすぐ出てしまったのでわかりません。。

メインは大温室となっている半露天風呂です。熱めのバブル白湯大浴槽が、ガラス入り天窓の下に横たわっています。たまに見る浴室内屋根があり、ここは瓦屋根の和風。暗くなってしまいますが1/3は屋根からはずれ青い空を見上げられます。もともとこの壁の向こうの小さな水風呂とつながった大水風呂だったらしい。私はサウナも水風呂も使わないのであまり関係ないですが、あてにならない温度計は水風呂は16度。だいたい東京の井戸水の水温はこのくらいです(季節や場所によりもっと高い)。洗い場にパーテションで区画したいくつかがある。稲荷湯でしか見たことがない。まわりに水を散らさずに済みます。11:00-金休
地域のカラーってあります。リニューアルしても、大田区の銭湯だ(川崎にも似る)。
これだけじゃなんなので、蒲田(雑色だけど各停がめったに来ないので歩いたほうがいい)のヌーランドまで。ここの露天は最高だ。黒湯使い放題だ。今日は透明度低い、4センチ?すごい黒湯のトロンとした匂い。混んでるけど階段のある露天風呂は、常連高齢者が来ないのです。
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<銭湯日記>改良湯(渋谷)白湯銭湯 <人工>炭酸泉、軟水

2020年02月18日 | 東京温泉
壁のクジラでおなじみ、都会のなかの庶民エリアに出現した現代銭湯。








渋谷といっても東側の、渋谷川近く代官山恵比寿に寄ったところにあり、國學院大學のちょうど下あたりとあって早くから学生で混む。古くからのアパート銭湯を最近リニューアルしたピカピカのデザイナーズ銭湯、若い人が来やすいモノトーンでアートな異空間となっている。もちろん元からの高齢者も来ている。空いてる時間帯でも、浴室が狭目なので混むのは仕方ない。洗い場が少ないようだ。そのぶん浴槽の広さはがんばっている。遠赤外線サウナはわたしはどうでもいい。






これはクジラの裏側の入り口で、表側に無いという点も何やら割烹みたい。だが中はデザインこそ凝っているが下駄箱、券売機、自動ドア内にフロントと普通の銭湯だ。こういうとこなので公式グッズも売ってるけど、コンクリ打ちっぱなしの共用部が全体の中で広すぎるきもする。。人が集うデザインでもなく、段差があるのも不思議なアート空間。ここはデザイナーズ銭湯の典型として、アート系銭湯に含めるべきなんだろう。浴室の壁上には未来派のような壁画があり、全般黒く暗いなか天井に青い照明がさしかかり、目が悪いとよく見えない水風呂やサウナの入り口、洗い場はいうても学生が多いから行儀よく並んでるが、桶は透明なプラスティックでデザインされた急須型、椅子も同じ素材感、などなど全体的に統一的にデザインされている。シャンプー等完備だが下に置くようになっていて使いやすい。例の泡の多いシャンプー(水増しされあんま泡立たない)なので倍くらい出さないとだめだけど、わかってればいい話。


さて、浴槽はとてもいい。例によってバブル設備の3つ含まれる白湯大(中?)浴槽にくわえ、がんばれば7人(3(手前)+1(浅い部分)+3(奥、手前より狭い))入るくらいの広さが確保された人工高濃度炭酸泉がある。からん含め全部軟水化したそうだが、ツルツル系でそれ以上の何かはない、一般的な軟水。炭酸泉は新しい設備だから最近の濃度を追求する高濃度炭酸泉のうちに入るとおもうが、濃度明示はなく、肌に泡がつくのもそんなに早くない。もっと言えばちょっと湯温が高い。これは設備は他と大差ないが設定を何らかの理由あって工夫してるのかな。渋谷で炭酸泉に入れるのだから贅沢は言わない。若者ばかりだから一人頭の平均滞留時間も短く、ここよりは平均年齢が上がる中目黒の光明泉よりゆっくりできる(あちらはしかし設定が絶妙なんだよな、、、)。待てば必ず設備・湯は味わえるという点で優れた客筋を捕まえてる、とも言えます。学生は満ち干きが激しいので待てばいいということもある。全般ピカピカなので、気持ち悪いはずはない。デザイナーズ銭湯の最先端を見る思いです。

渋谷の町まるごと再開発、スタジオも本屋もスポーツ用品店もまるごときえた。

先の戦争で空襲を免れた店はこんな感じで輝いていただろう。


渋谷も新宿もかつて黒湯銭湯があったと思うんですよ。いまや渋谷は白湯銭湯ですら片手で数えられそうだし、ネットの隅を穿ってやっと黒湯のことが書かれているくらい…つまりもう記憶でしかない。神泉も温泉があったからこその地名です。温泉は繁華街を形成し、いつしか温泉がメインでなくなり、いつしか枯渇し盛りを過ぎた街とともに消えていく。栄えれば栄えるほど消えていく。あれだけ黒湯銭湯だらけだった浅草が恐らく枯渇により事実上ゼロ、新宿十二社の濃い黒湯は営業的に消えて久しいです。十二社自体が繁華街の栄枯盛衰を物語る地だからして…テルマー湯で透明の運び湯を味わうしかなくなってしまった。

今こそ「人工黒湯」をどこか始めてほしい、と思うのはだめでしょうか。色付き湯は汚れるから(汚れと思われるから)流行らないのは承知のうえですが。

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<東京温泉番外編>温泉はいらない!銭湯でいい…かもしれない:寿湯、日の出湯、今井湯、千代の湯、湯パークレビラント、藤の湯、中延記念湯、新生湯

