湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

2019/11/11日誌:昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ3池上(環八〜光明寺〜武蔵新田〜桜館〜池上)壱の湯追記あり

2020年01月16日 | 東京温泉
黒湯で知られる大田区の温泉中では比較的新しい。コンパクトだけど中は広くて使いやすく(ニの湯にはいりました)昼間っから地元の方の利用が厚い。12時よりやっていますがなかなかすきません。お湯は透明度2センチに達し、薄めもしていないそうですが、ヌルヌル蒲田温泉にくらべては墨くらいの色&肌触りで軽く、ぬるくていつまでも入っていられる(ときもある)。湯船は入りやすく作られてて広く感じる。温泉と薬湯にわかれてます。洗い場も広く銭湯の機能もしっかり(470円です)。タオルやシャンプーなどはバラで借りたり買えますが持参が無難。休憩場所少し(別フロアの稼働不明)。地域密着。

(2020年追記)屋上の露天風呂についてですが、まだ入ったことないです。まず冬季ほぼ閉鎖、基本的に土日祝のみ、しかも「壱の湯」にしかないので男女月2回の入れ替えで、根本的に入れないことが多いです。大変複雑なので事前に問い合わせるがよし。悪天候閉鎖もあるとのこと。壱の湯は構造が複雑で、屋外の水風呂やスチームサウナ、シャワーを使わなければ、湯船自体の大きさも含め入りやすさはニの湯です。観桜季はどんななのかな。


はい、温泉までウォーキング。いいかげん環八くだるの飽きたなあ。


鵜の木。光明寺手前で切り通しから裏道に入ります(環八沿いは裏道が繋がってないので注意)

昔は良い風情だった光明寺池。多摩川の流路変更の名残だそうですが、もう長いこと高いフェンスで区切られている。新田義興祟り伝承のある塚ももつ環八沿いの大寺、光明寺は境内整備が気長で、境内池側の一角も同じく高いフェンスで囲っている。なんでも昔、子供の水の事故があったというが、さだかでないです。






フェンスの隙間から水面が。葦が茂ってますが、季節により奇麗な三日月型の水面を近くのアパートの上から見ることができます。お寺の崖下に溜まるようなかんじですね。
動植物、保存されてるだろうなあ。

あんま覚えてないくらい遠い昔にシャットアウトされた。昔の本には載ってる。

環八に合流する手前の辻に古い道標。上が欠けてますが、お寺の付属と読めます。年号も半分欠けてますが、まあ、ここだと池上本門寺関係でしょうか。



根本の台石、異常な鉢状穴!道標で日蓮宗関連の石碑だとこうなる。







2面に道標。




現地に立ってる事自体がなかなかおもしろい。

環八少し先から池上方向へ左折していきます。
なんだかんだここくらいまででウォーキング的には十分です。もっとももう近い。




お寺もちらほら

はい、到着。道が広いので商店街感ないですが、ここはほんとに何気ない。

昼からやってますがひっきりなしの高齢者さん。大人気だ。中はあまり休むところはない銭湯感。二階などおやすみでした。

はい、大田区温泉の説明はこれですべてです。藻。

脇道はちょっとした温泉街というか商店街というか。


また来たいと思う、くつろぎ感のある館内、バランス良いお湯でした。
効いた感はまあまあというかんじかなー。意外と目眩もおこさずすっと抜けた。

おしまい。東急池上駅がすぐそば。疲れはしましたが、これウォーキングなのか?8キロもいかなかった。



今回のウォーキングコース。Google Mapの埋め込みができないのでやむなくキャプ。起点は目安です。Google Mapが最短でつないだコースなので、光明寺池の寄り道など含まれておらず、この通りに歩いたわけではありません。実際の距離はもう少し長くなっています。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020/1/10、11日誌:昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ42,43最終回(大森駅←→平和島温泉/飯田橋駅→新宿山之手七福神→テルマー湯→新宿駅)完成版

2020年01月15日 | 東京温泉
さて、最終回とします。東京温泉に行き尽くしたわけではありませんが、一般向け温泉銭湯およびスパの最高点をクリアすればもうあとは下がるだけなんで、、、すでに上位に名の出る温泉銭湯(透明メタケイ酸(高級井戸水)オンリーのところを除く)は網羅しました。一方でめまいが再発し背筋痛が激化する体調を考慮して、ウォーキング+温泉というやり方は終わりにします。ダイエットは成功しました。2キロリバウンドしていますが、食事とウォーキング(初期はランニング)を今週激しく体調を壊すまでやったので、肉体的限界と思いむしろ食べる方向へ行きますし、ウォーキングとりまやめます。回復し、東京にまた温泉が湧いたら再生するかもしれません。おつきあいありがとうございました。最後は平和島と決めてましたが都合によりテルマー湯にします。このペースでまだ続けたりして。ともに1000円以上のスパになります。

4.平和島温泉 含ヨウ素・ナトリウム-塩化物強塩温泉 



〜夜のウォーキングになりました。昼なら、この時期なら品川東海道をゆく東海七福神(15日まで)と組み合わせるのがベストです。大森駅から大森海岸駅を通過して右折するとそんなに遠くない場所に弁財天。中世には海に突き出した弁天さん、江戸時代も海沿いの田舎というロケーションという、磐井神社です。










磐井の井戸で有名。なんとなくこののっぺりした風景は、夜になるとわかりますがおもっきし埋立地で海際の雰囲気に満ちてますね。ついでながら右の奥はもうすぐ大森海岸(人工)だそうです。戦前は自然の海水浴場でありのりの養殖でしられた大森海岸でした。大森海岸(人工)の対面に平和島、そこにもう平和島温泉がすぐです。となりがボートレース施設。平和島温泉から早朝だけ外の景色が見えて羽田空港利用者に好評らしい。
















広々としたスペースの使い方、アトラクション的構造はさすがバブル期に生まれた2000m級掘削温泉。海なので掘れば塩水が出そうですが、大深度掘削は冷泉でなく温泉を求めてる面もありますね。塩泉なのは言うまでもなく、黄色透明でけっこうきつい。細かい説明は省きますがラクーアが放棄した一般浴槽からのテレビ鑑賞(ラクーアはかつてサウナのテレビを透過して見られたかと思う)、これは久が原湯なんて銭湯でやってますが、あんがい暇を持て余す温泉では、人を集める要素だと思う。値段は一時間料金ならまあまあ通えますが、それでも1000円以上だと近所でなければ来ないかな。設備はもう最上級。長くやってるだけあり、閑散期に来ても貸切状態にはなりません。テレビはアリーナ型の円形浴槽の真ん中にあり、一番上が炭酸泉、中が座り湯、下が塩泉となっており、炭酸泉のぬるい中でタイミングよく暇つぶしになるテレビがやってたら動けなくなりますが、混む時間帯だとそうも言ってられなそう。ここから早朝は外の景色、海が見られるようです。ここを知ってたら羽田早朝便に乗るときとか使えたなー。旅行者や出張者は、多そうです。座り岩盤浴はいまいちよくわかんなかった。サウナ苦手なのですぐ出た。ああいうの得体のしれないぬるぬるしてていやです。

浴槽の広さと、立体的構成はかつてのラクーアを思い出させ、スパリゾートハワイアンズのミニ版というかんじ。寝湯が温泉なのはポイントだ(でもちょっと熱い)。こういうとこは集団が来て設備を一つ占拠するもので、あれだけ空いててもサウナぎっしりだったのはちょいと。。

スパとしては堂々とした老舗の貫禄で、設備の良さは折り紙付き。根本的なタイル汚れなんかはもう取れないから仕方ないけど、まあそんなとこは目立たない。最高に清潔とは言わないけど全く問題なし。一時間コースでしたがギリギリで焦りました。大森駅から百円送迎バスが往復してますが歩いて往復3キロ強なのでウォーキングとしてはそうすべきですね。

これで大団円…ではなく、


45.テルマー湯 <運び湯:中伊豆>ナトリウム・カルシウム・硫酸塩温泉(低張性・アルカリ性温泉)塩味なし

はい、ほんとは神楽坂で甘酒買って、新宿山之手七福神めぐるだけでしたが、寒くて入っちゃいました。正真正銘最後、ふんぱつしましたよ。普通に行っても他のスパの倍する新施設テルマー湯。



※すごく人気の七福神になってる理由は全部御朱印対応するところで、御朱印は統一価格300円だから人形400円より安い(人形実物は良いけど)色紙にもらうときも宝船含め他のようなスタンプではなく手書きだから。わたしはこのバルサの宝船が欲しかっただけなので、、、宝船通年なんだが、、、

