1回目は平成8年4月習得、今回AEDの普及に会員全員が改めて講習会を開きました。16年ぶりでしょうか登録番号も23973号から234033号20万人近い人が今までに講習を受けたことのなります。
AEDという言葉を聞いたことがあると思います。このAEDとは、「自動対外式除細動器」のことを言い、病院系のドラマなどで、医師が機械を手に取り、電気を流し意識のない患者に電気ショックを与えているシーンをご覧になったことはありませんか。あの機械のことをAEDと言います。
今までは、このAEDを使えるのは、救命救急士の資格保持者や医師に限られていました。しかし、2004年から、私達のような一般の人も使用することが認められたのです。
その理由としては、心臓病で突然死している方が、現在の日本では年間に数万人もの方おり、心臓病で突然死している方が救急車の駆けつけてからAEDによる治療開始では、対応が遅い場合などがあります。止まりかけた心臓は早ければ早いほど、回復する可能性が高いと言われている中で、救急車を呼んでいる間に居合わせた人たちで、AEDによる処置が施せたらもっと多くの命を救えるのではないかと、一般人の使用が法律で認められたのです。
AEDの操作自体は、一般人でも簡単に使用できるように作られていますとは言え、人の命を左右すること、使用するにはある程度の知識が必要だと思います。昨日は3時間、出血時の手当て、AEDが到着するまでの心肺蘇生法、反応の確認、助けを求めるタイミング、救急車ではなく119番とはっきりとお願いすることなど、救急車は早くて6分かかる、それまでの人工呼吸などお互いに、ボディを使って練習、最後にAEDが到着したらと・・AEDの電源を入れあとは音声に従って行動する。電極パットなど初めて見る方は戸惑うことでしょう。やはり毎年1回は再講習を受けることができれば、自信が付くのでは思いながら・・AEDも2~3年で新製品に代わっているようです。
一人は心臓マッサージ一人は心臓マッサージは30回と人工呼吸2回、それをAEDが到着するまで繰り返す、汗だくです。
AED到着後心臓マッサージをしながら傷病者の衣類を開き、腹部を露出してAEDの操作・・音声に従って電極パットを貼っていきます。
一般人の使用が認められた事によって、もしかしたら、明日にでも使わなくては、いけない現場に居合わせることになるかもしれません。そして、一つの命が助かるかもしれません。この機会に、AEDについてのもう一度考えてみる良い機会となりました。