
○トスカニーニ指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団(RICHTHOFEN:CD-R)1946/6/15ミラノlive
トスカニーニのショス1は他にもあるがイタリアオケの生気ある演奏として特筆すべき記録である。実際、アメリカオケのものに比べ「音楽がリアル」で、録音は極めて悪いものの精度も高く聞き応えがある。というか、NBCでは無味乾燥な演奏をなしていたトスカニーニがここではちゃんと「ロッシーニの紛い物」として、面白く演じているのは驚くべき発見である。
ただ、これ、一楽章は冒頭を欠き、二楽章にいたっては冒頭しかない。計6分50秒、これのためにこの盤を買うのはどうかというところだが、海賊的裏青にしては良心的価格なのでまあ、他のトラックと合わせ技では許されるといったところでしょう。
※2008-12-26 23:26:49の記事です