2020年02月17日 | 東京温泉
東京の人工温泉、あっというまにほとんどまわってしまいました。全部ではないですが、さすがに遠隔地の一つの人工温泉銭湯をただそのためだけに訪れるということはやれない…ことはないけどまだ先に入るべき銭湯はあるんじゃないか!そう、もう白湯でいい、設備を求めて。そんな記事になります。ほぼ露天風呂を求めることに等しいです。随時追加。

※注 このブログでは人工炭酸泉(高濃度炭酸泉)は温泉に含めていません。流行りなのでどこでも発生機を導入してしまい、規模や効能に幅が出すぎていることもあります。温泉的設備が人工炭酸泉のみの銭湯は、とりあえず温泉記事ではなくこちらの銭湯記事に追記します。軟水化は効果・規模次第です(もともと軟水の井戸だったなど除外)。バブル系の湯(シルク湯など)も成分は水なので含めませんが、光るなど特殊な泡を発生させている場合は温泉としていることもあります。薬湯は大抵バスクリン系の入浴剤なので含めませんが、独自の配合など場合により人工温泉とします。運び湯は温泉とします。人工のラドン、ラジウム、北投石、ガリウム、ゲルマニウム、ブラックシリカ、ミネラルのような放射線系あるいは岩石系、化学系は独自解釈として温泉にします(ただどこかの岩を持ってきて浴槽にしている、というもので明確に効能がわからないときは除く)。

///
寿湯






このへんは東京スカイツリーが見える

幡随院長兵衛夫妻供養墓(向かって左が本人)

谷文晁墓



伊能忠敬師弟墓
源空寺梵鐘銘文(徳川家康戒名)

伊豆長八墓(もともと左の墓石に入っていたが右に分けた)

島田虎之助兄弟墓

男谷精一郎による墓銘(名前が欠けている)

伝葛飾北斎父佛清墓(昭和7年墓地移転整理まで北斎も一緒に埋葬されていたらしい)



葛飾北斎墓(出身川村家の名のもと明治初期に供養墓として建碑、現在は焼骨後ここに収められている。来るたびに北斎のきょうだいの墓碑を探すのだが見つからない。90年代初頭に保管されているという記録がある)


稲荷町駅(上野から銀座線一駅)そばの単独宮造り銭湯(裏だけに高層マンション)で大変有名なのでいまさら書くこともないけど、この近くに伊能忠敬、幡随院長兵衛、谷文晁らの墓のある名刹源空寺もあるし、かっぱ寺も合羽橋も伊豆長八も島田虎之助兄弟の墓もありますのでコンパクトに墓マイラーになるもよしです。ここは特殊なリフォームをしており、まず番台はなくしてるんですが脱衣所が2階建てになっている!2階にドライヤーと鏡があり、混むときは2階にもロッカーがあるので使えますね。格天井に手が届きます。内湯は標準的な和風銭湯で、湯船の半分は薬湯なんですが、日替わりで目まぐるしく変わるのは最近はあまりないですね。46度?すごい熱かったが、それがあっての外湯のぬるさ。内湯はバブル系の白湯があります。カプセル型のバブルは流行った時期があるのか。ここは比較的高い位置で楽です。で、露天風呂とサウナは宮造りの外にあります。浴室からも脱衣場からも出入り可能。細長いといえば細長いですが広々。都内(23区内)銭湯で最大級の露天風呂でしょう。12,3人入れるか。おまけに別途水風呂もありそこそこ入れます。温度もぬるくて空いてたら寝放題です。正確には1/3は庇の下なんですが、十分青い空に白い雲の流れるさまが見上げられますね。ただ先に書いたとおり目立つ場所にはあり、目隠しの竹垣はそこそこ高く、マンションも一面を覆っており、宮城湯と同傾向の「完全露天だけど隠すとこは隠す」かんじのあんばいです。設備は意外と質素ですが、露天だけでも満点でしたよ。自転車用空気入れも置いてます。稀にそういう銭湯ありますね。客層は若いですが子供ではない、というかんじ。

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日の出湯







稲荷町から田原町へ足を伸ばし元浅草側へ渡ると小さなマンションの下にひっそりあります。寿湯からすぐ。でもひっそりといっても結構混む。いつも北斎さんの墓参りに来ると、至近にここがあるので、ああ今日も入れないなーと思ったりします。一階のミニ共用部は独自の喫茶スペースも兼ねており、自家製レイコーや激辛ジンジャーエールがおすすめ。二階が一部露天岩風呂付で男女入れ替えです。檜風呂を売りにしてますが、正直別途岩風呂がないとスペースがきびしいか。天井に蒸気抜きの穴のある岩風呂スペースは企画にも使うようですが、広い(&ぬるい&バブル設備2つあり)。7人サイズより大きい、10人はきついけど、浅くて細長い風呂はスケールを感じます。そしてここは井戸水なのでしょう、肌クキクキ系のつべり方をして驚きました。内風呂は白湯のタイルと檜風呂ですが、熱いので檜のほうがおすすめ。その他、たまに見る「炭酸シャワー」がありますが、ここが初めてと聞きました。全裸で小銭が必要なのでちょっと面倒。毎日継続しないと発毛は望めなさそうですし。ほんと銭湯としては小型と言わざるを得ないので、薬湯に興味がなければかならず露天風呂の日かどうか確かめてから行きましょう。若い運営陣に対して客は普通に地元の年季のハイッ

2020/2/4記
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今井湯(武蔵小杉)