<新宿山ノ手七福神>目黒の東京最古をうたう(谷中・向島(隅田川)とどこがほんとなのか基準もはっきりせずわからない)山手七福神と区別した名前、一部は実際に江戸時代から信仰されていたのでこういう扱いをされた可能性があるのかもしれない。歩きやすいけど抜弁天近辺が超わかりにくい。。

毘沙門天(開帳(本尊(綿のおばば???)前立の位置)、撮影不可)





善国寺
新宿区神楽坂5-36

大黒天(前立のみ開帳)

経王寺
新宿区原町1-14

弁財天
厳嶋神社(抜弁天:道に挟まれ通り抜けられることから)(開帳なし)

こんな鳥居構成。
新宿区余丁町8-5
※ご朱印等は少し離れた西向天神社(富士塚の残骸がある)で
西向天神社















新宿区新宿6-21-1

福禄寿(木像もあるが同時に近年掘りだした変な形の石を見立てている)



永福寺
新宿区新宿7-11-2

寿老人(ちっちゃい木像をすごく高くて遠いとこに祀るが撮影可能)
法善寺(雰囲気良いです)
新宿区新宿6-20-16

恵比寿神(開帳なし、刀傷のある異形の手水鉢で有名(整備されていたので今回ちゃんと刀傷を確認できました)、ほか平将門とのかかわりを憶測されることがある)






稲荷鬼王神社
新宿区新宿2-17-5

<ここでテルマー湯>

布袋尊(童形、通年)
太宗寺
新宿区新宿2-9-2









大混雑だ。旅行者も歌舞伎町愛好者も成人の日集合者も、、、新しい施設だけあって最新管理でギリギリ不快な思いはしないですんだし、値段の分の人件費は神経質なほどのプールみたいな水質検査に床面清掃、窓口応対と、いや、まあ、会員になりました。。

ここは運び湯です。伊豆なので横浜の万葉倶楽部と似てますね。透明で体にちょっと響くような湯ですが明確に見えるもの泡など)はない。あちらのほうが加温も柔らかく長く浸かることができそう。まだ、施設としての完成度は万葉倶楽部が上。ロケーション違うけどね。拾いは広いが露天も単純な四角形で、脇には四角形の寝湯。この寝湯は竹垣に覆われ、なんも工夫はないと思われるのに何故か無茶リラックスした。寝湯の床面を上に上げて、みっちり詰まって騒ぐ集団もいる露天風呂と切り離しているからだろう。内湯の炭酸湯も結構広い。少し熱いかなあ。シルク湯はあまり人気がない。これも熱い(外国人はきついよね)。薬湯がなぜか冷水だけで苦笑した。サウナは行列作って嫌(集団)。ほかはふつうかな。

シャンディガフ最高。完全睡眠可能な個人ソファベッド部屋もあるので外国人のバックパッカー的な人はホテル取れなかったらカプセルよりこっち選ぶでしょう。

あと、、、自販機ほしいね、、、

はい、






おしまい!

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020/1/4日誌:昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ39(大師駅→川崎大師→日の出おふろセンター→霊亀石→かまぶろ温泉→中島湯→政の湯→桐の湯→南武線尻手駅)完成版

2020年01月15日 | 東京温泉


正月と言えば川崎大師。しかし混む。

川崎発・京急大師線は新井薬師同様、一駅だけの短い電車ですが、今回のウォーキングの起点は川崎大師なので乗ります。

広々とした屋台道を折り返す形で参道へ・・・のはずですが。







参道どころか境内も遠く見えない状態。4日なのにこれか・・・

近寄って脇から参拝も無理。これでは時間オーバーで本日の行程「5湯」をこなせない。断念しました。結局角っこの塀の外から見えない本堂を拝んでおしまい。





















横の大師公園を先へ行きます。このあたり鶴橋や新大久保みたいなエリアでもあるので、昔は焼き肉屋が多かったですが今は知らん。立派な庭園があります。

もう東京湾横断道路も視野に入るような川崎の先へ向かう寸前に、最初の湯があります。ここは朝のせいもあって無茶すがすがしかった。









日の出おふろセンター
このあたりに多い食塩泉というが色こそ黄土色透明(濁りあり)なものの塩味はない。むしろすぐ肌がつるつるになる重曹感がつよい。ぬめりもなくはない。天然温泉は露天風呂だけだが、内装もしっかりし広い。露天には水風呂もある。浴室も広めで最近キレイにしたらしく脱衣所もすごくキモち良かった。雰囲気もいい。屋根の形からもと宮造りだろうか。露天おすすめ。自在シャワーうれしい。





















ここで切り返し、川崎大師の南を川崎方面に戻っていきます。

石観音堂は久しぶりでしたが、堂宇が減ってる気がするし、冬のせいか伐採中なのか冬枯れか荒れた印象がある。海中から亀が押し上げた霊亀石(自然石の手水鉢で船の形をしている)は江戸時代に信仰を集め、おそらくそれはかなり短期間の盛り上がりで、といってもどこもこういう物件はそうなんですが、もう少なくなった石仏の年代も偏りがあるように感じた。何より、知ってはいたんですが、つか20年前まで何度も来てフィルム写真も撮ってるんですが、鉢状穴がえぐい。知らない人が見たら火山岩かと思うだろう。ぼこぼこ。そばを道路が通っており、あきらかに道標的な使われ方をしていて(門前に道標石柱もあり)とくに日蓮宗関連でなくてもそういうものは穴を穿たれたことがわかります。古い手水鉢も石塔もボコボコでした。



他にも石仏に見どころはありますが、先へ。そこそこ歩くと次の湯です。















かまぶろ温泉
ちょいレトロな風情だが入り易く清潔で広く、人気があると思われる。ゲルマニウム温浴は謎の白湯。あたたまるらしいが時間が必要。浴槽が広い!内湯しかないがサウナと水風呂、おそらくあかすりは2階部。奥まった天然温泉は薬湯とあったが今日は純粋な塩化物泉。塩味がするがさほど強くないから肌が弱くてもok。肌ツルツル&ヌルも。ちゃんとしたシャンプー等完備。仕事前終わりの早朝6時からやっており、重要な施設だ。

塩湯なのはポイントで、データ上このあたりみな塩が入るはずなのに塩味がしっかりしません。ここはお味がちゃんとしてました。(注)飲まないこと
味よりも、色が黄土色なのがこのへんの湯の特徴です。
次の湯は公的ポスターとかに出てきます。













中島湯
かまぶろ温泉に近いこちらは商店街内にあり同様に人の出入りは激しそうだが、なんとなく鄙びた雰囲気がある。ちょいレトロでも清潔だが他に比べすこし対応が事務的。朝5時からやっているらしい。温泉でも黒湯ではないんだよね。ナトリウム-塩化物泉とされるが塩味はない。少し濁る黄土色透明。浄化槽ぽいとこには澱が浮かび、タイルには小さなとげとげが伸びていて確かに成分はあるのだ(測ったのが1988年なので今はどうかしらん)。ログハウス風露天風呂が広く穴場。人工北投石(玉川温泉の原料を再構成しているのでほぼ同じと考えていいか)が仕込まれた静かな鉤状の風呂は落ち着く。そういう凝った構造をもちます。浴槽は全般広め。

外国人もきてました。





















ここからは競輪場ヨコを突進して川崎駅に向かいます。川崎駅のそばといっても、ちょっと横浜側にずれますが。ここも超有名。正月なのにやっててよかった。

政の湯
川崎駅至近。一般的な黒湯付銭湯の湯船構成で、成分は黒湯。塩化物・ナトリウム-炭酸水素塩泉だが塩味はない。褐色透明の上さらに加水しており透明度は計れないくらいの薄さ。体表がいつのまにかぬるっとするくらいツルツル成分はあるが、広くない浴槽の半分は仕切りなしに電気風呂なので苦手な向きは注意。ひとつしかない寝湯は極楽。こちらはすこし沈殿物で濁っている気がする。天井が高く、対して共用部はくつろげる居間の雰囲気で、人気はあると思う。回転が早い。観光より地域利用やランナーサイクラーが多そう。

ここは知っておくと川崎近辺に来た時重宝します。

















さて、ちょっと川崎駅で休んだら越えてさらに歩きます。最後の湯へ向かう体はもうぼろぼろ。温泉は体力を使うのです。脱水にも気を付けましょう。

桐の湯
古い感じのマンション銭湯で、中も少し広いくらいの一般的構成。だがここは湯。肌触りが黒湯なのに黄土色、透明度は20センチ。普通にナトリウム炭酸水素塩泉なのだ。加温しすぎてよくわからないところもあるが、ツルツル系。ヌルザラはない。意外と良い。塩味なし。

