湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

<銭湯日記>親松の湯(白楽) <人工>薬湯・ラジウム泉(ガリウム石)

2020年02月13日 | 東京温泉
一番詳しい→
だけでは怒られてしまう。しんまつのゆ、といい、かつてこの辺にも多かった銭湯の生き残りというかんじのようだ(裏に別の湯の看板が積んであった)超軟水を謳っているが、装置も譲ってもらったようだ(軟水自体はツルツル感がヌルヌル感に勝るかんじ、岩風呂ふう大浴槽と寝湯に使われている)。ここも地元で大変に人気があるように見える。大学生もみられる。なんとなく独特の匂いがあるので、薬湯だけでないはずだ、ガリウム鉱石を使った風呂がどこかにある、、、しかしどこがラジウム泉なのかわからず大浴槽脇のガラス温室に入り浸かった。なんか肌に刺さる薬湯だ、とおもったら後ろからどやどやと人波が。室内を見回すすきもなく、出たのだが、じつはこれが壁に埋め込まれた柵内に鉱石を置いた(女風呂では赤外線もつけてるらしい)人工ラジウム泉だった模様。あの匂いはエキスかと思っていたが、多分何らかの関連機械の匂いなんだろうな。ピリピリするようなかんじはなく、ただ温度が何度か上がったような鋭さがあるので、効果を認める客も間違ってないと思う。浴室、脱衣室から見える日本庭園は鯉もいてなかなかきれいで、門前の松とともにここもアート系銭湯のひとつだと確信させる。晴れた昼だと和む。ちょっと狭いかな、というのは浴室の天井をリフォームしたときに劣化により一階分下げたとのことで、残念。脱衣室の天井は格天井だが、壁をよく見ると書とか絵とか昭和初期からの歴史を感じさせる。一度移転はしているようだけれどちょうど六角橋のそばにあるのがメリットで、人が来やすいしわかりやすいのだろう。共用部には何と寝るタイプのマッサージ機がありレトロ。ジュースも従来型ラムネ、hi-cがあり後者をいただく。回転は早いが混む、でも和む湯でした。14時半開湯と早いのもうれしい。











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<銭湯日記>南青山 清水湯(表参道) <人工>高濃度炭酸泉、シルク湯(フレーバー)

2020年02月12日 | 東京温泉
アメトーークで千原ジュニ○が挙げたという人気店。昼からやっているので時間帯を問わず来ることができ、青山ど真ん中という珍しいロケーションもあっていつ行っても空いてるということはなさげ。



リニューアル銭湯だが最新の高濃度炭酸泉が心地よい。ちょっと温度高めだが、炭酸泉とシルク湯(今はレモンジンジャーのほのかな香りがしてお得感)だけの個室が作られており、空気中に熱が放散しない。少しぬるっとした泡の肌触りは今時炭酸泉の典型的なかんじ。白湯とともに浴槽かなり広めなのは一般銭湯離れしたゆったりポイントだ(炭酸泉だけだと三人がゆったり、シルク湯は2ゾーンで二人ずつくらいかな)。水風呂もサウナもあるが看過し、炭酸泉だけを楽しみましたが、洗い場も自在シャワーを備えた部分もあり、シャワー2基はいわゆるミストシャワー系のへッドがでかいやつ。混んでいるので通うかどうかわかりませんが中目の光明泉と似た、しかしもっと広い銭湯でした。層は高齢とも若いとも限らず老若男女まあ多い。共用部が広いというか長く、一列にそうとう人数が並べるし、Free Wi-Fiです。オフィスみたいだけど。







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<銭湯日記>八幡浴場(大岡山) 軟水、薬湯

2020年02月11日 | 東京温泉



大岡山、すなわち東工大の城下町で、南千束だからすこし歩くのですが、銭湯も理系っぽい。何しろバブル湯の底にフラッシュのように光が放たれる。実験のようだ(?)。こういう浴槽の横や底に光源を置く湯屋はなくはないけど、割と広い浴槽なので誰も入ってないと少しびびる。

:ベランダ、禁煙になるとあんま意味ない気も

ここはもともと広めの銭湯だったのでしょう、十年前のリニューアル後も、天井の高さも床面積も削らなかったようで、広々感があるが、浴槽の広さが特筆すべきところ。薬湯は2基の椅子型超音波(理系!)ジェットスイッチ式内蔵で、それぞれゆったりめ。薬湯は日替わりなので、良い薬湯に当たると温泉と遜色ない効果がある。各種バブルも含むメイン浴槽は有機的な縁のラインで広さを確保し、この規模の銭湯ではかなりゆったりしていると思う。白湯は軟水化しており、最近のエキセントリックな軟水湯のように肌が溶けたりどうにかなってしまうような持っていかれ感こそないものの(?)、浸かったあとに暖気が残り汗をかく。軟水だけを目当てに電車に乗って通うようなかんじではないけど、落ち着いたかんじで清潔で塗装も剥げてないしタイル絵の南国の風景は意外と珍しい、ここは分類上は「アート系浴場」にすべきで、つまり絵やライティングや浴槽のファジー構造を売りにしている…何を言ってるんだ。


温からず熱からずの温度設定を心がけているとのこと。しかし全面的にバブルがあるので熱めに感じた。高齢者には程よいもよう。(温度計はあてにならないが45とか見えたw)
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<銭湯日記>白山湯(豊洲)<人工>炭酸泉

2020年02月10日 | 東京温泉











東京初の人工高濃度炭酸泉として有名で、地域密着型小規模銭湯でありながら書籍でも取り上げられる。豊洲近辺で唯一の多機能銭湯という点でも重要なんだろう。開湯直後からよく混むし、回転が早いので、カラスの行水の自分ですら三人分入ってるようなかんじだった。ちょっと地元感強いかなと思ったら瞬く間に入れ替わっていくのでかえって気楽。水色の天井が続くなあ(全般に非常に清潔で、使い易さが際立つ)。

浴槽が面白く、奥壁に固まってある小型銭湯サイズではあるが、半分を炭酸泉が占めて、残りの白湯は4分割され3つはそれぞれスイッチ式のジェット系設備があって、つまり四人しか入れない。炭酸泉は四人は余裕で入れるので、炭酸泉のが大きいのです。底にメタル式の炭酸発生器が埋め込んであり、時々大きめの泡も出てくる。蒲田の海側にやはり最古の人工炭酸泉をうたうところがあったが、同じく底にメタル発生器を埋め込むスタイルだった。こちらは横置き型の発生器(これを後から導入するところは多い)も併設していて、さらに(開湯直後だったせいもあろうが)温度がかなり低めで、38度設定だそうだが体温と同じか低めにすら感じた。身体への負担がなく、冬なのでさすがに三十分は入れなかったが入っているのを忘れて物思いに耽ってしまうほどストレスがなかった。

これらは多分初期型発生器の弱みを補うためのものかもしれない。すぐに肌にきめ細やかな泡がびっしりつく系の新しい発生器とは違うけど、数分で遜色ない泡が覆い尽くしてくる。サウナは私はいらないので、この炭酸泉だけあれば通える。良い湯いただきました。

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<銭湯日記>大江戸温泉物語 お台場(スパ)※閉業:ナトリウムー塩化物強塩温泉

2020年02月10日 | 東京温泉
ついにこういうとこに来ました。開湯前から凄い行列。うう、と思ったら純烈のライヴがあったんでした。それでも混んでると思うよ。11時からなので早湯の高齢者は少ないぽい。まあ2000円オーバーの総合リゾートだからね。