最近目覚ましい開発で、武蔵小杉周辺に昔から多かった銭湯はリニューアルするか消えるかを迫られてきたように思う。ここは残った方。炭酸泉を強く打ち出しリニューアルしており、もともと銭湯ビルであったところをデザイナーズ銭湯として作り直したと思われる。ニューファミリーが多いらしく親子連れが多く、古くからの高齢者や若者も多くて男女賑わっている。人工高濃度炭酸泉とシルク湯はおのおの3、4人くらい入れる浴槽で前者が35-7度と他と比べてもぬるい。これが身体に非常に優しく、けして湯自体すくに明確な影響を肌へもたらすことはないが、長くつかっていても疲れない。ただこれが長期滞在を呼んでしまうようで、混むときはなかなか入れず、人によりゴミや匂いが気になるような時間帯もあるだろう。設備自体比較的新しいが循環はそこまでエグく行われていない、炭酸泉なのでおだやかなので、これは時間帯を選ぶほうが得策。長く浸からないのは湯あたりしやすい自分には重要なポイントだ。シルク湯もあり、こちらは37度強くらいで少し熱い。バブル施設を含む白湯は40度は超えており、これはちと熱い。ここもすべて軟水だそうで、しかしやっぱり熱いとよくわかんない。炭酸泉は優しいがヌルヌルはしない。シルク湯はどこでも炭酸泉の下請けみたいな扱いで、効果もそんなものかな。冷水もあるが、単独銭湯ビルだから平面積もまあまああるが、浴室内では洗い場のスペースがより広く、浴槽の大きさは抑制されている気もする。自在シャワーでスパのような洗い場。ふだん15時-(土日祝朝から)年中無休と。

2020/2/2記
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千代の湯(学芸大学)







ここまで来たらふつうは鷹番の湯を目指すが、先端のリニューアル銭湯は駅至近にある。おしゃれな鷹番のカフェとカフェの間(嘘)のデザイナーズ銭湯。マンション銭湯で床面積的には厳しいと思われるが、ここは目黒区では珍しい人工炭酸泉を併設した軟水湯。昔ながらの調度も残しつつかなり最近整えられたとおもわれ、入ると巨大な赤富士にガンとやられ、サウナのような薄暗がりのタイル張りの部屋があって、何かと思うとこれが炭酸泉の一角。バイブラや電気など一通りはあるメイン浴槽は、正直熱いのに慣れてる自分もちと熱くて(電気もすごかった)よくわかんなかった湯の質が、ここの一角が空いたすきに入ると、肌いきなりカピカピ。うわこれ軟水??ペーハーの関係でなぜか削られるように肌がツルツルになり、逆に気持ち悪いと思いつつしばらく浸かっていると炭酸の泡がついてきて今度は逆にヌルヌルになる。え?ヌルヌルのほうが気持ちは良いが、何この湯。ここはとにかく洗い場を重視しているのか(シャワーが自在と固定2種類ある)浴槽面積は抑制された感もあり正直広いとは言えない。客層が親子連れも含めてかなり若めで、炭酸泉部屋が若者集団に長時間占拠されたりもありそうだ。でも、時間を見てこの炭酸泉エリアで長く浸かってみてほしい。いつしかタイルの暗がりに同化し、陰になり、壁と同化してウッスラ染みになってしまうだろう(嘘)。路面のデザインもしゃれてます。これはいいな。それにしてもオシャレエリアというか若者に占拠されたエリアは治安の悪いとされてるエリアよりよほど危ないですね。

2020/2/1記
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湯パーク レビランド(祖師谷)







ザスパ成城から遠くない場所の、鷹番の湯タイプのスーパー銭湯で、おすすめです。基本薄色タイルで清潔な大規模マンション銭湯は嫌いではなくて、鷹番の湯タイプというのか、ここは内湯(一通りのバブル・電気施設あり)もゆったりスペースが取られており巨大なオブジェ的なライトとか面白くて良いのですが、一階ぶん階段を上がるしんどさを厭わずぜひ大きな露天薬湯まで行ってみましょう。七人は収容可能と思われる正方形の岩風呂風浴槽が屋上直下に男女それぞれあり、ベンチ代わりの段差もあってゆっくりできます。個人的に屋根をしっかり付けて8割方野天でないのは残念でしたが、今は普通は屋根をつけるものだし長く入るなら、雨も降るし、これのがいいという人が多いでしょう。このスペースでだいぶ時間を吸われた。超長く入ってる人もいましたが高齢者はしんどいのでしょう、あまり入ってきませんでした。噂通りの巨大露天でした。景色は見えません。夜はライトが付くと良さげ。共用スペースもしっかりあります。シャンプー等完備。

2020/1/27記
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藤の湯




かつて瀬田に黒湯温泉「瀬田の湯」があった時は二子玉川駅の最寄りの湯として使えたのですが(値段はともかく)、会員制スポーツクラブの所有となり、二子玉川はおろか大井町線の下半分に最寄りの温泉は無くなってしまいました。自由が丘近辺から二子玉川は特徴的な風呂屋というのもなく、そもそも昔に比べてかなり減りましたし、ただ普通の銭湯というだけなのに「わざわざ入りに行ったのに臭い云々」とネット口コミを書かれる始末(こんなんはたいてい一時的なものか思い込み)。「湯が茶色く汚れてる」などそんな事ほんとにあったのか?という変なことまで書かれたり、ゲームの舞台の湯などいらぬ幻想を抱いて勝手に幻滅されてほんと面倒ですね、という感じ。

