○スヴェトラーノフ指揮スウェーデン放送交響楽団他(weitblick)1994/9/3live・CD
基本的な解釈はスタジオ盤と同じ。おっそいなあ、という楽章は遅いし、繊細すぎやしないか、という楽章は繊細の極み。だがスタジオ盤よりも緊張感があり、1楽章など重量感が迫力に昇華され、重すぎることはなく重戦車のような響きを堪能させる。リアルなロマンチシズムと細部まで透明感ある繊細な響きという点では終楽章。旋律にはロマンチシズムを残すが全体の響きはモダンな面をしっかり浮き彫りにしている。ブラスとティンパニの激しい扱いのみが取沙汰される人だがこの高性能なオケでは弦や木管に要求されている細かい動きがきっちり仕上げられているのもいい。なかなかの演奏。但し、ライヴなりの羽目を外したような解釈を期待したら裏切られよう。
※2013/11/18の記事です
基本的な解釈はスタジオ盤と同じ。おっそいなあ、という楽章は遅いし、繊細すぎやしないか、という楽章は繊細の極み。だがスタジオ盤よりも緊張感があり、1楽章など重量感が迫力に昇華され、重すぎることはなく重戦車のような響きを堪能させる。リアルなロマンチシズムと細部まで透明感ある繊細な響きという点では終楽章。旋律にはロマンチシズムを残すが全体の響きはモダンな面をしっかり浮き彫りにしている。ブラスとティンパニの激しい扱いのみが取沙汰される人だがこの高性能なオケでは弦や木管に要求されている細かい動きがきっちり仕上げられているのもいい。なかなかの演奏。但し、ライヴなりの羽目を外したような解釈を期待したら裏切られよう。
※2013/11/18の記事です