できた当初はお台場勤務者の実用のサウナ的な存在として、徹夜の人が休みに来たりするイメージ。設備はそれほど変わってないと思われるが、若者の集団が多いかな。休みや夜はどんだけ混むかと思うとぞっとはする。ざっくりいえばナンジャタウンとスーパー銭湯を合わせてフジテレビで割ったようなところです。






巨大施設ですが、温泉部はその一部とイメージしたらいいでしょう。着替えが二箇所あり、最初で全裸になるとキャーキャー言われます。浴室はやはり広い。内湯は巨大浴槽が4つ、窓際の白湯(百人は入れないかも)、真ん中の3つの塩化物泉。色は僅かに黄色のほとんど無色透明で味はしっかり塩味。肌にもぴりつく。底のヌルヌルもすごい。真ん中の浴槽だけ段が上になっていて木の屋根がある。ここだけ熱湯、下の両側の2つは温湯、ぬる湯のが圧倒的に浸かりやすいですね。ほか小さなシルク湯、なかなか快適なバブル寝湯が4機、水風呂にロウリュのサウナ、外湯は白湯(ちょっと黒湯の匂いがする気がするが、井戸?むかしここは黒湯があると聞いた覚えがある)が大小ある模造岩風呂で、正直ぬるくて入りやすい以外、海の巨大クレーンが隠しきれない目隠しなど余り魅力には感じなかった。浴槽が圧倒的巨大で、洗い場はやや少なめ、天井高く男女別、というくらいで、温泉ならもっと工夫の欲しい人がいるかも。足湯ゾーンありカップルだらけ注意。






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<銭湯日記>利世館(横浜・黄金町):塩化物・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉

2020年02月09日 | 東京温泉
日の出町、黄金町あたりもすっかり整って…と思ったら大通りと大通りの間のどっぷり夜の街の中にこの湯はありました。客も活発、建物も昔のこのへんを彷彿とさせる謎の構造、どこが入口かわからず夜の店に入りそうになるという。それでもビル銭湯なので機能的で使い勝手はよく、回転も早く、怖い人もよく回転するので別に問題とすべきことではないが、薄暗さがやけに怖くしてると指摘しておいて、わりと広めの浴場。全面化粧タイルで浴槽は有機的なラインの、わりと広めのもの。白湯ゾーンは清潔でバブルも心地いい。黒湯ゾーンは少なくとも三人はちゃんと入れる広さで、泉質も良い。透明度は20センチ。横浜界隈ではかなり効くほうなんだろう、だから色んな人が来るのだろう。ゆっくりする雰囲気はないが、人によってはドハマリする雰囲気だと思います。塩気はほとんどなし。



















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<銭湯日記>いなり湯(横浜・山手):ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉

2020年02月09日 | 東京温泉
ガッツリ宮造りの温泉銭湯で、宮造りとしては少し小ぶりなのかもしれないけど、内装がなかなかレトロすごい。天狗。金魚。シャンデリア。東郷青児風彫ガラス戸。格天井。木造下駄箱。拍子木。相撲相撲。縁側タバコスペースの鯉池とウミガメの甲羅。看板の上にいる猫のようなもの。



そしてこういう古風な銭湯に似つかわしくない、リニューアル時のものだろう、有機的な曲線の浴槽にローマ風彫像の滝口。白湯のバブル施設は超音波でミクロバブルを発生させる。一方、たぶん、古風なママ残したと思われるのが黒湯浴槽で、3人くらい入れそうだが、仕切りなく電気が流れている!設計上一人だけ電気のはずが、二人感電するとおもわれる。手すりも通電。でもみんな好きですねえ。。湯は30-50センチ透明度というか、どうやらこのへんの黒湯は透明なんですね。ぬるぬるはしないがしっかりした黒湯感で、白湯との差は歴然です。あたたまる。そりゃ蒲田みたいな泥黒湯に比べて調整感は否めないけど、ここは黒湯だけではないのです。壁絵はテンペラを貼っており交換式?今は瀬戸内海のどこかです。どこだこれ。










写真を撮ってる人もいましたし名物なんだな。
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<銭湯日記>横浜温泉黄金湯(和田町):メタケイ酸(重炭酸ソーダ)

2020年02月09日 | 東京温泉
ここは私が日常で行ける範囲の最遠の東京温泉銭湯で、有名なので一度は来てみたかった。




天然化石海水型温泉第一号に認定、というのはよくわからないのだが、黒湯の一種でしょう。午後三時の直前に開くまでホントに開くのか不安なほど何気なく、ちゃんと開いてあっけなく入れました。江戸時代とか古い銭湯ではないけれどレトロ感まんさい。オレンジ色の日差しのかもすひなびた雰囲気に地元の人たち、閉鎖的なかんじはない。番台方式で地元の人が男湯に出入りしてるのも笑ってしまった。


薪で炊いているそう。薪だから色が違うとか温まり方が違うとかないが、薪のほうが強め(熱め)に思えます。

脱衣場も浴室も比較的コンパクトですが天井が高めで、脱衣場は二階相当の窓から日差しが入りますし、浴場は水色に塗った木造の天井構造が長崎の小教会伽藍のように清澄で目に心地いい。浴槽は正直広くはなく、奥壁沿いに三、四人並べるくらいの黒湯(スイッチ式バブル噴射あり)と、レトロなメタルのバイブラやジェット寝湯が各一基(スイッチ式)、一人ずつ入れるといったところ。黒湯はもともともっと濃かったのでしょうが、調布弁天湯のようにメタケイ酸泉になっています。暗褐色透明。匂いもかすか。でも白湯とは全然ちゃうわ。芯に染みる。


ここは壁の絵が特徴だそうで、謎の城(最上層だけ生木?)、富士山、女湯側は見えませんが太陽の塔と超現実的な並びが描かれている。有名な銭湯絵師による最近のものですが、山城の天守閣というのはなかなかいいですね。この前身が前ご主人の筆によるものだったそうです。アートの民主化は私がいちばん好むところ、素晴らしい。さらにプリントで風神雷神図、タイルで安芸の宮島の大鳥居など、詰め込み方が素晴らしい。ここでも調布弁天湯を思い出します。こちらはマンション銭湯ですが浴室にネオンを使ったB級(失礼)絵画の数々があり、湯は同じく薄い黒湯のメタケイ酸泉。どこか縁があるんちゃうか。










もっとゆっくりしたかった。地元の人が浴室の床にぺたんと座って憩ってるのがうらやましい。ランステにもなる位置なので盛り上げよう。
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<銭湯日記>みどり湯(緑が丘)白湯銭湯

2020年02月08日 | 東京温泉
目黒区に銭湯を探すのもなかなか苦しいです。地価の高く家風呂が多く、という地域は銭湯が生き残れない。みどり湯は自由が丘と言うことも言えなくもない、ヤマダ電機裏にありますが、既に隣の緑が丘であり、もはや東工大エリアの大岡山に近づいており(あちらにも銭湯はありますが)、また駒沢の方にまっすぐ向かえる位置にもあり、ランニングステーションに使う人もいるようです(荷物預け可能)。ただ、見た目も中身もまったくご近所銭湯。お客さんもご近所。特殊な性能を持つ銭湯ではないので遠くからくる人もいないのでしょう(雰囲気も鄙びていてなんとなく余所者の入りやすいかんじは少ない…共用部はそれなりに整えられている)。記憶するかぎりかつては町々に存在した銭湯とくらべ、ここは新しい方で、内装も富士山含め新しくしてはいるけれど所謂普通の「銭湯」。リニューアル銭湯でもデザイナーズ銭湯でも温泉でも宮造り和風でもない、6070年代からの一般銭湯と言えば雰囲気は伝わるか。となりに新し目の雑貨屋があり同じ経営のようですけど、この形態もさほど古くはないような。浴場はコンパクトにまとまり、サウナもありますが基本的に奥にジェット寝湯3基があるのがメインでここは人気、ほかバイブラの湯桶。あとはシャワーブース。薬湯などもないです。きれいにはしていますけど設備が50年ものなので、タイルの風呂の目地もちょっと部分的に気になる人はいるかもしれない(むしろ薬湯にしたほうが変な言い方ごまかせると思うものの、湯桶全部つながってるので全部薬湯になってしまうのも問題だ)。50年と書いたけど銭湯ではそのくらいのところはあるので、ここは部分設備のマイナーチェンジを繰り返して今の代で頑張ってるんだろうなあ、というところ。地域の銭湯としてこれからも踏ん張ってほしい。脱衣場は広々感がありました。早々と午後2時15分開湯というのはメリット。