こちらは二子玉川から歩いていけなくもない用賀の銭湯で、昔ながらの和風銭湯の面構えはなかなかのものです。作りが普通の宮造り銭湯と違いますね。内装もできるだけ古いものをしっかり直して使っているようで、通常格天井こそ板張りになってますが、茶色に輝く木造、昔ながらの硝子、堅牢な木造ロッカー、懐かしい柄付きタイル、小ぶりの建物ではありますが空気感が良く、近所にあったら外湯に重宝するであろう、雰囲気ある銭湯です。脱衣場は広いですが休んだり飲み物を飲むのはどちらかといえば共通の玄関の上がり縁になり、そこは好みはあるかも。ここの浴室ははっきり、そんなに広くないし、設備も最低限なんですが、男女の壁を跨って木造屋根があり、その下に結構立派な檜風呂がそれぞれある。ここは二人は入れるんですが何故か一人ずつ入ってる…湯をかけ流してますけど、時間が遅くなると人によって気になるかもしれないな、とは思います。ただ、それは長湯する人が多くて…まあ、いいとして、バブルの出ている湯のほうはタイル底で清潔に感じやすいですし、好みの使い分けですね。若い人が多くて、長風呂も若い人もやってるし、いちがいに常連高齢者じゃないから抵抗感ないだろ高齢者差別者(何言ってる)うろ覚えですが檜風呂は薬湯とかもやってなかったかなあ。シャンプー等完備。タオルなども無料のようです。ここはとにかくロケーションと建物重視の湯でしたよ。建物は文化財の匂いがしました。

2020/1/22記
///


中延記念湯









東急大井町線沿線は前に書いたように天然温泉がとても少なくなっています。メタケイ酸泉認定されたところが2箇所だけかな。中延エリアは今でも銭湯集中地域だと思います。旗の台〜中延はなぜか銭湯が多いし、別記しましたが荏原町の黒湯は今でこそ八幡湯しかないですが、かつて複数あったようです。こういう集中の理由ははっきりしたものがあるはずですが、そこは置いておいて、天気がすぐれないから露天風呂を探してたどり着きました旗の台。

というかエリア的には中延だけど、とにかくこのへんに三箇所も露天風呂付き銭湯があるというのが面白い。中延記念湯は旗の台からは一番近いというか、それでも歩くし、後出の新生湯とあまり離れてないですけど、雰囲気の地元銭湯感からすると意外なアグレッシブな活動をしているようで、地域の集会所みたいなこともしているようで、まあ、でも温泉でない銭湯は久しぶりなので飾らない感じ、まあまあ空いてるかんじはちょっと新鮮でした。正直、リニューアル銭湯としてはレトロなほうで、基本的に70-80年代の作りと思われピカピカではないです。湯は正真正銘全部白湯で、私が行ったときは薬湯もやってませんでした。浴槽構成はこのレトロな時期に寝湯の導入など(今や単に浅い風呂ですけど最初はシャワー的なものが降り注いでいたもよう)、工夫されたものでリニューアル銭湯と「要素は」ひけをとらないのですが、、、タイルの寝湯は寝るには熱すぎるし、ジェット設備などは半分は休眠してました(全部稼動してたら結構楽しめたと思う)。シャンプー等完備ですしサウナもありますが、浴室から見てどこにも露天風呂への出口がなく、あれ、前情報まちがってたのかな。静かにこじんまり運営される地域の銭湯、にしては天井が高く広さはある。かなり活発な時期もあったはず。番台をカウンター化して少し狭くなったと思われる脱衣場には新しい巨大テレビや子ども用遊具などがあり、でも動いてなくて謎。

ここはレトロ銭湯なのかリニューアル銭湯なのか困惑していると、二階部硝子に東郷青児風透かし彫りがあって凄く懐かしい。仕方なく浴室を後にして脱衣場に出ると、あれ?なんか道路側のガラスの向こうに煙が見える。なんと浴室と露天風呂が別の場所にしつらえられていました。浴室と別の時期に、入口左右の三角形のスペースを利用して作られたのでしょうね。

ここが全部の残念感を払拭してくれました。他の方はほとんど近所のようで、メイン風呂入って出るだけですが、ガラガラと木枠ガラス戸を開けて改めて出たそこは三角形エリアではあれど、そこそこ広さのあるほぼ野天風呂。誰もいないのがもったいない。完全なる露天でもなくて、周囲の建物の軒や目隠しで空は三角形に切られ、半分樹脂屋根がありますが、そこで雨が避けられます(雨だったので重宝)。道路に出ると写真の通り女湯側は高い樹脂目隠し(植物付き)がありますが、男湯側はそこまで高くはしておらず、中から隣のビルの屋上の柵が見える。いや、それでよしだ。これ以上目隠しがあると壺状露天として残念感が出てしまう。ここ、夜空いてたら絶対また来るなあ。露天部分はきれいで最新リニューアル銭湯と言いはってもいいような気がする、かなり新しく清潔に感じる長方形風呂なので、いっそここを薬湯にして野天温泉なんてどうでしょう。だいたい何で誰も入って来なかったのか、、、一旦脱衣場に上がってまた入るのが面倒なんだろうな、、、露天から内ガラス越しに脱衣場の時計が目に入るように計算されている。腕時計を忘れていたので重宝。寒い日なので、全般熱めの温度設定がここだけちょうどよくなっている。これは嬉しい誤算だった。本とか準備して来るといいね。混むこともあるのかなあ。カウンター脇にちやんと休憩スペースが確保されており、本物のラムネが百円しません。ビー玉を落とす器具と溢れるラムネを切る台もあり。こういうとこも嬉しい。ここは一定数のファンがいるとみた。じゃないとこんな風呂心をくすぐる小技はきかさない。ちななぜかここは脱衣場より小ぶりのテレビがありますが、この日はテレビはいらなかったよ。
///
新生湯(新井湯)













記念湯の直ぐそばですが、駅的には荏原町近くの有名リニューアル銭湯。言うまでもなく良い、と書いておこう。近所さんに人気ですが遠隔地からも来ると思う。もともと大きな宮造りの銭湯を独創的なスーパー銭湯にリフォームしたのだろう(入らないと原型がわかりづらいけど)。