個人的に桐の湯は入る前とあとのギャップで好きでした。脱衣所で、目の前で屁をこかれたのは蒲田の改正湯以来だw改正湯はかがんだ目の前で布なく直だったので悪質だったけどね。もう行かないからいいや。







桐の湯からゴールの駅はもうすぐです。

おつかれさまでした。
すごくたいへんでした。。
正月4日でもみんなやってたので、来年チャレンジしてねw
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020/1/7日誌:昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ42(上野駅→東京科学博物館→弥生美術館・竹久夢二美術館→六龍鉱泉→根津駅)完成版

2020年01月13日 | 東京温泉


正月ということでミイラみてきました。子供ばっかりでしたが女性も多かった。いつも展覧会や展示に行くと中高年男性が多いんですが、中年以下の女性(多くが家族や子連れですが)というのは、正月休み明けならではなのかなあ。

展示としては珍しいヨーロッパのミイラ(ほとんどが沼地に落とされた殺人事件の被害者)、アジアのミイラ(東博・科博と日本の研究者所蔵に東日本大震災被災の福島の江戸前期即身仏というかんじ)がよかったですね。子供、江戸っ子兄弟のミイラや学者のミイラでよく泣かなかったな。

天気が悪く、ウォーキングとしてギリギリの距離を確保して、東大本郷キャンパスのほうにある近代庶民絵画の弥生美術館で雨宿りすべく往復しました。時間を見て上野の山に戻り、入湯です。








大仏山のこの石仏たちは幕末明治初期の写真にも出てきたと思います。





鐘楼は江戸時代の巨大な石積みはないようです。場所は大仏山の対面、精養軒に降りる手前で変わってない。明治初期からこの向こう、山の上がわに精養軒とは別の料亭があり、よく絵や写真にえがかれました。



惜しまれつつ引退したモノレールの名残。

不忍池北の住宅地を根津の方へ。



お稲荷さんが多い。江戸の名残。





竹久夢二のレリーフですね。

高畠華宵、児童書籍の挿絵でしられる精緻な画風の画家。美少年美少女を描いた絵が有名で、大正から戦前の風情をよくうつしている。弥生美術館はこの人と密接な関わりのあった私設美術館でした。なんとなく瀟洒な美術館が竹久夢二美術館とつながってあります。今回は国芳の系譜、芳年の系譜として現代の挿絵画家につながるちょっとマイナーな画家を特集してました。同じ系譜でも上手い下手、面白い実直は如実にでるしそれが売れ方につながってるなあと。中には印刷や版画ではない大判の絵もあり。印象的なものも。でもロマンチックだなー。そして他の流派を取り込んで70年代にはすっかり劇画になる。







夢二は苦手。ただ戦前の女学生特集やモボ・モガについては身近に聞いてきたもので、資料も集めようとしなくても集まったりしたので、すんなり見ました。





上野の山下に戻ります。鴎外温泉水月荘のすぐ近くの路地、学生が秘湯と呼んでいた。





六龍鉱泉
小ぶりの宮造りで路地の先にある。鴎外温泉が大々的に宣伝している先、ひっそり伝統的な銭湯のさまが今の子には「秘湯感」らしい。とても懐かしい感じがしたが、番台でも良かったのに、というのは今の子ないし観光の外国人には受け付けられないのかな。フロントができている。混み方は普通だろう、やたら混むような話が出てくるがオンタイムはどこも混む。ここの特徴は透明度50センチくらいの黒湯だけで湯桶が占められ、狭めの浴槽は深い熱湯になっているが、いずれ、熱い。常連でなければ自分で薄めたり掻き混ぜたりはできなかろうし、わたしは平気なのでいきなり熱い方に入ってしばらく立ってたが、出たら足がヒリヒリしてきてびっくりした。ぬるい方も気を抜くと(人がいなくなると)熱くなる。黒湯らしい熱い感じではあるけれど、単に温度が高いせいなのかとも思う。ゆっくりするタイプの浴槽じゃないな。でも鴎外温泉がほぼ透明なのに比べて黒湯感は味わえていいだろう、いずれにせよ。カランにムラがある。でもシャワーが自在でシャンプー等完備なのはありがたい。温まりすぎた身体を小さな縁側で冷やすのもまたよし。ここはロケーションが良いですね。


おわり。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020/1/5日誌:昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ40(矢口渡駅→草津湯→ガス橋(平間の渡し)→第一天神湯→バス〜武蔵小杉駅)完成版

2020年01月12日 | 東京温泉
前々から多摩川をまたがる大田区と川崎市の温泉地帯を地続きに実感したいと思っていました。そんなコースです。一日に5湯などもう限界だったので、2湯にしています。出発点は矢口渡ですが、渡る橋は武蔵新田側のいわゆるガス橋(平間の渡し跡、ここの渡し自体は早くに橋にとってかわられています)です。多摩川大橋は最近人が水死したし、正月だし。


矢口渡と武蔵新田近辺にまだいくつも温泉銭湯が残っているのは今まで書いてきたとおりです。それでも蒲田や久が原のあたりなど、無くなった有名温泉銭湯も多い。大田区が巨大マンションでベッドタウン化したため銭湯を使う人が根本的に減っているのだろう。多摩川沿いはマンションエリアで、内陸は旧市街エリア。旧市街エリアには温泉を含む銭湯が残ったということだと。対して川崎は広い市ということもありますがそのての開発再構築の速度が緩い地域がある。武蔵小杉や日吉はかなり変わりましたが新丸子等々力(市民ミュージアムのあるところ)あたりは平屋も多く残ってます。というか東京側とは密度が違い、土地に凹凸の少ない、平面が多い気がする。










多摩川線沿線から多摩川までの道は平らでわりと楽しいです。矢口にしたのはウォーキングの距離の関係ですが、もうひと湯入るなら矢口のほうが銭湯多いかな、という感覚です。というわけで正月で不安でしたがやってました、矢口渡駅から商店街を少し北上すると草津湯です。

草津湯
鉱泉と漠然としているが成分からメタケイ酸を少し含んだ黒湯か。褐色透明で小さな浮遊物で濁る。感触的にはやわらかい黒湯。しかしここはとにかく広くて設備がなかなかいい。レトロではあるが、広くリクライニング(?)チェアを多数そなえた共用部が素晴らしくいいし、露天風呂のバスタブに半身浴する形で打たせ湯になっているが、下半身湯に浸かり座って打たせ湯は、ラクラク。窓の外は一階の屋外だし開放感がないこともない。温泉浴槽が少し小さいが、他の浴槽やサウナは良い。サウナは無料かな。シャンプー等完備。桜館は客層が悪いとこちらを使う人もいる。駅チカだし高齢者リピーターは昼から多いな。12時から。

名残惜しい湯(休憩室)でした。もう半分スパだな。






村社クラスの知らない神社がまだあるなあ。

地味な刻銘の力石は新しいものが多いという偏見。



お寺もある。

気がつくと新田神社商店街に来ていた。さすがにやってないか。

川に向けて道は広く、建物は大きく。




こまかな史跡や石仏は以前の記事にまかせておいて、ナビで設定したとおりに歩くとガス橋。私は初めてでしたが富士山が見えて感動しました。






台風の爪痕はこんなです。



















川崎に入ると、川崎のやっぱり村社クラスの(八幡さまなので村社ではないか)社。こちらは少しにぎやか。もう次の湯も近いです。











どんどん歩いていくと、路地から商店街に行き当たる。

左にハイ、第一天神湯。


第一天神湯
明るい採光ガラスに広く高い天井、番台方式の古き良き銭湯。浴槽はやや少なく、黒湯は狭いがしっかりした漆黒。30センチくらい透明度はあるものの、ヌルヌルやザラザラもなく、かといって湯は重めなのでしっかり温まる。普通の黒湯成分に塩化物が加わるというが塩味なし。

〜ここは好きな人がいるのもなんとなくわかります。レトロ好きは建物の見た目にだまされないように。時間の都合上はしょってしまった。。休める場所が分散してしまってるかな。





薪が見えます。


バスで武蔵小杉駅へ。おつかれさまでした。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020/1/6日誌:昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ41(ときわ台駅→さやの湯処→板橋天然温泉→板橋本町〜巣鴨←→東京染井温泉→茗荷谷駅→小石川七福神→ラクーア)完成版

