湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

グラズノフ:バレエ音楽「お嬢さん女中」抜粋

2017年06月11日 | Weblog
マルコ指揮フィルハーモニア管弦楽団(SLS他)1950/12/9・CD

グラズノフのバレエ音楽というと四季となるだろうが、グラズノフ自身の作風がはっきり現れかつ一定のボリュームを持つ、完成度も訴える力も強いのは「お嬢さん女中」ということになるだろう。ロシア五人組ならびにチャイコフスキーの後継として総括、さらに復古的な佇まいを持たせ、その確固たる地盤のうえにグラズノフ自身の癖が悪い方に出ず構成されている。このSP片面の短い抜粋だけとっても四季には無かった古典回帰志向とグラズノフの個性の刻印が見て取れる。マルコも当代一流録音オケの力でグラズノフの真価を問う。勢いのある演奏。
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« グラズノフ:バレエ音楽「四季... | TOP | グラズノフ:バレエ音楽「ライ... »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | Weblog