半露天風呂からの洞窟風呂!(洞窟は左の浴室「太陽の湯」のみにある(男女週入れ替え)サウナ嫌いの私はこういう密室は長居しづらいかな…真ん中に丸い穴があって雨垂れが神秘的、洞窟外が天井にガラスの入った露天で涼しく、電気風呂コーナーもあり、ほか手作りの装飾や椅子がある)、薬湯(ゆずと書いてましたが太陽の湯側には無かったです)、炭酸岩塩泉(ヒマラヤピンク岩塩を入湯者が時々溶かしながら浴槽内の発生機にあたる形。丸く小さくここだけ非常に混む!どこも炭酸泉はそんなものですが、開始直後から箸立てみたいになるので要注意)、流水歩行風呂(これがマシンが露出してはいますが立派な規模の設備で湯温も低めでとても良い、子供が遊べます。この湯は健康増進型銭湯一号店だそうです)ほか浅いバブル風呂、深いバブル風呂三種ほか水風呂有料サウナ、これを広い敷地とはいえよくあのスペースに収めたという。

洞窟風呂のように手作り感を打ち出したハンドメイド銭湯かと思いきや、柵や石組みなどしっかりした手で設計され作られており、そうとう投資してしっかり作ってると思います。清潔だし頑丈そう。あまりに入り組んで広いので、注意書きのとおり、子供がいる場合など目が届きにくい洞窟エリアは気をつけたほうがいいです。

メタケイ酸泉では無いようですが、全部井戸水で、肌がツルツルします。メタケイ酸アイで見ても水面に特有の艶は無いですが(オカルト)歩行湯のとこの感じはそれっぽかったなあ。チラシには薄茶褐色透明とあり、しっとり感を保つそうですが、同様の色付き湯は宮城湯や月見野温泉にもあり、メタケイ酸以外の何なのか突き止めてほしいな。

おすすめは岩塩炭酸泉と言いたいとこですが、あそこまで地元の方で箸立て状態だとね、、、唯一無二の洞窟風呂、の外の半露天風呂ですね。やっぱり湯温が高すぎないこと。長く入っててものぼせない、それは外気に触れられるかどうかにかかっているんだなと2つの露天風呂をはしごして思いました。露天風呂っていいですね。大地の湯のほうはまだ未経験。ここはリピートするかなあ。もうひとつの湯が気になる。広い露天は好きですし。脱衣場から屋外でタバコも吸えるウッドデッキスペースあり。空いてる時間帯(チラシでは平日7-10時と日曜3時まで)など、情報はホームページにも。

2020/1/18記
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<銭湯日記>旭湯(日吉)白湯銭湯 露天風呂、薬湯二種類

2020年02月17日 | 東京温泉
日吉は元住吉~綱島~大倉山の綱島温泉エリアに近接していますので、少々駅から離れはしますが日吉湯のような黒湯も湧いています。しかしそれでなくてもわりと銭湯が多いイメージがあり、それは多摩川のきわ(新丸子近辺)まで続くように感じます。この旭湯は地域で親しまれる銭湯ですが、温泉はありません。しかしもともと広い銭湯だったところをリニューアルしてサウナや露天風呂を男女それぞれにつけており、もとの内湯(バイブラ等あり)だけでは地元の人でいっぱいになるくらいの広さですが、空間部分ふくめて全平面積では広々とした感があります。

サウナは私は入らないですが露天はダイスキー。ここも露天風呂目的でした。
岩風呂風四角い浴槽は三人が限界でしょうが、使われてはいませんがカラン2つ、木のベンチと涼むスペースを含めると立派な温泉中庭で、観葉植物がなごみます。露天は薬湯と聞いてましたが(薬湯、要はバスクリンタイプの人工温泉は主人のさじかげんなので客次第で無い日もありえますが)この日は内湯も薬湯で、二種類の薬湯を味わえて、一気にお得感です。内湯は部外者が入れない雰囲気だったのに露天風呂は屋根のない完全露天の貸し切り状態で、まあ、露天というのは声がひびくから地元の人がしゃべりづらく空くものですが、ほんっとに良かったです。時間があればもっといたかった。あと、湯温はちょっと高いです。完全露天でも船堀でよく見かけた、模造石の壁の上に高い竹垣があり、その上に空だけ四角く見えるタイプ、壺状露天の広大版ですが、晴れてると(空いてれば)気持ちいいですよ。一階建てだから景色が見えないのは仕方ないです。サウナは混んでました。1430-木休。

余りに気持ちがいいので隣の駅の太平館まで行きました。3時半からだった。まちがえた。黒湯が濃い。黒湯の柔らかなぬくもりで癒されておしまい。

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2019/12/5日誌:昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ18(綱島温泉:日吉駅→金蔵寺→日吉湯→鶴見川→ラジウム泉採掘碑→太平館→大倉山駅)追記

2020年02月17日 | 東京温泉

綱島温泉が非常に心細い状態にあると。一度も行ったことがないので、万一に備えて残る湯をまわることにした。さすがにこうも連日の東京温泉めぐりで風邪をひきそうだが、まだ興味を惹かれる黒湯がある限り腰を上げる所存です。




出発は日吉駅。南口。


慶応ね。







金蔵寺






















偶然通りかかり驚く、二十年余りぶりの日吉の大寺。道も宅地開発も山林混じりのイメージの風景をかなり変えている。ここだけ山寺風情。堂宇に紅葉と夕景が似合う。


日吉の名の由来、日吉山王権現






































なぜパンダ















昔は知られざるサイケ寺をみつけたと喜んだ、各パーツを覆う東照宮ふうの彩色もいい具合に落ち着いている。

今日は時間がないので急いで回ったが、古風な門や鐘楼(徳川2代ゆかりの鐘、これをめあてに来た覚えがある)や本堂の堂々とした構えと、付加された彩色構造のギャップはやはり楽しい。左脇の弁天堂がサイケの中心となり、ミニ舞台のように上がることができるが、そのまま裏山の、おそらく「やぐら」転用の石仏窟群へ上がれる。昔は上まで行ったが今日はこのまま引き返す。中世の青石板碑もある。六地蔵の豪華な彩色堂も良い。今でもおすすめ。