2020年01月10日 | 東京温泉
正月。地獄の東京温泉行脚も終盤です。銭湯に疲れると1000円台の高級スーパー銭湯に走る。今回は板橋の有名湯と東京の有名湯をめぐることになります。それだけではウォーキングの意味が不明なので、正月定番・七福神巡りを組み入れました。


<板橋コース>

まずは池袋からときわ台駅へ。前野原温泉さやの湯へ向かいます。都内唯一の硫化物も混ざる深層泉ではなかったかな。うぐいす色の湯でとても有名です。駅から歩くのでウォーキング感ありますが、道中なにもなくいささか平板ですね・・・普通の都内の住宅地のようなかんじです。さやの湯処は巨大な敷地ですが、宮前平や綱島などの高級温泉ランドに似ています。チェーンか、関係があるのかな。


前野原温泉さやの湯処
文句なし23区内一の強い塩泉。含ヨウ素-ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性中性)。鉄の味がした。深層採掘らしいがうぐいす色というより白濁に黄色がかった(透明度40センチくらいか)露天源泉かけ流し風呂は早い時間でも満員で、夏ならほぼ加温不要の温度36.9。うっかり流さないで出たらかゆい。。メタケイ酸も豊富だ。なぜか加工風呂(これも露天)の大風呂と3つの壺湯は黄色っぽいほぼ透明で、味は塩なので何を加工してるのかようわからん。こちらはすこし温度低くしてほしいところ。源泉はすくう網があるが、ゴミ以外はうかなそう。ふたつのサウナは知らんが全般熱めで、寝湯以外ゆっくりできなさげだが、これは良い。混まなければ。あと、共用部少ないかな。座敷にひとりぽつん。値段は800台クラス。安いのね。人工炭酸泉があるのもポイントか。外国人も。

ここからさほど遠くないところにもう一つ、こちらはやや値が張るぶん、まるごと温泉ビルが広々としている、広々としすぎたのかもしれません。忘れましたがこちら2個所とも送迎もあるはずです。


板橋天然温泉スパディオ
正直高いです(食事はそうでもない)。そのぶん、ゆっっっくりできます。建物はプールみたいに広いし。まったりしてます。適度にほっとかれるので露天で防水mp3プレイヤー試運転してしまった(禁止はされてないがあんまよくないですね)。塩湯(深層採掘、コーヒー系褐色透明、露天は泡立つジャグジー温泉もあり、内湯は広い、わずかに湯の花、鳥の羽根のようなやつ)なので、やや熱い程度でも長湯は難しいが、こうすいてるとあとの予定をすっとばして休んでしまいそう。たしかにウェブクーポンで1800円強(タオル館内着コミコミ)は考えてしまうか。39.2度なので加温はあると思う、循環はありげ。含ヨウ素-ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性弱アルカリ性)。

武蔵野そばを食べました。こしがありました。

板橋本町駅まで歩きます。この二か所のはしごで一応ウォーキングらしき距離はとれます。晴れていればこれだけで完結としてもいいでしょうね。

巣鴨まで都営三田線。

>巣鴨駅チカにSakuraはあります。ウォーキングにならず。バス送迎あり、あたらしくて実に高級感。銭湯の標準からしても巣鴨の年齢層ではないですね。

東京染井温泉Sakura
巣鴨商店街の向かいすぐ、スイミングスクール横にあり、食事利用だけの人もいる(不可の場合あり)。ここは温泉施設ですね。高級感があります。平日普通1320円。この施設ならわりと安めか。共用部がしっかりしてますが脱衣所は少し狭いかも。浴室も敷地は広い方ではないですが室内枯山水とか銭湯ではないな。チルアウトなる美味い汁があったよ。湯は含ヨウ素-ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性弱アルカリ性)と前に同じ。湧出時は透明だが溜まると黄色みが出て、今日はありませんでしたが黒い湯の花が出るとか。ここは純粋に塩でした。うーん辛い。露天も塩(内湯はぬる湯ですがもっと低いといいかも)、プラスでシルキー湯。すがすがしく空が見え広いです。岩盤浴が売りみたい。別料金。気がついたら予定より30分長くいた!バスで駅までショートカット。

<茗荷谷・小石川コース>

>さて本日の本当のメイン小石川七福神。
茗荷谷から東京ドームまでのやや短いコースですがわかりにくかった。
平成7年設定されましたが一部古くからのものがあります。
配布されるコースガイドには一周ぐるっと回るものがありますが、片道で十分です。

※林泉寺(縛られ地蔵:現在二代目を堂に飾る・旧像修理中)があります。
深光寺(小日向4-9-5)※滝沢馬琴及び一族墓で知られる名刹 恵比寿石像
徳雲寺(小日向4-4-1)※道を誤るとわかりにくい、立派な男弁天(宇賀神体)
極楽水(マンション庭園内・宗慶寺脇)※女弁天(白蛇体)の小祠
宗慶寺(小石川4-15-17)寿老人新像、本尊は平安仏の模様・墓地非公開か
真珠院(小石川3-7-4)布袋石像・木像(本堂脇堂宇内)※ミニ胎内巡りなど楽しい
福聚院(小石川3-2-23)伝通院前唐辛子地蔵で有名、その脇と本尊(武像、鎌倉期か)が大黒天
※沢蔵司稲荷の宿る大木が結構青色吐息・・・
源覚寺(小石川2-23-14)こんにゃく閻魔で有名、最近整備され塩地蔵や海外から帰還した鐘、こんにゃく閻魔の拡大写真などわかりやすくて見やすい。土曜朝の番組でCMでもおなじみ※毘沙門堂に新しい木像
東京ドーム※福禄寿石像、夜はわかりにくいので注意(ジョイポリス脇の空中道路から植え込み内)朱印等はそのそばのインフォメーションセンター前に放置され勝手に押せます(このコースはお寺によって温度差があり、代金はもらわないというところもありました。この東京ドームの福禄寿も小石川後楽園にあったものですが閉園日対応で移されたらしい)








改築前↓

参考:南蔵院(現)のしばられ地蔵↓ほかに品川にもあります




























石川啄木終焉の地がミニ資料館に。











非公開かな。












































古石川七福神のラストは闇に非常にわかりにくい、東京ドームわきの草むらの福禄寿です。ちょっとオーバーしましたが戻って、なつかしのラクーア。超有名深層温泉スパです。20年弱前よく行きました。すぐそばに勤めてましたし。

>スパ・ラクーア
ここの難点は値段かな。他の温泉ランドの倍近いのはきついよね。でも外国人も日本人家族も来るため混んでいる。できたばかりのとき通っていたが、そのころの構造と少し異なっていた。並列に比べられるのは万葉倶楽部横浜だ。しかし露天のシルキー炭酸湯を除き塩湯(ヨウ素-ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性弱アルカリ性))なので、身体がきつくなってくる。長湯がしにくいのだ。逆にさほど広くないシルキー湯は混んでいる(外国人が透明な塩湯を好まないのだろう)。温泉だが質を保つため加温していて、褐色透明、ただかけ流しゾーン(だよね?)はちょっと濁っている。炭酸を混ぜた塩湯も濁って見えるが、長く浸かるにはきつそうだ。塩分濃度の差は温度に比例しているよう(高温(でもないけど)浴槽に注意書き)。ミストシャワーやらトルネードシャワーやら細かい仕掛けは多いしサウナも良さげだが、サウナからテレビが見えてた気がするんだけど、そういうのないので防水ヘッドホン(操作が謎なので毎度苦労)。なんか二十年を経ての流行りのリニューアル温泉のていだな。気持ち悪くはないが、若いサラリーマンの集団がとにかくじゃまだった。塩湯の質は巣鴨と変わらないので、土地代かな。

>ものすごく疲れました。

やめる。
Comments (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020/1/8日誌:<ラストスパート>昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ43(綱島駅←鶴見川→綱島温泉湯けむりの庄)完成版

2020年01月09日 | 東京温泉
もうそろそろこのシリーズは終わりにさしかかっています。既に回った中でよさげなところの再訪がメインになりかかっており、無理して横浜だの浅草だの行くほどには、今までの黒湯に比べれば魅力を感じなかったり、単発で(他は廃業)、密集もしておらず史跡もすくなくコースが組みにくいとか、今までの良い湯の思い出を上回る気がしないのです。今日はじつは最初に行きたかったところ、綱島温泉の新盟主、チェーンのようですが地元源泉の新鋭温泉ランドである湯けむりの庄を選びました。生麦の黒湯やメタケイ酸の宮城湯は別で行くとして、黒湯でなく塩湯のようですけど有名な平和島温泉を残し、「東京温泉ウォーキンズ」は終了したいと思います。我ながら体がよくもった。3か月の強行軍はおすすめしません。目眩で歩くのも辛く、温泉のはしごのせいで自律神経は乱れまくり、手指は傷だらけ、肌は荒れまくり、筋肉はウォーキングとダイエットでぼろぼろです。。

