○クーセヴィツキー指揮ボストン交響楽団(DA:CD-R)1946/3/9live
快演で、この若干脇の甘い曲を引き締まったオケによりきびきびと演じている。トスカニーニが比較的よくやった曲だが、なにせオケが違う。ボストンは寄せ集めNBCオケなどと違う。合奏のボリューム、大きなデュナーミク、響きの底深さ、2楽章など曲が緩いのでどうしても弛緩して聴こえてしまうものの、両端楽章の迫力は十分に買える。身の詰まった演奏。冒頭テープヒスが痛ましいなど悪録音だが、○。
<カバレフスキーについて>
ソヴィエト社会主義レアリズムの象徴。体制迎合的な作曲家の中でも最も才能に恵まれ、作風は必ずしも伝統的民族主義には留まらないモダニズムの後波も残しているものの、極めて平易な管弦楽曲の数々で世界中の子供の運動会に貢献した。大規模な歌劇や歌曲でも名声を博し「レクイエム」の自作自演録音は有名。ミャスコフスキーの弟子であることは知られているがゴリデンヴァイゼルの弟子でもあり、ピアノ協奏曲は技巧的バランスにすぐれ今も演奏される。
カバレフスキーといえば運動会の定番、道化師のギャロップ。コンドラシンの名盤で。
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コラ・ブルニョン序曲。敢えてトスカニーニ盤。
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トスカニーニのカバ2>
1942/11/18LIVE
協会盤(1942LIVE)
1945/3/25LIVE
その他指揮者のカバ2>
ラフミロビッチ
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