先へ。






日吉湯












二階に上がるとあるスーパー銭湯。かなり平面積の大きいマンション銭湯で共有座敷スペースもベンチスペースもすべて同じフロアにある。

天然温泉は透明度50センチ以上、少しヌルヌル(褐色透明)。バブルが噴出していないエリアには泡や灰汁のようなものは漂わない。すっきりして他の東京温泉と同じ薄目の黒湯のように見える。綱島温泉郷のイメージとは少しずれるが、もともと綱島温泉郷は大正位からの開発で拡がったもので、温泉そのもの以上に東京近郊歓楽街、花街の側面が強く(多摩川園も大正時代はリゾートとして温泉と冠されていた、東急東横線の両駅は娯楽施設先行だった)、ラジウムの名も近年ほぼ閉じた東京園などの掲げた古い調査によるもののようだ。綱島のラジウムは赤い化石水(古代閉じ込められた海水に地底岩盤から染み出した)だったが、今は普通の黒湯と思われる(こちらは分析結果を掲示してある)。味はある模様(黒湯は見た目に現れない部分として塩分含有するかしないかで効用が大きく異なる。東京に限らず黒湯に湯水以外のものを混ぜて効能を加えることもある)。

全体と比べれば黒湯風呂はやや狭い。その他内湯は白湯か水だがバリエーション多く広い。でも何と言っても空が大きく見える露天風呂(白湯)が最高!晴れた日の昼間に是非 白い雲が流れる空を眺めてカラー照明の埋められたジャグジーを楽しめる。夜より昼の方がよさげだが、別にそうでなくても早い時間なのにわりと混んでる(滞在時間短い)。地元だけではなさげ。後で知ったが男女入れ替えのようで、でも露天風呂の無いときは来たことがない。。じゃばらジュースを飲む。シークワーサー(ひらみれもん)に似てますね。








ここからは数値以上に遠く感じました。

















夜は距離を感じる。いい道だがもともとこのへんはオケラが鳴き池沼が点在した田舎で、今も綱島市民の森が黒く迫り元旧家の屋敷、溜池が深々と口をあけ、開いているのか閉じているのかわからない小堂があるなど、川崎の市街地よりも山を感じさせる(横浜市)。ただ細い道も車通りが激しいのはちょっといただけない。まるで茨城の田舎道である(茨城の人ごめんなさい)。交通の便を考えると仕方ないのだが。














そのうち綱島の幹線に入りまだ歓楽街の頃の雰囲気を残す大構えの店や建物がえんえんと続く。建物はともかく当時からある店はもうあまりなさそうだ。東横線をくぐり鶴見川に行きつき、すっかり闇の中人と自転車がわんさと通る。渡ると綱島温泉のラジウム泉採掘記念碑が移築されている(昭和初め)。




ここから線路と並行して走るまっすぐの道、これも行くうちに商店街の様相を呈してくる。大曽根商店街だ。途中鉄塔を左に見ていくと古い風情がある。












遠いように感じるが、これは大倉山からだと造作ない距離だ。やがて唐突に左に現れる。温泉本の表紙を飾ることもある太平館である。

太平館(共立湯)












とにかく迫力のある日本の銭湯で、門前は狭いが、中は広々している。門前店?に囲まれ銭湯本体の建物がよく見えないのだが、横に回ってみると結構敷地も広くて煙突の場所からかなり大きなことがわかる。

夏は涼むのに良さそうな風情ある木造脱衣場、番台のご主人と地元の人の交流、いたわりあい、浴場には定番の富士山が女湯とつながり巨大にそびえる。

黒湯は東京温泉の白眉だろう。こんなところに温泉郷だったころから受け継がれる大浴槽がなみなみと黒湯をたたえている。このときで透明度2センチ以下(すごい広い方の浴槽)、狭い方でも3センチくらい(後日3時半の開始直後に来たら4センチ均一で黒湯特有の石鹸のような泡が)。多分後者がヌル湯だが、空いてるせいか熱さは同じ。※深さが違うとのこと。狭いほうが深い。

こんなに濃くて広々とした黒湯の浴槽は初だ。地下81メートルからの湧出というのはかなり浅い。銭湯の神様もいる。白湯ゾーンは狭くジェットバブル2基がある。

黒湯はタイル床を豪快に茶色に染め、飛沫を食らったタオルも茶色くなる。これはすごい。少しヌルヌル、バブルないところがざらざらしている(タイル底)。砂の匂い?これは嗅いだことがない。身体の温まり方は黒湯の温まり方で、数時間持続した。

宮造りの大きな古い銭湯、黒湯色に磨かれた年季の入った木造、これが本来の伝統文化としての銭湯だ。残すべき。空きすぎ(時間のせいか)。綱島温泉これにあり、というもので、かつては同じような温泉が綱島や大倉山にあったんだなあと感慨をおぼえた。今は営業中天然温泉は本日の2軒含め4軒だと思う。










大倉山駅まではすぐ。おしまい。




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<銭湯日記>徳の湯(東白楽) <人工>バイオセラミック軟水(化学配合) 露天風呂

2020年02月16日 | 東京温泉
東横線東白楽駅前のスーパー銭湯で、そこそこリニューアルを重ねているようです。この規模のビルにしては浴室は広く感じる。男女交代で階の違う浴室を利用するタイプですが、わたしは2階のほうを使わせてもらいました(二階はレストラン併設ですが暗かった)。内湯は広い白湯浴槽に多種のバブル施設が内蔵、大きな檜風呂が別にあり(これがやっぱり温まる気がするんですよね)、水風呂。ときどき見られる浴槽の真ん中の球体噴水、他にも滝口がローマ風だったりしますが、浴槽は日本の銭湯の薄青とかのタイルです。