綱島駅から三ッ池公園方面にけっこう離れています。鶴見川をすぐに渡っていきますが荒天だとはっきり言ってやめたほうがいいです。車か送迎バスにしましょう。ウォーキングとしては往復3キロ(gooleマップはポイント周辺の歩行を省略し短く出がちなのでもう少しあります)あるので短めですが成立はしています。


東急綱島駅工事中。

鶴見川不穏。

しかし大通りを左折して三ツ池方向にずーーーーっと行けば右にあるという単純な道です。

この先ですね。奥まった巨大な建物です。
フロント手続き、バーコードキーで全決済ロッカー開錠は今時のおしゃれ温泉ランドとまったく同じ。建物内のホテル感は相対的にはそれほどでもなくスポーツクラブがあったり購買場が雑然としていたり、人が多いのでそれでも気にならないですが「おみやげで採算をとる系ではない」ことがわかります。万葉倶楽部を想起する宿泊サウナのような構成ですがそこは違う。

温泉について。

透明度2センチ。源泉湯量の豊富さからも設備からも(一般的なナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉の加温、塩みなし、少し泡あり)、東京黒湯の最高峰と言っていい。リニューアルスーパー銭湯の千円価格帯からもごく普通で高いとは言えない。巨大な建物にスポーツクラブも入っているが、そこまで巨大ではないが巣鴨の最新Sakuraと同等のシックで新しい(ように見える)風呂設備が、ふた回り大きな敷地に入ったと思えばいい。さいしょ大暖炉がびっくりしますが座ってる人々が駅の待合室みたいでエントランス共用部のゴージャスさは狭いながらSakuraに軍配。露天の広さは特筆モノで、二階部分を存分に使っているから植え込みまで作り、そこにヒヨドリが来る(湯は浴びないが余り水で遊ぶ)。源泉かけ流し、普通、壺湯、炭酸泉、寝湯と構成は宮前平などに似ているが、もっとホテルスパぽい綺麗さがある。バブルジェットの仕掛け湯以外全部黒湯なのは目をみはる。ぬるみよりザラミのほうが強く感じるほど成分が濃い(こういう湯はすごく久しぶりだ)。あたたまるし、染まる。もっとぬる湯がほしいかもしれない。つぼ湯の小さい方か源泉かけ流し下の露天かな。その時によるか。そのときによるといえば、透明度も場所により5-2センチの範囲で変わります。顆粒状成分だから偏るのだろう。内湯は企画湯があるが、季節の果物湯で黒湯だった。

ここが正真正銘黒湯に炭酸を足した炭酸黒湯の発祥のようだが、今は他もやっている方法と同じか。困ったことに、どこもそうだが、炭酸黒湯は常時混む。十分の制限も守らない。黒湯なので炭酸が効きにくいと感じるし温度も高いから長くはいられないはずなのだが、、、。全般平日朝でも混んでいると感じるので休日は相変わらずだろう。この良湯だからな。。ただ、学生のかたまりはどこのスーパー銭湯でも厄介。休憩室でペチャクチャ喋るのはね。かれらは東京温泉なきいま綱島温泉を守っていくのだろう。通常利用だと駅往復で3キロ以上あるのは難点もバスあり、送迎。休憩室リクライニングチェアテレビ付き完璧。女性限定席あり。

巨大な休憩室でテレビを見ながら休み、再度浸かりました。青空が見えたので、同じ道を帰りました。次は最終回平和島かな・・・
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020/1/2日誌:夜の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ38(谷中七福神〜上野駅〜大師駅→西新井大師→THE SPA西新井→西新井駅)

2020年01月04日 | 東京温泉
あけましておめでとうございます。

初温泉は日吉湯でしたが、新規ということで谷中七福神

再訪がてら、鴎外温泉の谷中側手前の温泉銭湯、六龍鉱泉を目指したのですが、一部寺社が大変混み合って遅くなってしまい






残念。黒湯がたっぷり!
※この有名温泉銭湯に関するネットのウソにだまされて今まで行ってなかったので、今度展覧会がてら来ます。




西新井大師に寄って帰る予定だったので、それなら少し大師と離れてますが西新井駅そばのTHE SPA西新井、大師の湯に行くことにします。ウォーキングは谷中七福神と合わせ技ということで。。西新井から大師まで大師線というひと駅の電車がありますが、2キロもなく歩けます。

大師駅から西新井大師はすぐですが、2日の夕方まで正面の道は帰り専用となり無為な遠回りをしました。だるまが有名です。


















さて、正門を出て左へ。今回単純なので地図は載せません。どう屈曲しても広い道で人が歩くとこを行けば、西新井駅へ着きます。その手前にも


こういう辻地蔵があったりするのですが新しく、交通事故かなにかの理由で立てられたのでしょう。

いつのまにか西新井駅。

駅の向かって右手に入るとあります。大きなビルの裏に。

1500メートルから湧出する湯は塩化物泉で強いものになりがち。ザ・スパはセントラルスポーツの経営するチェーンでその土地土地で掘り当てたものをスパとして提供しています。成城は良質な黒湯でしたがこちらは完全にナトリウム-塩化物泉となります。微褐色透明で、この強さは古代の湯を思い起こさせます(あそこよりやや弱いか)。スポーツクラブとは別の施設として、近在の人がたまにくる高級温泉スパ(正月なので一般向けの割引はなく1500円強だったかな)として成立し、学生も多くえらく混んでましたが正月だからね。仕方ないんですが成城より狭く、成城が立派すぎるんですが、ビルのため、ややくたびれたような感じも。温泉は内外あります。男女入れ替えがありますが、屋外壺湯のないほうでした。寝湯があるのですがほとんどお湯が流れておらず寒いので、内湯よりは空いてる露天温泉。

これが最高!

涼しい風、暗い照明、比較的広い空。夜空ですがとてもよく作ってあっていつまでもいたくなる。学生が一時間くらいたむろしてたかんじで邪魔でしたがそれでも良かった。肌が弱いゆえ塩は流しましたが、流さなくても大丈夫なレベルだったかも。

店員応対も正月だからこんなものかな。

出てから駅はすぐです。








Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019/12/29日誌:昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ37(武蔵小杉駅〜八百八橋跡〜大戸神社〜たちばな温泉たちばな湯〜千年神社〜溝口温泉喜楽里→溝の口駅)

2019年12月31日 | 東京温泉
川崎エリア、武蔵小杉周辺の温泉として千年温泉以来の来訪になります。本当は温泉銭湯をふたつ、南武線を乗り継いで行くつもりでしたが、思いつきで出てきたので時間がないのと、なぜか結構大きい温泉センターのはずの溝口温泉が検索や本に出てこなかったので、千年町の交差点の看板で知ってそのまま歩いて行ったので、もう一つは後日に延期にしました。もうこれを書いているのは大晦日ですから、来年の三が日後にまた考えましょう。ウォーキングは短距離になりましたが、ここまで連日の温泉ウォーキングだったので身体をまた壊しかけていて、年内はこれで終えるつもりでした。


ナビタイムを使っているので機械的な測距をもとに出してくるGoogleとはコースが違います。これは参考地図。念の為。
武蔵小杉駅も変わりました。タワーマンションエリア以外も大規模マンションなど、古い街道街の風情はないです。





これは昔からこんなだったと思います。橋はしりません。





南武線高架にちかづく。



会社の屋敷神がありますね。

地名は古いと思います(前に書きましたね)田んぼだったのかな。

広い園芸店などポツポツ増えていく。

大戸神社。村社ですが、ここはなかなか面白いです。写真でどうぞ。



色々ひしめいてます。

関東大震災で壊れ、これだけ合祀したんでしょう。

ここは江戸以前のものはなく、もともとどこのものかわからない手水も鉢状穴はありません。

権現造りの立派な社。新しいですが意気を感じますねー。

社殿前の狛犬は何と大砲の弾を抱えている。日露戦争出征者が戦勝記念で奉納したもの。巧緻な造りで珍しい。





奉納者の名前があります。

稲荷社、末社など。石碑がでかいなあ。



ここからは千年温泉などとコースを同じくします。逆方向ですが。







千年町にきました。



はい。たちばな温泉たちばな湯です。

ザ・普通…容積の大きい建物に対して設備が簡素で浴槽も狭め(マンション銭湯ではあります)。すいてるのはいいが、黒湯は50センチ以上透明度で、何とも特徴が見えない。熱気は持続するので白湯よりはいい。ひょっとすると薬湯と入れ替えで使っている浴槽かもしれない、茶の匂いがする(そういうとこは時々ある)無機質で人が疎な、むかしのリニューアル銭湯。。


