石北峠には雪が降りました。積もりました。日中の気温は7度・・・雨も・・余りの寒さに午後のシャンソン終わってすぐ戻りました。
今日の講座は「小説に描かれた北海道」と題して
明治維新以後の北海道は「内国植民地」と位置づけられ土地払い下げ規則が制定されると、華族、薩摩出身の有力者は温暖で農地に適した場所を確保、有島武郎の父は薩摩のつてで札幌農学校の息子に狩太の100万坪の土地を送りました。明治の道庁は黒田清隆依頼、薩摩藩主が君臨、サッポロビールの創始者も薩摩藩の上級武士であったとか、しかし大正の関東大人震災により食料、人口問題を抱え移住を奨励、場所は7割以上が根釧原野、土地の条件は最悪、日照時間が短く、泥炭地帯、火山灰地悪条件が、その開拓経験者に取材小説が開高健さんの『ロビンソンの末裔』、
国木田独歩は愛人との理想生活を実現するために空知に土地をもつことにしたが愛人の同意を得ることができず断念したものの北海道描写は北海道の文学に多大な影響を与えたと言われています。
北海道を描いた小説家は多く私たちの知っているだけでも、三浦綾子さんの『塩狩峠』、原田康子さんの『挽歌』、池澤夏樹さんの『静かな大地』、乃南アサさんの『地の果てから』、渡辺淳一さんの『阿寒に果つ』、吉村昭さんの『赤い人』、山田風太郎さんの『地の果ての獄』など北海道には数多くの小説家がいます。
皆さんの小説も改めて読んでみたいと思いました。