※豆知識:夏は近所の小学校がプール開放するのでシャワーじゃ物足りない人はこちらへ。


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<銭湯日記>バーデと天然温泉 豊島園庭の湯(練馬・スパ):含ヨウ素・ナトリウムー塩化物強塩温泉

2020年02月07日 | 東京温泉

としまえん閉園可能性大とのことで名残に寄った。ネットでは都内スパ3指に入るとされている。2000円を超えるスパとして妥当な広さだが、うるさくなく、幅広の設計も功を奏し、もっと広大に感じる。

炭酸泉(内湯)と広いサウナ(省略しました)以外は全部温泉。1400メートル台の深層掘削。このクラスは東京神奈川ほぼ100%黄褐色透明の塩湯です(濾過で透明になっていること多)。

自然林状の庭園に面した露天風呂は静まる、壺湯3つあり、内湯のほうが黄色が濃く塩もきつい感(壺湯は色はあるが味はそうでもないように思えた)。それは内湯はよく見ると注ぎ口で備長炭とピンク岩塩を通してかけ流しているからと思う(炭酸泉の設備はなぜか水分がなく乾いていて意味がなかった)。壺湯も三つもあるので待てば必ず入れる。ややぬるいもののずっとつかるほどぬるくもなく、底にはざらざらぬるぬるが。湯の華の一種だと思う。私は好き。白湯に炭酸を加えた人工炭酸泉は1000ppmだがそれでも混む感。浴槽がやや狭め(でも深い)だからか。プール併設だが水着必要、これは地元の高齢者のものだ。としまえんに面する庭園に謎の立入禁止の祠あり(写真)。スパ二階には食事や軽食もあるが、そこまで広くはないながらしっかりしたリクライニング椅子を並べた休憩室や睡眠室あり。睡眠室はリラックス音と調度とイビキでなかなか。どちらも無茶人がいた。ちょっとだけ寝たら、これは一日暮らせますわという高級椅子。とても静かでマナーがいいエリアです。外国人観光客も来る湯ですが、ここはさすがに日本人しか見なかった。テレビが日本のテレビしかついてないからね。
豊島園、どうなるのかなあ。
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<銭湯日記>第三玉乃湯(神楽坂)<人工>炭酸泉 露天風呂

2020年02月07日 | 東京温泉
神楽坂のど真ん中にある有名銭湯でリニューアル後は若い人が増えたとのこと。確かに混んでいるけど時間帯によっては他と変わらない。わりと小ぶりで奥まったところにあるから建物の外観はわからないが宮造りだと思う。リニューアルでしつらえたと思われる格天井の蒼い菖蒲模様が美しく神楽坂らしさを演出している。普通に外国人も通っており、神楽坂文化みたいなものも感じるけど、反面、地域密着感は依然強いので、高齢者と若者の軋轢など、よくあることではあるんだけど、あるんだろうなあとgoogleの評判を見ていて思った。

大通り沿いのまさかという街中にあるので用事があって来る人には至便のところ、さらに人工炭酸泉(設備は新しい、きめ細かく、すぐ皮膚にあぶくがつく)も露天風呂(壺状の三角形家狭間型だが空は良く見える、ただ、熱い!)もあるとあれば都会のオアシス以外の何物でもない。通りからは駐輪兼自販機ゾーンをはさんで奥まっているのもノイズをキャンセルするのにぎりぎりの距離だ。露天風呂ではさすがに車の音は聞こえるが、「お仕事ごくろうさま、こっちは全裸で露天風呂だクックックッ」とほくそ笑むのも一興。決して相性がいいタイプの愛想ある店ではないけれど、私は相性がよかったなあ。どこでも混んでる時間帯はきついものですよ。内湯はバブル付き白湯、ちゃんとした水風呂もあり。白いペンキ塗りの木造浴室壁面は少しはげてきてますが、浴室自体は狭い炭酸泉含め清潔です。共用部が古いソファ一つは寂しいかな。くれぐれも広くはないです全般。サウナ無料みたいです。シャンプー等完備。水曜定休。15時開店は銭湯のデフォルトです。

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<銭湯日記>志楽の湯(川崎西部・スパ):ナトリウムー塩化物強塩温泉(高張性弱アルカリ性、低温泉)

2020年02月06日 | 東京温泉
新生の今回から一つずつ湯を分けて記事にします。銭湯・温泉・スパ入り混じりますが表題にこういうふうにわかるようにします。
***
志楽の湯

自然派スパです。といっても990円(平日・レンタルなし)なのでスーパー「銭湯」ですね。矢向という場所はもともと温泉銭湯が多いのですが、ここも深く掘ったら先に湯が出て、黒川温泉のプロデューサーに感化されて「縄文の森」をコンセプトに独特な仕上げ方をした塩湯です。手作り感のある野趣あふれるつくりはまるでほんとにこの川崎の工業地帯で長野の山中に来たかのような雰囲気を出し、先に作られたという露天風呂は野石や丸太のごろごろしたほんとの山の露天風呂。下手な箱根の露天風呂より趣があるかもしれない。

広さは室内の大浴場で実感されます。男湯は御柱が立ち、高い天井を見上げるともうプールです。湯けむりに霞む同舟者。まさに湯治。全面黒い火山石と丸太や古い味噌樽など黒っぽいもので統一され、とくに洗い場の黒く湯治場感はすばらしい。汚れているようにとる人もいるかもしれませんが最新のスパではなくこれは良い具合に落ち着いている(設備的には簡素です、数だけなら内湯は水、白湯、温泉の3つしか浴槽がないです)ここのお湯は「強塩」と書かないくらい塩分は少し弱いのかもしれません、色も他の深層湯より薄めの黄色透明。といってもすかっと透明に濾過するのは難しいらしい。なるべくそのまま湯を提供しようとして、褐色の湯の花で詰まって仕方ないそうです。露天風呂が明るいのでわかりやすい。黄土色の付着物、パテで繰り返される補修、水面に小さな鳥の羽のような湯の華、、、この時期は枯れ葉が浮くのは苦笑ですがこれも野趣。

食堂は本格的なレストランと簡易食堂、ほったらかしがうれしい広大な館内を奥へ行くと、休憩小屋(りっぱな家ですが)。ネイチャー志向の共用部は書斎のようだ。男女別の畳部屋はけっこうみんな活用してます。がっつり寝てる。ここは宿泊もできるそうです。マッサージエステのようなものも。

矢向(南武線)は快速が止まらないので案外遠い感がありますが、ほぼ駅チカにこの規模の温泉宿泊施設は素晴らしい。値段もいい。湯だけじゃなく、おすすめです。

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<温泉銭湯モード番外編2これで終わり!>なごみの湯、橘湯、梅の湯、ひだまりの泉萩の湯、RAKUSPA神田、ピース湯、中延温泉松の湯、ふくの湯