マンホールに橘のマーク。弟橘神社(?)がある。






















溝口温泉喜楽里
重曹泉で源泉井戸は熱いが少なくとも今の時期は加温提供。露天風呂の構成や炭酸泉(「炭酸源泉風呂」)の説明書きなど宮前平源泉に似ている。50センチ以上透明度であるが茶色で黒湯特有の濃厚さがある。湯よりも化学反応で肌がぬるぬるしてくる。深層湯でもあり、一般的な黒湯とも違うようだ。混むのは困るが設備はきちんとしたスーパー銭湯。この手の施設では安めかも。昔はこの辺は山と畑だったと思う。空いてればその情緒を味わえる。寝湯はほんと寝る。掛け流しの浴槽は尖ったかんじ、循環はぬめったかんじ。

すぐ前からバスに乗り、溝の口。
年内は終わります。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019/12/28日誌:昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ36(矢向駅〜冨士の湯〜矢向湯〜尻手駅→八丁畷駅〜平安湯〜川崎駅、戸越公園駅〜松の湯〜不動前駅)

2019年12月30日 | 東京温泉
飲み会がありましたので飲み会前に歩いておこう(風呂に入ろう)ということで川崎の未踏エリア鶴見周辺、とくに矢向など南武線沿線の行ったことのないとこの温泉銭湯を狙ったのですが、途中一駅電車に乗りながらもさらに平安町の平安湯も寄って、さて新橋だと行きました。

が、半年ぶりの飲み会で少し抜きたくなってしまいました。酔っ払って銭湯はよくないので、少し歩きます。

ということでメタケイ酸の後付系温泉ではありますが、ドクターXなんかでも使われる有名レトロ銭湯松の湯にまで行ってしまいました。さすがに湯冷めしてそのあと朝までガタガタ震えてましたが。。

川崎の黒湯エリアといっても、多摩川を挟んでのエリアに関しては矢口渡久が原池上蒲田の一大黒湯エリアの対岸なわけです。大田区にくらべ現役感の強い工業地帯である川崎側は史跡に乏しくウォーキングの魅力がない反面、大田区ではっきり言って衰退の一途を辿っている銭湯(黒湯枯渇しないのに閉業はほんともったいない)より数は少ないとはいえ無くなる感じは薄い。ただ、もともと湯量が少ないのか、薄めにかんじるところは否めませんが。













薪が積んであるのが見える。こういうとこですよね。



成分はほぼ一般的な黒湯のようです。

駅そば。
冨士の湯。冨士という漢字にはあんまり意味はないようです。

矢向は川崎鶴見辺りの温泉エリアで薄い黒湯で知られる。ここは、この日は一番風呂近くだからかぬるめで、50センチまで透明度を測れたが意外と茶色が強く、屋内黒湯銭湯の標準的なスッキリしたかんじ。薪で炊いた風呂は一定感がないのも味、しかし新湯はきついかな。肩こり用の上からバブル噴出器(今や珍しいとのこと)、歩き湯など白湯施設はあるが、残念なのは露天&打たせ湯が男女日替わりで、この日、運悪く入れなかったこと!店の人は感じよく、共用部が広くて休めもしそうな鄙びた空気。活発な老人が多いな。肌が痒くなり赤くなったので退散。塩化物あるぽい。浴室広めだが浴槽は標準的だろう。早めに開くようです。


少し歩くと矢向湯。
線路向こうになる。貸しタオルが積極的に無料サービスと気前がいい。リニューアル系だが年季が入っているように見えるのは浴槽を浸食する泉質のせいか。分析ではメタケイ酸が70台と低く見えるし、黄土色透明の黒湯とは違う種類の湯に思える。よく見ると細かいホコリのような湯の花がたくさん舞っている。不透明に見えたのは湯の花だった。そうか、チンダル感は御谷湯に近いのか。熱浴槽でも他の地域からすれば普通レベルで、このあたりはぬるめなのだろうか。立体的な浴槽構成が面白くバリエーションも独特で楽しんだ。だからだろうけっこう人気で、特に今日は混んでいるそうである。ジワジワ系の湯でした。好きだな。

煙突が良いですね。最近はこういうのはすくないかも。
















じつは歩くのも造作ない距離なんですがなかなか乗る機会のない電車なのでひと駅乗りました。浜川崎行き。一時間一本のときも。2両編成。





























平安湯
川崎の地名は古いものや面白いものが多く、平安湯は平安町にあるからで別の由来はない。千年温泉も千年町だし、最初のたちばな湯は弟橘神社由来でマンホールは橘。ここは電車に乗らなくても矢向から2キロあまり。湯は白濁透明、これはほぼ白湯っぽいが熱くしてあり、空いてる時間に来て独占(二人入れる深めのレトロタイル湯)してると贅沢気分きわまりない。黄色に見えても水風呂を見れば色なき濁りであることがわかる。味はなく塩化物を含むこのあたりの黒湯系(すべて主成分同じ)の特徴かもしれない(もともと黒湯だったとのこと)。小ぶりの半・宮造りのリフォームで天井が高く、外壁はあとからトタンを張ったようだが内部は漆喰塗りなのが清潔感がある。ここも感じの良いフロントなんですよね。銭湯はサンガリア。100円均一はいいな。※肌がひりひりしてきたので塩化物はあります。






この商店街やってるのかな。。





戦災?









レトロではない。だって「ネットカフェ」なんて昔はない。






川崎。ひとまずここで区切りました。

が、午後十一時再開。

大井町からだったので東急大井町線戸越公園駅から行きます。ウォーキングなのでわざと遠くしてるよ。ちなみに戸越公園には別の松の湯さんもある。


















松の湯
近年の分析でメタケイ酸泉の基準を満たすことが判明した古い宮造りの有名湯。フロント形式になっているが、遅くまでおじいさん。黒光りする格天井、床、振り子時計。遅い時間は空いていて気持ちいい。たしかにこのビニールを水面にひいたような湯はメタケイ酸泉(そんな眼力はないか)。シャンプー等完備。酔い醒ましに冬寒下2キロ歩いたあとで、若い人しかおらずとてもエキスをすいと



とんでもないハシゴ湯のコースでした。




Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019/12/27日誌:昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ35(鷺沼駅〜宮前平源泉・湯けむりの庄〜宮前平駅)

2019年12月30日 | 東京温泉
二子玉川に出たついでに行ったに過ぎないので距離はひどい。ほぼウォーキングでない。














造成地ってかんじですが、もう都会になっちゃいましたね。車の運転は川崎ぽいけど。






















宮前平源泉 湯けむりの庄
新しい温泉センター。クーポンあっても1000円は下回らないが、何とロッカールームに待ち行列をつくる専用廊下がある。気が滅入る。。施設がいいだけに違和感。山の上なので遠くからは歩くのも面倒だけど、宮前平駅からすぐ裏山。なにより貸しタオルを盗まれる、壺湯4つがえんえんと空かない、寝湯空かない、黒湯なので狭さがわからず足が衝突しまくるとなかなかの混雑迷惑で、一部で評価を下げているのもわかる。値段の高さから地元高齢者が避け新興住宅や学生の若い人の多さが逆にこういうことを引き起こしてるのかもしれない。値段は高いが施設も黒湯も黒湯炭酸泉(炭酸は人工、炭酸噴出型?黒湯炭酸は他にもやってるとこあり)も黒湯薬湯質が高く、特に露天にそれなりの広さがあるのでリピーター発生を禁じ得まい。透明度10センチだが肌にねっとりする系の重さがある。ほんの僅かに塩味。温泉らしい温まり方をする。






Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019/12/26日誌:昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ34(大手町・鎌倉橋→湯島天神→不忍池→鴎外温泉※閉業→根津駅)文章修正