で、露天は和風と洋風でいずれも広いようです。二階は洋風ですが、東京近辺の一般銭湯クラスの完全露天風呂では一番広い類ではないでしょうか。タイルの湯は私は清潔感あって好きなので洋風はかまいませんし、3つの水枕までしっかりある寝湯、他ではちゃんと稼働してるのを見たことないかけ流しの打たせ湯、さらに広めの浴槽、休憩用の椅子3つ、セットとしては完璧です。湯温がやや高めなのでうだうだ溜まらないのもきれいに保てている理由かな。湯も良くて、人工温泉にもいろいろあると思うのですが、ここはまずフィルターを使って軟水化したうえで、おそらく許認可されたエキスにより温泉化しています。でないとこの持続温感は保てないと思う。それが過度で暑いかんじもありはしますが、温まりに来てるんだからそれはいいっこなしだ。ツルツル系の軟水(こっちの肌次第の話)。このときはナトリウム-硫化塩泉、四方温泉等を参考にした、と札が下がっていました。何種かあるのでしょう。フロントは極端に愛想がなかったですが、この湯なら入れていただいてありがとうございました。人工温泉としては素晴らしい。テレビ付サウナあり。1100-木休。早いのはこの沿線ではあまりないのでありがたい。とくに休日はここと丸子温泉くらいではないかな早く始まるのは。

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<銭湯日記>天神湯(京急蒲田) <人工>ブラックシリカ泉 露天風呂

2020年02月15日 | 東京温泉
京急蒲田駅は蒲田駅から1キロも海側に離れています。電車を通す計画があるほどです。そのさらに東側ですから、繁華街から逆側になりますのでさすがに海ののっぺりした雰囲気が漂い(羽田はまだ遠いですが)、海沿いで働く人の環境といった感じもあります。この銭湯もスペースをゆったり取り、ホテルの大浴場のようで、少し古びるも全く清潔に、機能的にできており、近隣の人や働く人の癒やしになっていることは想像に難くない。ここはJR蒲田駅より下流側の呑川が近くを流れ、橋の手前に北野天神があることから天神湯としたのでしょう。今は梅の季節で、規模は小さいですが上に勢いよく伸びた白梅紅梅にメジロがたくさんたかってました。わざわざ観光に来る人もいた。すごいなあ。













わざわざここまで来たのは「ブラックシリカ風呂」が目的。ビル銭湯ですが一階と三階が男女日替わりの浴場、二階がレストランを含む共用部で、たっぷり一階分を使う浴場はそれぞれ設備が違う。一階が室内露天(風通しのみの正方形8人規模の大露天風呂)と屋内大浴槽(バブル施設内包)および「ブラックシリカ風呂」になっています。ちなみに三階は岩風呂ふう露天風呂(一階の目隠しが要らないのでちゃんと露天風呂なんでしょうか)、ウォーキングバス、薬湯があるそうです。

北海道上ノ国町特産の黒鉛珪石のことをこう呼ぶそうで、ヒーリング効果があると界隈では有名のようです。ただそんなに希少でもなく個人入手も可能。ナウマンゾウが飲んで癒やしたという謎の説明書きもありましたが、よくよく読むと遠赤外線効果がある、つまり単純に「熱」のようです。3人くらい入れそうな浴槽に石かごが設けられ、ブラックシリカが積まれた鉄籠に白湯を通していますが、けっこうな高温なので、そこにさらに熱を加えているのかどうかはわかりません。ビリビリ痺れる感覚はありますけど、熱のせいだと思うので区別が付きません。覗いていると、湯を被って黒い石が岩牡蠣に見えてきました。今日は牡蠣料理を作るつもりでした。このあとついでに蒲田温泉に寄って、以前の記事の補完もしたんですが、蒲田温泉のラジウム人工泉も鉱石に湯を通す形になっていて、覗くと湯を被って黒いガリウム石が岩牡蠣に見えてきました。今日は牡蠣をたくさん買うことになりました。ラジウムは百年二百年はもつでしょうし、ブラックシリカは補充可能でしょうし、人工泉でも鉱石系は(効果はともかく)売りにはなるので、もっと増えてもいいんではないかなあと思います。多分諸事情あっての今なんでしょうけど。木曜休み。平日1400-、早く開きます。




:これは蒲田温泉。15分位歩いたとこです。






こんな広くてゆったりしたとこはスパ以外あまりないなー。寒ければ広い露天風呂最高だと思う。かなり空いていたのが長居するうち外国人も来て、次第に混んできたのも頼もしい。食堂が暗かったのはざんねん。
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2019/11/9日誌:昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ1(田園調布〜矢口渡〜蒲田〜蒲田温泉)追記

2020年02月15日 | 東京温泉
瀬田温泉山河の湯が無くなってた!
…蒲田温泉まで歩くことに。

環八へ出て大田区をつきすすむ。

いつもここは何だろと思う。。

この檻のような社の人物像も。。

安方神社と稲荷

隣の遍照院にある庚申塔とかは江戸中後期以降のそれぞれ特徴的な造形でおもしろい。環八から移動してきたらしい。







おじぞうさんの下に3猿。

蓮がきれい。

典型的な庚申塔だけどなんとなく他と違う、なんかすごい整然としてるけど堅い。



おんどりめんどり。

文化年間まで下ると奔放。

なんと踏みつけられた邪鬼が正面(こっち)向いてる。下の三猿が嫌がってる。しかも立体的に配置。3D。

途中、季節の栗大福を売ってたので買ったりなんたり、やっとこさ蒲田に。。蒲田陸橋を渡ります



アパート群を建てたときに移転したのかな。新宿稲荷。

こんなところに温泉?