2020年02月05日 | 東京温泉
つづきです。もう題名とかてきとう。「銭湯」ないし何も書いてなければ入浴470円一律です。なお、調べるうちにこれ以上無理して回ってもこれまで以上の温泉銭湯は無いように感じたので、このエントリに収録できる限りで終わりにします、、今度こそ。もちろんちょっと足をのばせばあるんですが、横浜の向こうとか多摩とか千葉埼玉つらい・・・もういいです・・・

一般銭湯は地味に続けるかもしれません。工夫のある所はあまりなさそうなので気楽に気楽に・・・ウォーキングメインで記事を改めて組もうかな。あと高額な都市温泉施設は何かのタイミングで行きます。あと二つくらい。

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武蔵野温泉なごみの湯(荻窪)









うーん、このへんは他に温泉銭湯もなく、繁華街なこともあってやや高い感は否めない。それでも閑散時間帯でも混んでいて、近所の人は会員になって通うくらいのものなんだろうなあ。さほどプッシュしてないように見えた温泉は、鍾乳洞もある西多摩(というかもう東京の山岳部)の三ツ沢から運び湯(アルカリ性単純泉、少し白濁?無味無臭)。比較的つるつる効果は穏やかで(アルカリ性の真水温泉(ここでは加温)ということだ)、片面大開きのガラス戸の外が幅広の狭いバルコニーで外気に当たることができるが、光線以外は露天ということはできない。さすがに広いけど、四人くらいになると誰か出る、という個人のスペースを大事にするユーザが多く感じたが休日なんかはそうも言ってられないかな。人気はやっぱり人工炭酸泉。超高濃度炭酸泉(1300ppm)という呼び方で、たぶん休日は異常に混んでいるだろうというただでさえの様子。湯は良く、匂いなく水質が保てればこれは7分くらいいつのまにか経ってしまう心地よさ。高濃度なので5分らしいけど。3つのサウナも併設、さすがに入ってはみた、塩サウナ以外テレビがあるがメガネがなくて見えない。バイブラ、バブル、広大な水風呂、ミストシャワー、身体シャワー、やや少ない洗い場、このあたりは浴槽は広いが、通り一遍か。炭酸泉だけ圧倒的に混んでて他はそうでもない。値段は2000円台に足がかかるので、正直休憩室含めあの設備でかと思うところもあるが、便利な場所の小規模スパとして栄えているのだな。入居する複合ビルも大きくない。場所代なんだろう。とにかく混んでる。

2020/2/5記
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橘湯(元住吉)







駅からそれなりに歩くため(最寄バスは中原と川崎方面)どうしても地元色が強くなり、時間により高齢者しかいないので気を遣う面はある。そういうのが苦手な人はそもそも銭湯には向かないけれど、設備と湯について魅力を感じるところは多々あり、ここも通いたいと思わせるものはある。何より広いです。神奈川県側に入ると東京都より広いところは増えますが、浴室二階建ては珍しくは無くても、ここの二階部分の半露天風呂はこの構造としては比較的広いです。蒲田駅前のとこに近いか、少し広いくらい。むかしリニューアルしたらしく(多分鷹番の湯と同時期)いろいろ凝っているけれど〜一角を区画しているが何もない、ここはバブルが無いので単に静かな場所ということなのだろうか〜、檜風呂を模した構造がおそらくあったのが、奥に木枠の残骸が貼りついています。内湯にも一部残っていますが、それがあったら風呂桶に腰かけてゆっくりできたでしょう(この木枠風呂は多分据え付けが難しくて他の風呂屋でも新しいのにコケで劣化しているところがありました)。椅子シャワーがひとつずつはありますが、あんまり使われてはいないか。

で、驚いたのはここはラジウムラジウムいっていたのが、黒湯でした。昔はラジウム(ラジューム)と呼び、とくに綱島温泉がそう言っていたので、放射性物質は一切含まれていませんがラジウムと呼びます。綱島あたりは黒湯の源泉(薄めない冷泉)を特にラジウムと呼びます(声をかければ源泉を入れられると聞いたが別に必要性がなかった)。地元色が強いところゆえ、あまり情報が出てかないのかな。露天風呂は薬湯と書いていましたが内湯を倍薄めたくらいの透明度50センチ強、ザラザラ系の黒湯で身体にインパクトはあります。黒湯ってこんなに汗出るものだったか、と帰途思い出しました。40度前後で黒湯としてはそこまで熱くはされていない。内湯は濃い部分で透明度10センチ強。バブルは循環のためもあってたてられるもので、バブルがないとこだとこんな差は出るし、階段下の空間に続く黒湯の、先の静かな暗がりはもっと濃いかもと思いましたが「でんき風呂」とあったので断念・・・苦手なサウナも広そうなので入ったらテレビがあるエリアは地元色が強く、柱の向こうしかなかったのですぐ出ました。でもたぶん一般銭湯としては広いですよ。設備がくたびれてるところも否めないですけれど、水しか出ないカランがあるとか今時そんなことは無いので(そういうとこも実際あったけど)。洗い場の広さもレビランドをほうふつとさせたな。川崎市標準からするとそこまで広いと感動することはないのでしょうが、久しぶりの黒湯の香りにちょっと興奮してしまいました。情報的には、黒湯ですここは。塩気はほとんどなし。通う検討してしまうんだけど、しかし駅に近ければね・・・東横線沿線の黒湯として、丸子温泉と並ぶ存在ですね。綱島温泉域から横浜方面は別エリアとして。4のつく日は休み。15時から。

2020/2/3記
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梅の湯(尾久)





最新鋭のリニューアル銭湯で、管理が極めて行き届いているので下町荒川区だからと怖がることなく行ける。マンション銭湯というより銭湯ビルで、二階が浴場だが、まあ広くて。銭湯サイズとはいえ武蔵小山清水湯とどっこいどっこい、あちらの休憩エステスペースを共用部や全体に大ぶりの明るい浴室に使った感じ。色味が白くて清潔なのも特徴だ。浴槽は全般広く作っている。今良く見る斜め天井を一部抜いた露天岩風呂があるが、ここはゆったりした寝湯(石づくり)3つは屋根下で、バブル湯はほぼ露天(抜けてるのは天井だけなので完全ではない)。ここの売りは薬湯やバブル白湯やシャンプー等完備自在シャワー、サウナ水風呂、ではない。たぶん都内唯一、人工高濃度水素泉だ。水素水だ。広い広い浴槽で霧状の泡と肌で湧く泡がちょっとまた炭酸泉や酸素と違う。炭酸泉より即効性はないとみたが、あとあと全然暖気が抜けないのに驚いた。水素水に知識のある方はそう思って入ると気は心だろう。空いてる時間に来ると天国。リピートの甲斐あり。田端と荒川遊園の間というとわかりやすいのだろうか。共用部に昔の銭湯時代の「いろはがるた」ペンキ絵が抜いて飾ってある。武蔵小山も昔の調度をさりげなく装飾に使っていた。こういうのは思い出がある人はとてもうれしいと思います。
2050/1/31記
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RAKU SPA1010神田




昌平橋のすぐ近く神田川沿いにある。こじんまりとしたマンション銭湯だがレストランなどスパ的な構造・仕組みを持っているチェーン店(鉄道系含む電子決済可能)。ぬるくて浸かりやすい人工炭酸塩泉をメイン浴槽としており(さすがに秋葉原が近く外国人が多いゆえ湯は舐められんかったがたぶん塩湯・・・あとで肌が痒くなったので間違いないです)、広くて楽ちん、、、混んでるけど。シャンプー等完備。水風呂、サウナも小さいながらアロマなどやっていて、ガラス張りの企画湯では主として運び湯をやっている。突き刺さるような道後温泉がなつかしかった(重曹泉だっけ)。設備が新しいせいか劣化しやすいと思われる部分(循環など)もまだok。これだけこじんまりとして設備数・規模も絞っているが、一通り機能が揃っていてスーパー銭湯らしさはある。炭酸泉が広いのはメリットでしょう。近ければ通います。熱い湯が欲しい人は企画湯に期待するしかなく、好き嫌いはあると思う。カラスの行水で十分もとは取れるが、わりと色んな人が湯だけでなく休憩など利用していて、一種サウナホテルみたいな存在なのだなと思った。淡路町から近いが、坂を登れば御茶ノ水。ここは幽霊坂だったかな、かなり再開発が進む御茶ノ水、御茶ノ水橋は戦前の古いもので、アスファルトを剥いだら戦前戦中に廃止された都電のレールと石畳が出土したそうです。















2020/1/28記
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ひだまりの泉萩の湯







裏に元前田公爵家の屋敷神。





〜鶯谷の、浴場が巨大で有名なリニューアル銭湯。チェーンではないものの3店舗くらい関連の湯がある模様。従来型の和風銭湯の姿を残しつつ、マンションの3階分にわたって男女浴場&食堂をおき、気軽な立ち寄りスーパー銭湯となっている。一部露天の岩風呂がとにかくごつい。十人は入れます。湯温も低めで、マイクロバブルが二箇所背中に当てられるところがあって、空いていたらいつまでも入っていられる。バブルは特殊な技術で光って見える、、、と。光マイクロバブル湯というそうです。内湯は炭酸泉(ぬる湯、温まるなら光バブルよりやっぱりこちらのほうがあたたまりやすいかもしれない)、白湯(バブル仕掛けつき)、薬湯(熱湯、女風呂は軟水)、水風呂とどれもやはり浴槽がでかめ。炭酸泉はそれでもすぐ人で一杯になるな。上野の隣で谷中の近く(笹の雪のそば)ということで旅人多めっぽく、露天風呂で集団で騒がないでという悲痛な言葉が。守りましょう。レストランも健康定食があり落ち着ける(オーダーシステムがおもしろい)。人気湯なのでルールはちゃんと守ることですね。朝風呂+11時オープン無休もうれしい。

2020/1/29記
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中延温泉松の湯






テレビ撮影にも使われる有名銭湯で外見はさほど大きな宮造りには見えないが、中はわりと広めに感じる。リフォームを徹底して浴場など新しい設備感が強く、和風は露天風呂と庭造りにしか残していない感じ。宮造りの本体の周囲に小さな和風庭園を巡らせており、その途中にわりと広め(5人くらいか)の岩風呂風露天風呂(屋根があるので実際は半露天)をしつらえていて、竹垣も新しく複雑な組み方でスーパー温泉感がある。シャンプー等完備。ただ共用部で休みづらいような。天井は格天井を残していない。薬湯、サウナあり、異様な勢いのバブルジェットを備えた内湯あり。肌が磨かれるようなキツいメタケイ酸感はない。駅チカで、すいてればこの露天は使えますねー。炭酸泉とありますが、バイブラではないのだろうか。。ぬるいといいな。。
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ピース湯








西大井と言ったほうがいいエリアで、先の松の湯からそんなに遠くなく、途中蛇窪神社に寄れる(最近人気らしい)。崖下のマンション銭湯でロケーションに驚く。内湯はちょっとゴミゴミしているというか、混んでると落ち着かないくらいの風呂の大きさでもあるが(球体噴水は新田浴場と同じですね)、ここは露天がいい。というか、マンション地下一階から一階をぶち抜いて岩風呂風にまとめたような、洞窟風呂ふうの、コンクリ橋の下のような、天井の高い一部(空の隙間)露天風呂で、ここは内湯も全湯が軟水化されてるのだが(軟水化はすごくお金がかかるらしく戸越のようにやめてしまったぽいとこもある)肌がヌルヌルするほど軟水で、ナトリウムで溶けたかとびびるくらいだからもうこれは人工温泉と呼んでいい。湯温も高くなく身体にやさしい。7人は入れる大きな浴槽の場所により熱いとこもあって自分で選べる。混んでもこの広さなら気にならない。湯の清潔さを求めるなら内湯なんだろうが、野趣溢れるここは大いに気に入りました。なお外湯にもカランが3つあって、体を洗えるのも超便利!客層が荒い(若い)気もしたが繁盛の証拠でしょう。
2020/1/25記
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ふくの湯









千駄木の銭湯。デザイナーズ銭湯というのかリニューアル銭湯というのか、とにかく新しく、浴室の壁の絵が豪華。ただ・・・いつも「混む」と書くことになる銭湯が多いんですが・・・ここはもともとそんなに広くないらしく、洗い場満席状態に入場すると「ええ・・・」となってしまう。浴槽は広めにとられているけど平面積がないのでバブル2基を内包する大浴槽が奥壁沿いにあり、一部壁があって二湯になっているという非常にオーソドックスな構成で、サウナも水浴もなく、まさに「風呂屋」というところ。浴場が二種類あり、男女入れ替えになる。薬湯と壺湯があるほうと、全面的に人工ラドン泉(認可溶液を溶かす方法)のほうがあって、当然後者「大黒の湯」のときに行ったわけですが、これ、壺湯なんてあったらスペースどうなったんだろうと心配になる。。湯はやわらかい。もともと両腕がしびれていたのでラジウムっぽいビリビリみたいなのはわからず、ただ、二湯と書きましたがその狭いほうにラジウム泉が湧く設備があり、そちらが少しぬるいのかひときわ柔らかく感じられて居心地は良かった。湯は全般よかった。洗い場争いのちょっと殺伐とした余所者への目線(でも仲間にはすごいやさしいしそもそも余所者は多い)とか、休憩場所の少なさは難点だと思った。ビル銭湯ですができるだけ入り口など和風銭湯を残すようにしているけど、中身だけ言うと光明泉には水をあけてしまうかもしれん。湯だけど。清潔な銭湯が好きならどうぞ。あったまったことは確かです。
2020/1/24記
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<東京温泉番外編その1>品川温泉宮城湯、浅草鶴の湯、中目黒光明泉、大谷田温泉明神の湯、鷲の湯、朝日湯、湯どんぶり栄湯、高井戸天然温泉

2020年01月23日 | 東京温泉
徘徊東京温泉シリーズは終わりましたが、スーパー銭湯(スパ)やメタケイ酸系ないし人工温泉はまだあります。もう今までのような行き方はしませんが、いきなり宮城湯に行ってしまったので、今後も続くことを予想してこの記事に追記していきます。題名100文字制限を超えたらまた新しく記事を分けます。書くことはメモ程度で・・・

もくじ
以下その2へつづく

(注)ことばのていぎ
入浴施設の称号は名乗った者勝ちみたいなところがありますので、ここでは以下のような呼称を以下のような意味で使っています。

・銭湯:銭で入湯できる湯屋。470円。サウナ等付帯設備やタオルなど有料部分は除く。

・スーパー銭湯:銭で入湯できる入浴施設。ここではあまり厳密に使いません・・・ほとんどが銭では足らず札だから(そういうとこはスパと書きます)。入湯のみ統一価格(470円)の銭湯が、付設施設を増設してスーパー銭湯を名乗っている場合はスーパー銭湯と呼びますが、ここは微妙なのでほとんど単に銭湯としてます。

・温泉銭湯:基本、天然温泉(冷泉)を併設している銭湯。透明メタケイ酸系、人工温泉の場合は当初対象外でしたが、注記して含めます。但し人工炭酸泉はよくあるので対象省略することがあります。

・スパ:定価1000円以上の入浴料を要する温泉施設全般。規模の大小、上限、サービス内容を問わず。

・温泉ランド:多機能レトロ施設のスパ(定価1000円以上)わかりにくいので使うのはやめ、今後はスパと書きます。

姉妹記事





ほぼ大井町。大井町線沿線は銭湯が少ない(残ってない)なか、ここは貴重。若い人にファンの多い有名マンション銭湯で、アメトーーク紹介済みとのこと。屋上露天風呂は東京都心に珍しい完全露天風呂で、屋根や目隠し(人の声がうるさいということが多く条例等で東京神奈川のスパ含む銭湯は事実上屋根ありで風通しだけだったり極端な目隠しで壺みたいな状態になったりしてる)がほぼなく、比較的広く天球が望めます。ないことはないですが、思いつくスパ以外の同レベルの完全露天は日吉湯のジャグジーかな。桜館の展望風呂は屋上みたいだけど、開いてるとこを見たことがない。昼なら武蔵小山清水湯は(ちょっと一般銭湯としては反則の設備状況ですが)かなり広い空間の上に空がのぞめる。でも、景色として浴槽の中から空をしっかり見られるところは少ないです。せっかく外気に当たる場所なのに浴槽だけ屋根付きはホント多い。

満月の夜に空いてる時間を狙っていくのがベスト。小さい窓からやや近くを通る新幹線の窓の光を見ることができます。東海道新幹線で里から出てきた人にも人気があるのだろう。ここはたいていの時間、混んでいるみたいでそこがネック・・・人気銭湯はほんといろんな人がいる。銭湯マニアやクレーマーが間接的な銭湯潰しに走る風潮下、ここはマナーにうるさくないようで、自由な銭湯の感じはぴかいちでした。別の銭湯の口コミで「シャンプーが一人一個備え付けられてない」てのは笑ったよ・・・今はそういう人がいっぱいいる時代なんですね。防水ヘッドホン聞いてるくらいいいだろ、スマホはカメラあるからアウトだが。タトゥどうやってチェックするんだよ。うるさい学生集団のほうが迷惑。ペットボトル持ち込めないと体調的に厳しい人もいるのに禁止とか・・あ、別のとこの話です。こちらは持ってる人もいる。横道にそれた。

・メタケイ酸(微褐色、湯の花があるという噂があったが完全透明)

※ちなこれネット口コミに多いんですが分析所見透明になっているのに色があるという人がいます。自然のものなので何らかの成分が混ざることはあると思いますし、計測基準下の混合成分で色がつくことは十分ありえるのですが「硫黄臭がする」はかなり怪しいと思います。まず深層(1000メートル級)掘削の温泉はガスが混ざります。有無は分析表にあります。ガスの成分はあんまり書いてないことが多く、それは硫黄臭そのものかもしれませんが、てんで違うかもしれない(たとえば家庭用天然ガスは匂いをつけただけで本来無臭)。そういうあやふやさがあるので、湯の華の存在有無が鍵になるはずが、その湯の花も東京だと鳥の羽のようなものや細かい粒子状の白いものが主で、スパディオや御谷湯では強羅みたいな黒い湯の華も付着するそうですが(御谷湯はロケーション的にも他から離れており特殊なんだと思います本文参照)、実際は形状的に温泉成分が壁面の石やタイルに付着変質しているだけの感じがするところは多いです。火山性の硫化物と無縁のはずの有機物由来の黒湯でも何かしら付着するしね。「湯の華を見た」という口コミも、ただの粒子なら「濁り」であり、「他の沈殿物の浮遊」かもしれません。循環濾過はどこでもしているから濾過の度合いで何か出るのではと。分析表はその時の分析結果にすぎませんが(昭和63年の分析表とか・・・)、視認できるほどの「硫化物」の有無は重要だと思いますよ。

※ここは公式どおり無色透明だと思いますけど、たらいに色素がついていて、お湯を出すと確かにちょっと褐色が入ってるぽい。ちょうど鴎外温泉のレベルの色です(かなり薄いということ)。人によりこの色を汚れと嫌がる人もいると思いますがこの超薄さでは問題ないでしょう。こういうのも余計な情報なんだよな。。

twitterに自分で書いてあったメモ;
激混みでなければ最高だった(11時でこれかー)完全露天風呂をもつビル銭湯はここくらいだろう。目隠しがいらない3階。大井町に近いのは、客層を荒っぽくしてるな。もともと普通の銭湯だったのでは。リニューアル銭湯ではなく、部分リニューアルで、作りは時代的に鷹番の湯より古いか。なんだかしらないけど異様に暖まる…成分にメタケイ酸以外になんかあるのか・・・これは今まで知らない感じで、単純に長湯だったのかもしれないが、ほぼ露天にいたからな。。。
平面積狭いです。あとふと、成人式の日だからうるさかったのかな。耳栓で静かに月面観測していました。
2020/1/13記
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ミネラル泉、ラドン泉、薬湯。人工泉とはいえ2020年現在浅草に残る唯一の本格温泉銭湯ではないか(スパは札がいるので銭ではない)、外見の宮造りと中身の最新鋭設備のギャップ(ラドン泉は生成機械を玄関で見せている。ミネラルも天然温泉成分と同じものを岩石を粉砕し機械的に作り出しているという。ミネラル泉は透明だが匂いがあり、山岳系温泉特有の肌触りがたしかにする。このスペースにこのバリエーションなので風呂桶は各々小ぶり)は人気もうなづける。特にピリピリして独特の匂いのラドン泉(路地型一部露天風呂の薬湯とラドンはおのおのガラス張りで2,3名収容限界)は貴重。

今戸近くで浅草から歩いて行くのはきびしく、へんぴなところなのに、他の銭湯では閑散時間帯なときでもかなり混む。完全地元感。それはそうだと思う。湯の種類が多いから(サウナもある)適度に自分の裁量で暖まる度数を決められる、狭いのに長居する人がいるのもわかる。こういう構造にしては休むとこが少ないが番台をやめフロントにしてスペースが減ったぽい。宮造り銭湯としては、外見は大きくないけど格天井を見るかぎりまあまあ広いはず。

すぐそばが山谷堀跡で、最近整備され、三ノ宮卯之助の足持ち石で有名な合力稲荷神社(江戸人の吉原通いの首尾良しを願う社として有名だった)を袂に入れた日本堤辺の垢抜けた景観が想像しやすくなっている。
2020/1/15記
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鶴の湯からバスで二駅ほど、戦後開業だが井戸水で炊いた湯を長らくこの地区に提供してきた。成分分析でメタケイ酸泉認定されリニューアル系温泉銭湯として改めて運営している。見た目は新しくもないビル銭湯だが中身はデザイナーズ銭湯で、瓦屋根があったり半露天風呂(シルク湯)には溢れる湯を楽しむかけながし壺湯が壺ごとふたつ埋まっている。もうちと湯温が低ければここで寝てしまうとこだが、迷惑だよねそれは。シルク湯はぬるいので居心地がよく、よくあたたまる。もう少し空が見えるといいが、目隠しウッドウォールと装飾瓦屋根の複雑な構造の空きから煙突と空をのぞめる。ここも自由な雰囲気で、土地柄あたりまえのことだが刺青ok。長時間滞在できるほどは広くないけど、階段下を含む薬湯からサウナ、ミストシャワー、露天風呂部の流れはけっこう時間をかけて楽しめる。内湯には普通に一揃いのバブルが備わっている。タイルの色が湯桶により違うので湯色を見誤る人もいるかもだが、完全無色透明だと思う。わたしのあてにならない超能力「メタケイ酸アイ」で水風呂を見るとメタケイ酸メタケイ酸したギラギラ水面が輝くかんじはなく、メタケイ酸ノーズもメタケイ酸ぽい匂いはとらえられず、むしろ軟水ぽくて肌にしっとり柔らかい。ときどき重曹泉みたいに肌が削ぎ落とされる(表現おかしい)きついメタケイ酸もあるので、とくにpHは好みかどうか確認していくといいです。