2019年12月29日 | 東京温泉
上野エリアに残る最後(じゃなかった、ネットのデマでした)の黒湯温泉(天然温泉)、東京都で初の温泉認定された水月荘の鴎外温泉に行きました。そばの黒湯が黒湯じゃなくなったというネットの書き込みを目にし(デマでした、別記)、源泉が枯れた可能性があると危惧し、実はそんなに嫌いではない銭湯でない価格帯のここを訪ねたわけです。出発点は東京大空襲はじめの機銃掃射跡が生生しい鎌倉橋。大手町から神田に向かい、秋葉原を右遠目に昌平橋(左に昌平坂(御茶ノ水方向)&湯島聖堂)、左目に神田明神の高台を見つつさらにまっすぐ行くと程なく不忍池に行き着きます。その手前が湯島エリアで左手に湯島天神。その下のあたりに古い花街ぽいエリアと歓喜天(心城院、以下エキブロ過去日記参照)
詳しくはこちらのブログを参照としてさらに不忍池左手(右手でもいい)をまわって根津を向いて行くと、上野公園の高台下に森鴎外旧居跡(おそらく復元された居宅が中にあり)と敷地内に出たという黒湯を使った温泉があります。




















なんでしょうこの保護されている石。

















神田明神の東側は壁のようになっていて、縁や階段は初日の出の名所の一つだった。とくに明治時代は繁華だったようです。エキブロの昔の日記より。


































































すでに受験生が跡を絶ちませんでしたよ。
都指定の銅鳥居が江戸以前の趣を伝えてます。

















なんと築造から修復毎度につきお金を出した人の名前が細かく刻まれていて全部追えます。結構面白くないですか。

瓦斯燈を横にした男坂(本殿向かって右手の東向きの坂)ですがこの鳥居風景は幕末明治初期に浮世絵や初期写真で湯島天神を撮るときに対象となった名所で、神田明神同様遮るもののないご来光を見られる場所でした。女坂は左に九十九折で小さな梅林中にあり、大して大きくも離れてもいないです。古写真対照などは最初のブログリンク先参照。
井上安治は典型的な写真構図。鳥居の位置も違いますが瓦斯燈は鳥居外にあります。今のものは復元。青硝子が印象的。




明治初期。










歓喜天があります。心城院という名前です。こちらも最初のブログリンク先をどうぞ。




































































こちら建物内部は宿泊者以外有料。


























左が温泉。右が真水。確かに白湯とは違う。ほっとしました。(お茶が無料と書いてるとこもありましたが冷水のサーバーでしたよ)











鴎外温泉(水月ホテル鴎外荘)

黒湯じゃなくて驚く。ほんの僅かに褐色が混ざるが暗い浴室ではわからないし、これを確かめるのに右往左往した。近くの黒湯が無くなってると聞いていただけに。。杞憂だった(成分表に既に透明旨かいてある)。とろっとした泉質で、黒湯は色じゃないことをわからしめる。年季の入った漆檜風呂では肌触りが混乱するが、確かに温泉であるようだ。じわっと体が温まるし、ホテルの風呂の範疇を出ない広さだが東京で初めて温泉認定されたとこだそうで、泉質を好むひともわりといるらしい。多少高くついたが(クーポンがあるらしい、千円引きもある)、一時間いた。貸切状態。十分だ。森鴎外居宅(復元?)も中に保存されており外からならよく見られるので、時間はかかった。舞姫石碑もあり。居宅の中の観覧は有料、もしくは宿泊者のみ。風呂の時間は2種類書いてあり混乱するけど、朝と昼夜で男女入れ替えの檜風呂もしくは大理石風呂、朝は早くに終わってしまい、午後は3時から入れ替えと考えておいたほうがいい。


道のままほぼまっすぐ進めば根津駅。おしまい。







Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019/12/25日誌:昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ33(二子玉川駅→砧公園→THE SPA 成城→桜上水→月見湯温泉→下高井戸駅)

2019年12月26日 | 東京温泉
NOMADOの仕事が理想だけど、会社はそういうのをあまり許していない。少しはスマホで仕事ができるのでそれも加えて、日中行動しているときもあります。二子玉川というより大井町線沿いの最寄りの環八をまっすぐ行くと、THE SPA成城まで行けます。



ものすごく単純なコースで、しかし距離があるので、体調を加味し5キロ台ということで二子玉川起点としました。祖師ヶ谷大蔵のときのコースと実はほぼ同じ、世田谷区を北上しているだけですが、こちら幹線沿いなので位置がずれますし、田舎風景より、巨大道路とその路傍という風景になってしまうので結構印象が違う。またこちらのほうが北上という意味ではさらに遠いかもしれないです。静嘉堂を通る理由もないので、とにかく瀬田から環八へ左折。途中小川のあとがあるが、ここの植物屋は昔よくきました。コーヒーもあります。けっこう距離あるな。










砧公園入口手前に、ここは祖師谷のとき橋で渡った高速ですが、スタバがあってなごむ。ソファがたくさんあります。自由が丘や駒沢のように値段もはりません。




















ただここで休むとあとがまだ少しあります。3キロくらいかな。単調な路傍に砧公園が広がり、まだ紅葉が残っているあたりからへりのところが世田谷美術館の敷地。興味なし。




















少し廃墟と再開発や畑があります。じきに視界は開けがちに。小田急線の高架をくぐりさらにずっと先へ。そんなとき、急に成城が近づいてきますね。左に巨大なユニクロが。これは二階以上がスポーツクラブになっている。ここです。










THE SPA 成城


黒湯透明度5センチ。
ザ・温泉。スポーツクラブ(セントラルスポーツが展開するスパ、西新井は深層ナトリウム-塩化物強塩温泉の療養泉)併設施設かとおもったらとんでもない名湯。とにかく広い。内外浴槽は黒湯で日本一の広さでは(大江戸温泉物語をしらないが)。淀むとこにヌルミがあるが循環のせいか粗味がなくほんとに浸かりやすい。無感覚湯の温度である壺湯は(それでも加温だが)かけ流しでもありぜいたく。露天に屋根をかけないほうがこの季節は、、、でかい晩白柚がういてた。人は多いがそれ以上に広い浴槽に文句を言わせない。足湯もあり。最低830円で入れるのもこのての温泉ランド的施設では満点。サービスはさすが大手。深層(1000メートル以上)湧出の塩化物混合重炭酸ソーダなので少し塩気があるが肌にはかなりピリピリきたので肌の弱い人は注意。バイブラやジェットの白湯もユニークでダイナミック。金かかってるわー。佐賀のたくさんのサイダーも魅力。成分表記されたページや紙がなく、記憶が定かじゃないので推定。


ほんと、距離的にも5キロくらいで、ここで終わらせておきたいとこですが、名残惜しくも1時間利用コース終了、つぎへ。










日大とかのあるあたりに温泉と認定されている風呂屋があるのでそこまで2キロ余り。ちょうどまだ日が沈まない午後でとっても歩きやすい。地方の住宅地のようなおおぶりでひなびた宅地がえんえんと続くなかにけっこう大きな寺がある。密蔵院観音寺、護国寺末とのこと。矢口渡で見た巨大庚申塔に迫る大きさの江戸前期の庚申塔。刻銘は一般的な端正な書体で矢口渡のものと違います。像の刻み方は似てる。もう一つあります。さらに水子地蔵が口に蜜、首に謎の白いもの。境内は散在する石仏などを見るに、ほかの寺を併合した名残を置いていると思われます。宗派的に違うかもしれないものも。木々の中に苔むした小さな手水鉢がある。漢字が読みづらいが年号らしき刻銘から幕末のものと思われる。これをよく見るとへりに鉢状穴らしきものが確認できます。普通は日蓮宗のお寺のものにやられますが手水鉢なのであまり関係はないかも。あと、このへんって戦災あったのだろうか。不自然な朽ち方のものもあるなーと思いながら戦争慰霊碑をながめる。










































さらに行くと日大関係の一大施設群。この中の銭湯となると学生多そうだないやだな・・・





月見湯温泉


臨時休業。ご縁がなかった。
おそらく透明(写真から)。
基本的に白湯(メタケイ酸系だが成分に特徴的な書き方をしてある)だと思う。機会があれば。








誰が悪いわけでもない。さっさと下高井戸駅まで急ぐのでした。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019/12/24日誌:昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ32(船堀駅→東京健康ランド→富士塚→乙女湯→あけぼの湯→鶴の湯→船堀駅)

2019年12月25日 | 東京温泉
船堀は温泉の集積地のように見えますがそもそも銭湯が多かったようです。江戸川区です。下町というくくりになるのでしょうが家が密集するところより工場や店が散在する、大田区によく似た川沿いのエリアですね。

ここにも黒湯があると前から聞いていました。ゆらんの東京編はかなり掲載数を絞っていますが、このエリアも取り上げられています。

もっとも黒湯、ないし写真が黒湯に見える「温泉銭湯」でも成分はほぼメタケイ酸。メタケイ酸だけでは無色透明になり黒湯ではないです。わずかに黒湯が入った褐色透明湯でも、肌触りはつるつるはしますが黒湯的な汚れるかんじは皆無。

