湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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☆ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第5番

2016年11月26日 | Weblog
○バルビローリ指揮ハレ管弦楽団(DUTTON他)1944/2/17・CD

耽美なステレオ盤よりこのダイナミックな旧録のほうが私は好きだ。ヴォーン・ウィリアムズの牧歌的なイメージをそのまま具現化したような同曲に対して、当時ライヴで強引な演奏を繰り広げていたバルビローリは、起伏の大きく感情の赴くままに歌いまくる演奏をやってのけている。3番の繊細な音楽であれば壊してしまったかもしれないが、しっかりした構成と叙情性のバランスのとれた5番を選んだのは正解だ。とにかく歌、歌、歌、カンタービレ!音が悪いので(ダットンはリマスタリングで残響を付加しているが、それでもなお)想像力をもって聴いてみてほしい。このヴォーン・ウィリアムズの一番の人気交響曲(日本でもプロアマ最近けっこうやられている)、聞いた事がないならハンドレーやトムソン、ボールトで予習してから聴いてください。バルビがいかに荒れ狂っているかわかるでしょう。聞けば聴くほど面白くなってくる演奏。バルビのRVWは当たり外れ大きいが、これは当たり。LPのほうが音はよかったような気も・・・。,
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