私はここはかなりリラックスして、もちろん混んでるんですが、わりと空いてる部分も残るもので、そういうとこで休んでました。相性という点ではここは良いでした。だいたい三ノ輪とか南千住とか昔からよく来たエリアだからここ、見ていたかもしれない。昔の雰囲気、どうだったのかな。共用部は狭いのに使いやすく、みんな譲ってくれる。喘息がでかけてたのが治った。百円玉ロッカーで戻る百円玉一枚で、自販機ジュースが買えるのはこのへんでは普通とはいえとてもありがたい!
2020/1/21記
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中目黒駅至近、目黒川を渡って少し左に入ったところのマンション銭湯。小規模な新しい銭湯だが(※リニューアルとのこと)、人工ラジウム(ラドン)泉、炭酸泉に露天風呂(金曜日に男女入れ替え)、水、サウナという立派な設備を備えている。午後三時開湯直後から混み合い老若人気が高いようで、実際ここを知っていれば風呂なしの中目黒住まいも可能かもしれないし、ここに遊びに来て汗を流して帰るにも実に便利だ。休憩スペースはほぼないし、浴室も機能重視でスペースがあれば浴槽にする、みたいな思想が感じられるが、私が呼ぶところの壺状露天風呂(四方が高い目隠し壁で空が遠い)は4,5人は入浴可能な木枠タイル底のそこそこの広さがある長方形浴槽、最近の銭湯でよくみられる滞在時間制限ぎりぎりまでねばりたい、ほどは広くないが、休める。あまりに人気なのかデザイナーズ銭湯なのに露天の木枠がくたびれて、潔癖症は座るのを躊躇するかもしれない。

ここのところ超銭湯か従来型銭湯しか行ってなかったのでこういう、宮づくりでも岩風呂でもない普通の新銭湯は新鮮で、設備が新しいから機能に信頼感があるし、強すぎも弱すぎもしないだろう、という湯感。説明がちゃんとしてあって、やっぱり最近の銭湯で珍しくなった人工ラジウム泉が私の目的なのだが、湯温が低くて身体負担が少なく、長時間入湯を推奨するような説明があるせいだろう、ここでも炭酸泉の人気が無茶高く、それにくらべて若干空きが出やすいのはメリット。なんだかんだいって平面積的には、階段を上るとはいえ露天にもスペースをさいているので、これまで見てきた銭湯の中でもかなり厳しい。炭酸泉浴槽は四人は限界だろう、それより少し広いがジェット施設を二つつけたラジウム泉も計四人が常識的な限界。混む時間帯は待つことになるかもしれないし、炭酸泉好きは堪能はできないだろう。サウナはしっかりしている模様。で、炭酸泉は新しめの設備の感じがして皮膚にはすぐ泡がつくし肌触りは上質。おふろの王様に迫る(レトロ炭酸泉も嫌いではないです)。ラジウムのほうは最初はっきりぴりぴりする電気風呂感だが、バブルが出ていることもあって違和感はすぐに散る。仕組みはわからないけれど丁寧な説明書きによれば認可済み溶液を使っているようだ。放射線というとちょっとこわいイメージ出てしまったからなあ。。正直体にどうこうは実感したことはないけど、刺さるような無機物的な湯のぶつかり方は、ここは柔らかめだった。湯温が高いので、このへんの印象は難しいけれど。匂いも控えめ。ここの前に桜館の透明度2センチ級黒湯に入ってたので、全部白湯というのは清潔な感じがして(失礼)白で統一され現代ペイントで彩られた、あまりにも中目黒的な銭湯であり、宮城湯のように新幹線が窓外遠くを通るのとは別の意味で東京を実感する湯だろう。まあ、東横線がすぐ目の前を通るんだけど。だからこその高い木組みによる露天目隠しなのでしょう。

2020/1/16記
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温泉施設はその性格上仕方がないのですが公共交通機関はバスに頼るしかなく、亀有か北綾瀬から1キロ半は歩かないといけません。スパであり入浴料1000円越えるんですが、設備は簡素に見えるし敷地もそこまで広くはない(食事処はあるが休憩場所が殆ど無い!)。でもなんとなくコンセプトはわかるし、当たってるのがお客さんの数や幅広さにあらわれている。大手経営で新しい施設なのに、これは、湯治場の再現を狙った作りだ。メインは内湯のナトリウム-塩化物強塩泉で都内近郊の深層泉では珍しくない塩湯(黄色にやや濁りがあり鉄分があるそうで、効能は若干複雑げ)。広いヒノキ浴槽がぬる湯、その隣真ん中に熱湯(暗くてわからないが味から同じ湯の加温と思われる、ぬる湯も少し加温があると思う)、杓子で飲める冷水が嬉しく、その背後が結構広い岩の水風呂。ぬる湯から屋外が見え、室内は暗く木造や石造りの設備は暗い色に統一、遠目にはほんと湯治場ぽい。サウナもあるが通過して外へ出ると、そこそこ広く木々や岩に彩られた露天。ここの夜間が雰囲気いいらしい。ちょっとおもしろい構造で岩石系の人工泉(とまでいかないか)の薬師の湯、屋根付きの湯、乱暴な作りの寝湯(笑)、さらに普通の露天風呂(普通の消毒された白湯)と、全部繋げて豪快に入らせたほうがいいんじゃないかという気もするが、集団に騒がれない、騒いでも隔離されるということだろう。バスタブサイズの真新しい檜風呂ふたつが謎で、さほど人気があるともおもえないが、最近流行りの壺湯を模したのだろうか。

湯が重いのは予め掲示もされてるし、ただ塩湯はそれぞれ塩が濃いだけでもきつさはあって、ここは鉄分を始めとした成分的にも当たる可能性があるので注意しなさい、ということでしょう。ネットでもここの湯は強いといわれてますね。私は肌が弱く爪も弱く、塩化物泉にもう魅力を感じませんが、湯治場の雰囲気の中、単純に塩湯だけの温泉施設にいると、それだけで癒やされるものはある。曇りの日か夜に向きそう。食事は安いらしいが、自販機が現金決済でごく普通のラインナップに値段だったのも温泉ランドとしては特殊だ。好きな人は好きだと思います。老人大喜びだった。

2020/1/17記
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京急子安駅最寄りとありますが第二京浜沿いのビルで巨大駐車場もあるので、電車で来る人は少なげです。敷地の広さに比べて銭湯部分はそこまで広大ではなく、回転率は高いものの結構混み合いますね。高額なスパではない普通の銭湯値段だし多様な湯は手作り感もあるので「温泉ランド」とはこういうところを呼ぶ言葉と思いますが、単に造語なのでやめときます。目玉はもちろん天然温泉(冷泉)黒湯ですがここは透明褐色、さすがに白湯より暖まりますが物凄く濃いという感じではないです。掛け流しで露天風呂など湯量の多さがわかる勢いです。内湯外湯ほとんどこの黒湯を使っており、色が薄いのでそれと気づかれづらいですが、炭酸泉も黒湯を使ってるので良いです。新しい機械を使っているようで感触が柔らかく、湯も柔らかいので身体には非常にやさしい。無理してきつめの炭酸泉入るより効きそうですね。