まあでも・・・各湯はウォーキングコース組めないほど近接してるけど・・・確実な黒湯もからめて、4つ一気に入るという別の体力勝負なコースを行きました。一応地図も載せますが実際はぼーとしててもたどりつくくらいです。



東京健康ランドまねきの湯







駅前からまっすぐ。有名な東京の一大健康ランドで、その名前だけなら知っている古い人も多いはず。招き猫をマスコットにリニューアル。大漫画喫茶も人気。

無色透明のメタケイ酸泉、しかし濃度が40以上と濃いらしい(値の基準がわからず判断不能)肌への影響はしょうじき不明、しかし圧倒的な浴槽の数と広さは平日でも人がよく来るのもわかる。ぶっちゃけ温泉ランドとして平日価格も高いし、設備は鄙びてるところもある。ただバブル入のバイブラ湯(無感湯になっている、30度台で体に最も負担がない湯)と、檜風呂の炭酸泉(人工だと思われるがここは水溶度が高く肌に泡が付かないのが特徴)そして外湯のメタケイ酸露天風呂は圧倒的湯治感で、都心でここまで平面積を使っている所はないのでは。吹き出しが色づいており内湯より外湯がわずっかに黄がかって見える気もする。またいつも思うがメタケイ酸の温泉(冷泉)は特有の匂いがあるように思う。。

無感覚湯が圧倒的だった。ほぼ一日浸かってられる。彫刻風呂の変わり湯もよい。温泉としては黒湯の重炭酸ソーダ抜き、というところで、異様な加熱もなくこっちのが落ち着くきもします。























駅を超えて歩いていきます。貴重な1キロ以上のウォークなので公園とか寺とか一之江境川親水公園の水路とか・・・なかなか風情のある水路脇に力石を整然と並べた神社が。日清戦争直前に築かれた船堀富士塚があります。ちょっと荒れてますが、むしろ修復したのだろう。












































どんど焼きの準備かな。









乙女湯

このあたりで有名な黒湯。近年リニューアルしたようで好評のほどが地元の方による混み方にあらわれる。近辺に無い地域にとっては助かる施設だし(コインランドリー含め)ここは他にない、有料サウナ専用洗い場に化粧室があるのが不思議。黒湯は半露天風呂だが天井がとても高く、横に階段があって二階サウナもあるよう。ここのなんとなく南国ふうの構造と風呂桶の広さ清潔さはとても気に入りました。

20センチ以上のほぼ感触のない黒湯で、それでも床に茶色くしみる。少し熱め。屋内もリニューアルデザイナーズ銭湯とまではいかないが合理的でよくできている。

別の道を戻ります。すぐ着きます。














あけぼの湯

温泉。メタケイ酸だろう、まねきの湯もそうだが僅かに黄色みを帯びることもあるが、基本透明すぎるくらい透明。特有の匂いがある気がするのだが超能力かもしれない。細長いエリアの床面を覆い尽くす内湯浴槽をじゃばじゃば通って露天に行くという温泉ランドのような面白い趣向で、ここもレトロだがそうとう凝った設計だと思う。客も多いが広いし洗い場と浴槽が完全分離するなど変な場所取りが占拠しにくくもある。なんといっても露天風呂。四角く区切られた壺型露天風呂と思いきや、ちゃんと空が抜け、露天風呂らしい露天風呂になっている、これはいい!泉質もツルツルしてすぐ肌がビニールみたいになるやつ。人気も頷ける。温泉ランドとしての施設、食堂等完備。感じの良いお店。

最も有名なのが以下。ここをラストにするのは正解です。そして、もうへろへろでした。体力も水分も足りない・・・冒頭のまねきの湯のじつは南そばです。






鶴の湯

ここは各種ガイドにも載るのにナビタイムで出ないとか謎。やや小ぶりの宮造りの重厚な銭湯内装をこざっぱり洋風にリニューアルした折衷様式の建物。このあたりでも銭湯は激減中だそうで、貴重な存在になっているよう。地元だとは思うが多様な人で混む。













黒湯とされるものの透明褐色というやつで無味無臭。だが黒湯特有の染み入るかんじと、成分由来のツルツルはある。床にヌルヌルは少し残る。屋内は宮造りで洋風リニューアルだから、しっかり張った天井から広さが損なわれるか、露天風呂がびっくり。大きな長方形の青空がしっかり見える岩の露天風呂。一部模造岩でなく庭石で使われる柱状節理の石が立てられている。慎ましやかにクリスマスの飾りも。この露天風呂はいつまでいても飽きない。風が丁度良く、湯がほどよく(熱も含めて強い湯は長居ができない)

バイブラ湯のように長々とぼーっとした。案外出入りの激しい屋内より居やすいかもしれない。黒湯を味わうには屋内より外が良い。屋内は電気と激しいバブルと高温でなんだかわからない。。船堀ではナンバーワンであろうゆでした。






駅まではすぐです。



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019/12/23日誌:昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ31(新奥沢駅→環八→玉堤通り→蓮沼駅→ゆ~シティー蒲田→蒲田駅)

2019年12月23日 | 東京温泉
蒲田駅近の温泉銭湯はいくつかありましたが現在、多分3軒くらいしかないと思います。ここは何十年前かによくいた近辺にあたり、他にも散在していたような・・・実用的に入った記憶もあります。線路を挟んで川向かいに工学院も近い。学生ユーザーや繁華街ユーザーが頻繁に来るエリアで、東京温泉と言えば、と昔はテレビでよく取り上げられたところの蒲田黒湯を象徴する場所なのですが、昔は古い黒湯銭湯だったような・・・そういうとこがいくつもあったのが、ここだけになり、ここはリニューアルして温泉ランド的な大きな施設になったので、名前から思い浮かばず今まで看過してきた。うーん、繁華街エリアは20年あまり前では既に不景気であり再開発エリア隣接でむしろ若干盛り上げてるようでそこまで変化してない気もしてて、ユーザー数は減ってないとは思うんですけど、ここ、既にリニューアルされてたんでしょうが、独り勝ちで他を淘汰したとかじゃないよな。

グーグルマップではこのコース。実際は南側の環八から行きます。

ウォーキング的にはつまんないですw幹線沿いは蒲田温泉行のウォーキングコースとまったく同じ(久が原のコースリベンジの経験で、グーグルマップだけが提示する環八より内側の通りを使う最短ルートは迷いそうなので止めました)。環八をひたすら歩く毎日です。正直、歩けば歩くほど遠くなる気がする。ジョギングでもありますよね、コースに慣れると先読みできるのでかえって「まだここなんかい」が頻発する現象。矢口渡駅手前で逆方向に分けますが、これは池上の方向でさほど桜館と離れておらず、さらにその先は東急池上線の蓮沼駅、蒲田駅から一駅。はすぬま温泉の駅ですね。蒲田からは行きやすいけど、この逆方向からになると女塚神社の東側をすすみ唐突に工学院の正面を横切って地下道で線路を渡って、そこから道が狭くなると繁華街内に入り、そんなにでかい繁華街ではなく左折して川に直面すると向こう岸に

「ゆ」

はいこれでルートは説明しました。ちな、右折直進するとほぼJR蒲田駅前です。

正覚院
































黒湯透明度5センチ弱。少し塩味とあるが感じない(金属の味)濃い黒湯。成分上の話だと思う。僅か砂状成分&ヌルヌルが底にあるが、ほとんどは溶け込んでしまったようなかんじ。効果はツルツルのほうがやや勝る。温まるし蒲田近辺の泉質の良さを実感させるものの、壺型半露天風呂の浴槽一つ(といっても5人まで入れると思う)だけで、あとは凝ってはいるが白湯です。駅そばで大変人気のある銭湯(つまり高齢者をはじめ地元色の強さ(ちょっと強いかなー)に加え学生や得体のしれない繁華街メンバーや蒲田を旅の拠点とする余所者や流浪の銭湯好きも早くから多く来る)ゆえ、そういう雰囲気を好まない人には向かない。誤解なきように店の方は良い感じです。リニューアルはしているとおもうが、銭湯を「磨く」方についやし、デザインはイマドキ風に新しくはしてないのかな。立体的なジャグジーは面白いし打たせ湯もちゃんとした設備だが、タイル地の従来の風呂場をもつスーパー銭湯、と思ってるといいです。内湯エリアは明るいので暗いの苦手派は向く。













蒲田駅周辺もだいぶ黒湯銭湯が減ったように思う。湯の状態をここはよく伝えていると思います。

おしまい。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする