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湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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☆ショスタコーヴィチ:交響曲第9番

2017年12月30日 | ショスタコーヴィチ
○チェリビダッケ指揮ミラノ・イタリア放送交響楽団(ARKADIA)1967/2/17live・CD

この時代は過渡的な時代であったと想う。振ったオケの影響だろう、70年代に大きく変貌をとげ、更にドイツで今のイメージが確立した、と考えればこのころは比較的特長が薄く、どっちつかずの時代であったと言えるかもしれない。個人的に俊敏なドイツ指揮者の演奏は好きなのでそのスタイルに沿った、しかもけっこう音もいいこの録音には惹かれるところはあるが、和声を磨き抜く以外の特徴というとドイツの職人的な巧さのような部分しか指摘できない。ドイツのショスタコ、というのも独自の世界があり、東西でも違うし、東側にしても「遅いテンポで雄大かつ透明にえがく」というやり方が通用していたわけだが、その意味では「早いテンポで比較的重みをもって壮大に表現する」チェリの指向は面白い部分はあったと言える。人によってはとても楽しめると想う。

※2007-02-11 15:08:27の記事です

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