他の湯はわりと熱めと感じました。黒湯を前面に押し出した露天風呂(眼の前が幹線なのでやや高めの目隠しですが広めなこともありちゃんと野天と感じられます)はしっかり岩風呂でお金かかってる、これは炭酸泉とかよりもっと入らないと損。車の音がうるさいという人は水泳用耳栓を(これは持っておくとおしゃべりの音も消せるので便利)。ある時期に玉川温泉の北投石を導入したようですが、この露天風呂にも使われているのかな。内湯はパズルのように組み合った各種風呂を楽しめ、バブル風呂の最深部は子どもは立てないとおもいます。深いとこから入ろうとして気をつけてと言われたらほんとに深かった。でも子連れも楽しめる浅いエリアもあるし、硝子で覆われた北投石風呂は北投石でできた箱から湯を瀧落とししてミストサウナ風にしており、また視認できませんでしたが湯桶も北投石を使っているそうで、なかなか凝っています。ただ私はサウナが苦手で、思ったよりもミストサウナだったので頭から打たせ湯を実感してから出てしまっので、例のピリピリする感じはわかりませんでした。これは隣のアロマ湯ことゲルマニウム湯の寝湯(硝子部屋)でも同じで、多分吹き出しの金属箱に体を近づけてもよくわからなかったのでダイレクトに何か感じるというものではないのでしょう。洗い場はシャンプー等備え付け。使いやすくきれいです。脱衣場が狭く感じますが共用部はレストラン部がある。これで470円。楽しめます。









遠くからも人が来るであろう鷲の湯にくらべ生麦事件の生麦にあるこの小ぶりの宮造り(単独宮造りを残しているのは極めて珍しいですね)、どうなんでしょうというところですが全然何かスポーツのステーションに使う人がいるようです。番台形式なものの構造がよくわかんなくて、あまり見られている感じもしません。まったく昔ながらの銭湯でありながら、浴場はリフォームされ清潔な白い感じで明るいです。風呂桶は基本奥壁沿いにまとまってあり通常のレトロ構成、ただよく見ると半分以上黒湯(水風呂含む)で残りはバブル風呂と赤外線風呂(白湯の底に赤外線照射部がある!)という、結構もりだくさん。黒湯は深い熱湯と浅いぬる湯の2桶というのは言うまでもありません。サウナもあります。

それにしても暗い色のタイルのレトロ浴槽もよくメンテされていて清潔。新丸子温泉と時代は似てますが一回り大きく感じる。狭くて休めないという感じが無い、結構混んでるのに。運営のセンスが良いのでしょう。休憩部も脱衣場もぎっちりリフォームして綺麗にしっかり作り直してる、わけではないんですが、さほど狭くも汚くも感じずただレトロという印象で、人の出入りが激しいから休憩しづらかったですがちゃんとソファとかあり小さな庭を見る、こういうとこも昔ながら宮造り銭湯。

さすがに綱島あたりの大規模な宮造り銭湯よりは、幹線沿い立ち寄り湯感は否めませんが、回転は早いしここは活気がある。最後に黒湯は加温かけ流し、熱湯で透明度5センチ前後、ぬる湯はそれにプラス1,2センチ。濃いですね。。ヌルヌルやザラザラはありません。ここで、ああ、やっぱ白湯銭湯とは染み込み方が違うんだ、と思いました。。このぬくもりはもちました。

2020/1/19記
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含よう素-ナトリウム塩化物強塩温泉(少し加温、高張性弱アルカリ性)運営十五年。スイミングプール併設で共用部に比べ湯部はやや小さくもかんじる。施設が一部古くなりかかったり汚れたりはしているがオプションなし平日千円行かない、つまり銭湯2回分とすれば特に文句を言う筋合いはなさげ。やはり塩湯は疲れるな、と舐めてみるとさほど強く塩味はなかったが、のち流さずに出たら身体がピリピリになってきた。そういえば入るときもピキッと何かいったし、塩分なのかphなのかわからないが強いことは確かだ。露天の上の源泉の方にティシュの切れ端のような、多分湯の華があったが、湯の力がきついことはきついだろう。

完全に空いてるはずな時間帯なのに高齢者(+学生)でいっぱい。強い湯をみなさん知ってらっしゃる。露天はそこそこ広いものの、2個目のサウナがあるため3つの岩風呂「しかないのかー」と思わせるような感じがなくもない。敷地面積はスイミングプール&共用部を除けば大手町温泉以上SAKURA以下。スイミングプールと更衣室が同じため、前者寄りだ。湯屋専用の共用部もなく、こういうとこは古い施設の構成なんだろなあ。湯だけが目的ならここは安くていい。シルク湯(炭酸泉と入れ替え)も湯温が少し高く、雨の中でも木の屋根の下にいればいいが、集団がずっといたりして、どうも落ち着きなく出ることになった。回転が早いからいいんだろう。近所からの通いに向く。




2020/1/23記
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過去からの硫黄臭〜1999年のガイドブック東京温泉ランキングからどれだけ減っているのか(衝撃)

2020年01月17日 | 東京温泉


おわあああ、ここまでとはー!
このウォーキング地図には蒲田温泉散歩ルートもありますが、

銭湯絡めなきゃ成立しない!

見にくいね。

かきますか。つぶれたランキング湯。
泉質がバラエティに富んでるのに驚きますが、時期的にアバウトだった可能性はあります。塩化物泉がそんなに出てたとは。

廃業
麻布十番温泉(越の湯と1,2階で古い都市型温泉センターを形成、鳥居坂下から蕎麦屋に行く途中で、面白い場所で至便なので多少高くても行くつもりだった。いつのまにか見えなくなって、いま調べたら2008/3はいぎょう!なぜ気づかなかったか!ちょうどこのあたりを昼間にうろついてたころ!)料金が温泉ランドだったらしく、その面もあったか。

新宿十二社天然温泉(地下湯でけっこう入るのは高いけど、新宿は運び湯でもそのくらい取る。広い濃密黒湯を浴びることができた。埋められたらしい。惜しい)

浅草観音温泉(花やしきに行く手前に、レトロで大きな社交場的蔦の建物があり、左下にみんな使ってる温泉があった。至便の名所。入りそこねてたら潰れてた!2016/6ボイラー故障で廃業ってまじか)

荏の花温泉(建物は本編のブログに書いている通り宮造りで保存され見学もでき、屋内釣り堀になっている模様。2000年にはまだ営業してた。このへん住宅街では枯渇の可能性もある)

以下は休業(多くはやめちゃうか):
大江戸東山温泉(目黒区)
久松温泉(主人が懸命に維持してきた名湯だが最近休業、黒湯枯渇の噂)
辰巳天然温泉(枯渇とのこと)



ふたたび廃業
池上温泉(こんな大きいとこもいつのまにか。名前は違ってもこのリストはほとんど蒲田の周辺ですね)
えびす湯(ここがゆ〜シティ蒲田の項目で私が書いてた繁華街内の黒湯っぽい。盟主な位置づけだった。レトロで石使ってた。ど真ん中過ぎたか。惜しい。)
第二淡島湯(世田谷区池尻)
第三エビス湯(渋谷区上原)
銀座湯(北砂)

ちなみに上野の江戸時代からの有名な黒湯、蛇骨湯も今年閉めたとのこと。。



なんで2018/10になって温泉に目覚めるかねぇ。
新しいものもできてますが、惜しいのはメタケイ酸でも重炭酸ソーダの単純泉でもない、塩化物湯(強塩泉)とか他の成分が売りになってるとこ。混ぜてなければ貴重なのに。

ううう

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