漬け物の時期になると、友から大根が届きます。今年は余り良い出来ではなかったと言いながら11本も届きました。毎年一番簡単なサワー漬けを漬けています。大根を洗い4分の1、取りだしやすい大きさにカット、樽の中にビニール袋を入れ、その中に大根の3%の塩、砂糖ざらめ500g、酢カップ2、400gを混ぜ、大根の中に入れていくだけ、あとは重石をして1ヶ月、美味しいサワー漬けが出来上がります。
今までは、たくさんの漬け物を漬けていました。ニシン漬け、白菜、かぼちゃ漬け、ブドウ漬け、ショウゴインの粕漬けと、しかし今、食べる人も居なくなったばかりではなく、温暖化すぐ酸味がついてしまいます。寒い雪の中に置くので、バリバリと氷の張ったハクサイなど、暖かいストーブを囲みながら食べるのは最高・・・しかし塩分控えめ、従って、すぐ酸味が付いて急いで食べなくてはなりません。
漬け物は、すでに縄文時代に海辺に住む原住民がカメに海水をいれてそれに山菜を漬ける事から始まり、その後、海水から塩を取ることを覚え、食べ物の保存として重要な役割を果たすようになったと言われます。
世界中には色々な漬け物があります。欧米ではピクルス、サワークラウト(レストランでソーセイジなどの付いてくる酸っぱいキャベツ)アンチョビなど、中国はザアサイ、韓国はキムチとこれらは比較的保存のきく便利な食材、漬け物の基本は塩漬けや、ピクルスのように塩漬けしてから酢漬けする、数多くの漬け物があります。
日本古来のたくわん、どの家でも大根のスダレ干しがみられましたが今、家庭で漬け物を漬ける家も少なくなり、その風景を見ることが出来なくなりました。
私の漬けるサワー漬け、酢で漬けますのでピクルスのような物でしょうか。毎年家で食べるより、ご近所やサークルの集まりに持参、欠かせない我が家の一品になりました。