商店街の途中に出て、真ん前に蒲田温泉。

入ります。蒲田から周縁部に残る天然温泉の中で一番二番を争うほど、黒くてヌルヌルしてると思います。温湯のほうで透明度7センチ前後、系統的には砂ザラザラ系。この直前に行った駅そばの立派なとこなんて、色付き風呂みたいでした。。そんなにきつくないと思いましたがあっさり目眩を発症して滑ってすっ転んで後ろの人と大笑いしました。お客さんの多さに対してやや小さめとも思いますが、高温低温(低温(肩ジェットがありますが稼働してない)に犇めき合って入ってます、高温は47度にもなったりして不人気)電気普通と4つ湯船があります。電気設備のある浴槽は壁の柵の中にガリウム鉱石(と蝦蟇)が置かれており、人工ラジウム泉となっています(電気のせいなのかラジウムのせいなのかピリピリ)。蒲田の温泉ならまずここ。都内温泉好きにはわりと有名だそうな(芸能人の影も)。二階座敷で食事休憩できますが今日はイベントで入れなかったよ。きほん銭湯なのでタオルやシャンプー石鹸は持参を。買えるけど。



遠かった。歩いていくもんじゃない。

今回のウォーキングコース。Google Mapの埋め込みができないのでやむなくキャプ。起点は目安です。この通りに歩いたわけではありません。実際の距離はもう少し長くなっています。



ウォーキング温泉シリーズはすぐ尽きそうですがなんとなく続くかもしれません。
ご期待はほどほどに!

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<銭湯日記>中野寿湯温泉(中野) メタケイ酸泉

2020年02月14日 | 東京温泉
新井薬師参道のまだ中野に近いエリアにあります。機能的な銭湯だと思いますが、前情報通りご主人が決して目を合わせないし言葉も交わさないw注記の張り紙が多いのは中野という様々な人が集うエリアで仕方のないことかもしれない。午後4時開始ということでちょっと遅いので、まだ早湯好きの高齢者が浴槽を独占していて最初は困った(こういう人々は仲良し集団を形成してなければすぐいなくなります)。造花を飾ったりこざっぱりした内装は嫌いじゃないけど、温泉ではないと思う独特の匂いもして、うーん、なかなか大変な運営をしているんだなあと思いました。

天井が高くがっしりした構造を残した、少し古いリニューアル銭湯で、浴槽自体は滝やバイブラやジェットを多用したものになっています。そのためメタケイ酸特有のビニルシートをひいたような極度に透明で滑らかなぎらつき(粘度がすこし高いせいだと思う)も確認しづらく、白濁したようにすら感じましたが、肌は確かにすぐつるつるし、出た後はさらさらして、こういういかにも温泉効果を感じたのは久しぶりな気がします。湯は確かに良いもよう(井戸水を後から計測した系です)。シャワーは自在、シャンプー等完備。共有部はとても広いものの人はいなかった。しかし人気湯でした。
:銭湯特有、タバコ吸い場
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<銭湯日記>なみのゆ(高円寺) 白湯銭湯(メタケイ酸)温水プール

2020年02月14日 | 東京温泉

こちらは独特のセンスが光る、さすが高円寺という銭湯で、建物は古いマンション銭湯ですが、浴室の天井は無茶苦茶高い。浴槽は古き良き白湯銭湯仕様で左から熱い(ほんとに熱い)大きめの浴槽、普通の(でも熱い)浴槽、ジェット二基座り浴槽の三つが奥壁に並んでおり、それだけだと正直物足りない。壁に新聞の切り抜きが編集されひまつぶしに貼ってあるのも毎日だと飽きるかもしれない。シャンプー等完備ですが少ないw

だが、偶数日と奇数日で男女交代ではあるのですが、ここにはなんと男女間に全裸プールがあります。もとい男湯と女湯の境目に温水プールがあります。有料ですが3回分(3人分)だと500円なのでサウナ並みですね(1回では400円・・・ずいぶん違う)。銭湯のみ利用者は罰金1000円なので絶対入ってこない。微妙に浴室から見えにくい陰になり、すいている時間帯は独占できるので、思わぬ長時間をすごすことになりました。3メートル×5メートルほどのしっかりしたプールを、男女交互に障壁を開いて使わせているのですが、子供の遊び道具が保管されているのを見ても本来の水中ウォーキング用ではなく、親子プールとして重宝されてそう。

温度はぬるめで先に風呂で身体を温めることが推奨されている。5メートルっていってもけっこう泳げるもので、平泳ぎや背泳ぎで漂っていると、これはスパのようにヘッドフォン持ってきてずーーーっといてもいいよな(但し銭湯が2時間制限とかあるので2時間はいれない)。ぬるいのは正義。身体が楽。真冬だと全裸では風邪をひく温度と思われますけど、風呂と交互に入るといいでしょう。400円払っても貸し切りならおつりがくると思いました。全裸だからプール準備も何もいらない。消毒はしているようなので潜水は水中眼鏡を(鼻につく匂いはないです)。

そのほかこじんまりとした脱衣所には独特のセンスの絵入り注意事項など貼ってあって、上記看板のように多角経営もしているようで、内装的にも面白かったです。昭和レトロ入ってますが、近所なら3回券で来る価値あり。おそらく前情報どおり温泉認定基準には満たない程度のメタケイ酸を含む井戸水を使っており、つるつるになります。泳いでればどんな水でもなるわな、と言われると返す言葉はありません。
絵にあるとおり煙突はレインボーです。
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